子どものゲームハマりが気になったら

 あるラジオ番組で、子どもが家にいる機会が増えている今、ゲーム障害の話題もあるので、子どものゲームが心配になっている保護者の方もいる。何かメッセージを、とのことでした。そんな折、児童精神科医のafcp先生が、大湫(おおくで)病院の関正樹先生の「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」(信州大学医学部附属病院子どものこころ…
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「日本の直近1年間のギャンブル障害疑い率は突出して高い」などということはない(SOGSによる)

 もうそういう報じ方をすることはないだろうと思っていたが、大手新聞社が「日本のギャンブル依存は突出して多い」などと、一時流れた情報(「ギャンブル等依存症の実態把握に係る平成28年度予備調査の概要、参考資料②」)だが、現状否定されている、少なくともそのような論文が存在する数字を並べて論じているのを見かけたので記載する。  今時、SOGS…
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感度、特異度をめぐって

 感度50%か。PCRなら感染していない人を感染しているとみなす場合は混入くらいしかないだろうから特異度を99%にすると、人口100万、真の感染率3%、で全数調査すると、間違って感染とみなされる人が9700、間違って感染してないとみなされる人が15000。正しく感染とみなされるのが15000人。でどうする、が政治判断。まずは数値を目の前…
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ストレスによる白髪化のメカニズムの一部が明らかに

 ストレスで白髪になるといった経験話や逸話は山のようにあります。しかし、ストレスと白髪化をつなぐメカニズムは十分に分かっていませんでした。  ハーバード大の Hsu YC らはそのメカニズムを探るべく、ストレス→コルチゾール分泌、を促す副腎を除去しました。しかし、白髪化はきなくなりませんでした。ストレス→免疫系によるメラニン細胞攻撃、…
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得体のしれない恐怖を恐れる仕組み、相手を思いやる仕組み、バッシングの仕組み

 人の脳には偏桃体といって、恐怖や不安にかかわる部位があり、未知の病や得体のしれない恐怖に対して、逃げ出す、戦う・排斥する、フリーズする、といった反応を生み出します。アジア人排斥などで働く脳部位はここです。  なぜそのような反応をする仕組みが脳にあるかというと、そういう働きの強い人の方が感染症などに結果としてかかりにくく、生き残り確率…
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意識は相当に視床内部の外側中心核が関与するらしい、しかも50Hzが重要らしい

 意識が視床と皮質との相互作用に依存していることが示唆されています。しかし、その回路がどうなっているのか、どのニューロンがどのように寄与するかは不明です。  そこで、覚醒中、睡眠中、麻酔下のマカクについて、視床内部の外側中心核(CL)と前頭皮質、頭頂皮質の各層の活動を同時に記録したそう。その結果、視床および深部皮質層のニューロンは意識…
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環状RNAの減少が統合失調症や双極性障害での認知的柔軟性の障害にかかわるらしい

 統合失調症と双極性障害、さらには発達障害には遺伝的共通性が指摘されています。  ↓はここに環状RNAの関与があるという研究。  環状RNA(circRNA)は哺乳類の脳に豊富に含まれています。この研究では、Homerタンパク質ホモログ1(HOMER1)に由来する、前頭皮質に豊富に発現するニューロン濃縮circRNAであるcircH…
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ギャンブル障害、ゲーム障害での対応を数的バランスでどう考えるべきか

 以下はギャンブル等依存症にかんする議論だが、ほぼ、ゲーム障害にも当てはまると思われる。  ギャンブル等依存症対策法でのギャンブル依存症の定義(1)は、国際疾病分類ICD11(2)に近い。すなわち、DSM-5での9項目を動機、行動、結果に分ければ、行動のうちのコントロール障害と結果を問題視ししたもので、項目反応理論による分析ではほぼ重…
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ゲーム依存症対策関係者連絡会議の資料を読むうえでの留意点

