子どものゲームハマりが気になったら

 あるラジオ番組で、子どもが家にいる機会が増えている今、ゲーム障害の話題もあるので、子どものゲームが心配になっている保護者の方もいる。何かメッセージを、とのことでした。そんな折、児童精神科医のafcp先生が、大湫(おおくで)病院の関正樹先生の「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部セミナー)を紹介しているのを見つけました。
https://twitter.com/afcp_01/status/1240240597589344256
https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/media/movie/2020/03/post-14.html
 ごちゃごちゃいうより、このセミナーの受け売りをするのがもっとも役立つと思ったので、セミナー中の、子どものゲームが心配なときの対処法をざっくりと紹介します。詳細は上記を参照してください。よしの病院の河本泰信先生の両価性の処理、欲望の単一化を目指すギャンブリング障害対応ともよく似ていると思いました。説教は基本役に立ちません。というか説教でOKな話だったら、そもそも問題は生じていません。

1)子どもがどんなジャンルのゲームにはまっているのかを知る
2)できれば一緒にプレイしてみる
  ゲームにも種類があります。カードバトル系なら課金をしない限り飽きは早いですし、シューティング系はスキルが必要なので落ちこぼれます。多人数参加型オンラインがリスクが高いといわれますが、その分面白いので一緒にプレーすると、ハマる理由、ヤメ時の提案がしやすくなります。面倒なのは無理やり我慢してゲームをしてこなかった親で、自分の我慢を子に押し付けがちです。
  自分が好きなことを知りもせず批判されたら相談する気になるでしょうか?一緒に遊んでみないと、その魅力も魔力も、魔力にあがなうすべもわかりません。ここで押さえておいてほしいのは、魅力・魔力はゲームの開始継続の要因であっても、障害化(臨床的に意味ある機能的障害や苦痛にいたる)の要因ではないことです。これがイコールになるとすればゲームユーザーはほぼすべてゲーム障害になります。

3)お子さんが好きなゲームの区切りポイントを知る
  クリアのあるゲームばかりではない。いい区切りポイントを知らないと役に立たない、軋轢を生むだけのルール、約束を作ってしまう。
4)ゲーム以外の楽しいことを探す
  結局ここがだいじだが、勉強や生活に楽しいことがあふれているわけではないことは思い出しておいた方がいい。日常に生きがたさを感じていればなののこと。

そのために、
5)お子さんがハマっているゲームのよいところを三つ上げる
  自分が好きなことを批判する人とあれこれ相談する気が起きるわけがない
  ここを本気で思えることがだいじ。ギャンブリングでも同様の手順を河本先生は提案している。
6)お子さんのプレーヤータイプを知り、ゲーム以外の楽しいこと探しに役立てる
  相手を倒したり、やっつけたりが好きなキラータイプ
  アイテムやスキルアップが好きなアチーブタイプ
  発見や物語性を好むエクスプローラータイプ
  仲間や認められることを求めるソーシャライザータイプ
  ゲーム以外の楽しみにもタイプが現れがち。

だめなこと。
1)ゲームは悪いからやらせない、という姿勢
2)現実的でない約束事やルールを作ること
3)ゲーム中に「おしまい」と唐突に言うこと
4)コントローラーを隠すこと
5)宿題をしないのをゲームのせいにすること
  宿題の中に喜びを見出すのがだいじ。努力またはその芽を誉める。机に座っただけでほめる。3分続いたらほめる。
6)ゲームのし過ぎの罰で勉強をさせる
  勉強が罰となり嫌いになる
7)属性を生かせる楽しいことを探す
  大人も自分の属性を知り、楽しいことを探す。子どもの属性は多く親の属性。

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