厚生労働省は、ゲーム依存症対策関係者会議を開催するそうで(2月6日)、その際の資料を公開しています(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09255.html)。 ざっと見て、おさえておいた方がいい点がいくつか目についたので、ツイッターで連投しました。 以下です。 資料について連投します。①p4,5…
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飲酒量が1月でビールロング缶分増えれば、脳が7日ほど老いるらしい。1日1パック1年の喫煙で11日老いるそう。

 南カリフォルニア大のArthur W. Togaらは、機械学習とMRIを用いて、英国バイオバンクにデータ登録されている45~81歳の被験者(合計17,308人)の相対脳年齢を決定したそう。  まず、トレーニングセットの被験者(n = 5,193)から、脳全体の解剖学的測定に基づいて相対脳年齢を取得するための統計モデルを決め、評価セッ…
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脳にとって、鉄、だいじらしい。

 脳にとって鉄は重要です。酸化代謝、髄鞘形成、神経伝達物質合成など、脳機能の複数の側面に鉄は不可欠だからです。実際、大脳基底核の鉄濃度は、老化や認知障害の神経変性障害と関連していることが知られています。しかし、思春期における脳の鉄濃度と発達、認知との関係はあまりよく理解されていません。  そこで、最初の訪問時8〜26歳の922人(M …
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血清コレステロール高値は肝がんの抑制に役立つらしい

 コレステロールは生活習慣病とかかわり、低値がいいと考えられがちですが、いわゆる善玉コレステロールは多い方が望ましいですし、男性ホルモン、女性ホルモンはコレステロールです。またストレス関連物質コルチゾールは活性化物質でもありますが、アンチストレス物質のDHEAともどもコレステロール由来です。  ↓はさらに肝がんの抑制に血清コレステロー…
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ストレスで白髪化が加速するのは、ノルアドレナリンによるメラノサイト幹細胞の特殊化ゆえ

 白髪化の原因として、MITF遺伝子の減少が指摘されています。MITF遺伝子はメラノサイトで発現し、メラノサイトやチロシナーゼを活性化、メラニンの産生を促し、白髪を黒髪化します。そのMITF遺伝子が減少すると白髪化が進むわけです。  ↓は、ストレスと白毛化の加速についてそのメカニズムを明らかにした研究。毛の色素の喪失には、上記のほか、…
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ゲーム時間がゲームの制御不全や心理的問題の原因というわけではないらしい

ゲーム時間は、ゲームの制御不全や心理的な問題と相関するが、ゲーム時間が制御不全や心理問題の原因ではなく、フラストレーションを抱えていることがゲーム時間を長くし、心理的な問題を生み出しているらしい。ゲーム依存を訴える医療関係者や施策を検討する人々はこの因果の逆転に注意を払うべきだ。 Investigating the Motivatio…
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中高年期の肥満は認知症のリスクだが、運動不足は認知症の結果かもしれない。

 WHOの2019年、認知症及び認知機能低下予防に関するガイドラインでは、運動や禁煙、地中海食やバランスのいい食事、認知的トレーニング、過体重や肥満への介入、糖尿病、高脂血症への介入などが推奨されている(https://higeoyaji.at.webry.info/201907/article_7.html)。一方で、運動不足や食事内…
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コカイン使用障害におけるオキシトシン効果は、性別とトラウマ体験の有無で異なるらしい

 依存症には自己治療仮説がある。何かに依存するのは、こころや体の痛みやストレスから逃れるためで、たとえばトラウマの疼きを自己治療するように薬物等を使用するといったものです。脳でいえば、単に腹側被蓋、側坐核、線条体、腹内側前頭前野といった快感系に出来上がったニューラルネットワークが問題なのではなく、痛みにかかわる島皮質や、嫌悪にかかわる偏…
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ゲーム依存やぱちんこ依存の予防に役立つと思われる質問

 われわれの調査では、ぱちんこ依存では「自由にしていい時間で遊ぶ」「上限を決めて遊ぶ」といった健全なぱちんこ遊技の仕方にかかわる質問項目を含めて、依存得点を予測する式を作ると、こうした「健全ぱちんこ項目」の影響(寄与)が遊技量(頻度、時間、負け額など)をはるかにしのいで強くなる。  依存得点の項目には、やめようと思ったが失敗した、など…
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父親のde novo変異と自閉スペクトラム障害

 父親の染色体に生じるde novo変異(親から受け継いだ変異ではなく、ある個体において新しく発生した変異)は、自閉症のリスクで受胎時の父親の年齢と相関することが知られています。そのため、将来の妊娠を避けることを選択する場合がありますが、親の性腺のde novo変異がどういう影響をするのかは十分に理解されてはいません。  そこで、子孫…
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医療情報の読み方(ギャンブル障害の一例)

「ギャンブル等依存症を予防するために」平成31年指導参考資料より   こういう症例研究や体験談を読むときには、アルコール使用障害についてのDSM‐5の次の記載などを踏まえてほしい。 「治療を受けに来る人達が典型的には長年にわたる重度のアルコール関連問題を抱えているという事実から、しばしばアルコール使用障害が手に負えない障害であると誤…
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うまく描くとは、しっかり見て(想像せず)描くことなのかもしれません。素人ほど想像してしまう。

見ているものをどう捉えるか(conscious perception)は脳の視覚野(visual cortex)ではなくより高次の脳領域・前頭皮質(前頭葉)が担うことがしられています。 Neural Correlates of the Conscious Perception of Visual Location Lie Outsi…
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遊技障害⇔認知のゆがみ、ぱちんこにおけるギャンブル障害に及ぼす認知のゆがみ

 新たに開発した「パチンコ・パチスロ版認知の歪み尺度」を用いて、パチンコ・パチスロに関する8つの「認知の歪み」を取り上げ、それらがパチンコ・パチスロ遊技障害に及ぼす影響について3回にわたる縦断調査を計画し、現在2回目の調査を終了した。これまでの調査結果からは、8つの「認知の歪み」のうち、次のような4つの「認知の歪み」が遊技障害に影響を及…
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老化は4歳、60歳、78歳で急速に進む。。。。。

 ↓の研究のTony Wyss-Coray は2014年に若者の血液を輸血すれば老齢ネズミの体や脳が若返ることを示しています(https://higeoyaji.at.webry.info/201405/article_4.html)。このことは血液の加齢に関連する分子変化が加齢への新しい洞察を提供できるという仮説を支持しうるわけで、今…
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GDF15が体重やエネルギーバランスへのメトフォルミンの作用を修飾する

 メトホルミンは糖尿病の薬として世界で最も用いられています。その効果の60%強はメトホルミンの体重減少効果によります。しかし、メトホルミンがどのようにして体重を減らすのか、そのメカニズムはよくわかっていません。  ↓は分化増殖因子のひとつ、GDF15がメトホルミンの作用を媒介するという研究。GDFではGDF11が若返り因子として注目さ…
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中年は一日10分の運動で言語記憶が良好?

 認知症の予防や認知機能低下予防に、WHOは運動を強く推奨している(https://higeoyaji.at.webry.info/201907/article_7.html)。また米国保健福祉省(HHS)は健康のため運動を推奨しているがそのガイドラインでは週150分の運動を推奨している。またある程度の強度ある運動を推奨している。  …
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人の意見を聞き入れるのは、同じような意見の時だけらしい

 人は意見を持つとその意見に固執しがちです。その脳的メカニズムの一端は玉川大の出馬先生らによって明らかにされています。いわゆる「すっぱいブドウ」効果です。  出馬先生らは大学生男女20名にMRIスキャンをしながら160種類の食べ物(コンビニエンスストアなどで売られている商品)に対する好みの度合いをひとつづつ回答してもらいました。すると…
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快感を思い出しているときにケタミン注射で、飲酒量抑制。ギャンブリング、ゲーミングでも???

 世の中の人は、記憶は思い出すたびに強化されると思っている。それが復習。実際、復習によって忘れる速度が低下していき、長期記憶化しやすくなることは古くから知られてきた。しかし、記憶の固定(定着)過程はもう少し複雑で、実は、記憶は呼び起こされたとき不安定化する。それから新しい情報も取り込みつつ再統合、固定がすすむ。  そしてこのプロセスへ…
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子どもたちはおおむね望ましいゲーム時間を知っている?

 久里浜の予備調査によれば平日のゲーム時間は、1時間未満が40.1%、1~2時間が27.1%、2~3時間が14.6%、3~4時間が9.0%、4~6時間が6.5%、6時間以上が2.8%でした(https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document15.pdf  https://www.ncasa-japan.jp/…
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PM2.5はアルツハイマー様脳変化および記憶障害を促進しうる???

 最大2回の脳スキャンを5年間隔で受けた73〜87歳の998人の1999年~2010年の女性のデータを使用した研究。  脳スキャンでは、アルツハイマー病の人々の脳スキャンによって機械学習されたプログラムを作成、アルツハイマー病の脳パターンとの類似性に基づいたスコアを算出。女性たちはCalifornia Verbal Learning …
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超長寿者の免疫力はCD4陽性キラーT細胞が支えている?

 T細胞は、他の免疫細胞を助けるCD4陽性ヘルパーT細胞とがん細胞などを殺すCD8陽性キラーT細胞に分類されます。しかし、理化学研究所の橋本先生らの研究によれば、110歳以上のご長寿の方では、通常はないCD4陽性キラーT細胞が特異的に増加していたとか。  彼らは、110歳に到達したスーパーセンチナリアン7人と50~80歳の5人から採血…
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ネアンデルタール人にとってかわったのは伝染病の拡大にともなう免疫問題ゆえ?

 現代人につながるクロマニョン人が先行するネアンデルタール人にとってかわられたことはよく知られています。その要因として投擲具がかかわったとする考えも流布しています。またこの淘汰を通して両者の交雑も行われ、現代人にネアンデルタール人の遺伝子が数パーセント残っていることも報告されています。  ↓はこのとってかわりに免疫遺伝子の獲得の有利さ…
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当り前ですが、「暑さ指数」でいう〇℃と、温度の〇℃は違います。

 マラソンや競歩の札幌開催をめぐって、ドーハと東京の「暑さ(指数):WBGT」が極めて近いとの指摘があり、「暑さ指数」に注目が集まっています。  知っている人には当たり前な話ですが、暑さ指数での℃と、温度計の示す℃は違います。ざっくりいって「暑さ指数」の〇℃の方が、温度計の示す〇℃より、はるかに危険です。  たとえば、運動が原則禁止…
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アルコールの飲みすぎで脳が萎縮するのではなく、脳が小さいとアルコールの消費量が多くなる???

 アルコール使用障害(いわゆるアルコール依存)での脳の萎縮が古くから報告されてきました。しかし、これらの報告はいわゆるワンショット研究(横断的研究)で相関関係は示せても、因果関係は示せません。つまり、アルコール消費が脳萎縮を生むのか、もともとの脳の小ささがアルコール消費量を増すのか、はたまたその相互作用なのか、これまでの研究スタイルでは…
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医師の確信が痛みを低減する

 プラセボ効果を防ぐために、薬品の効果実験などでは二重盲検法を使います。患者にも医師にもどちらの薬が偽薬かわからないようにして投与するのです。↓は医師がその薬は効くという確信を持っていると、それが表情に現れること、また、患者も痛みのレベルが低下し、表情に痛さが表れにくく、皮膚の反応も異なっていたそう。 Socially transmi…
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腸内細菌が脳に影響するメカニズムの一端が明らかに

 哺乳動物では微生物相の組成変化が発生や代謝、免疫細胞機能などに影響を与えることや、複数の疾患への抵抗性やかかりやすさと関連することが知られています。また社会的活動やストレス、不安関連反応などの調整にもかかわることが知られています。しかし、そのメカニズムは明らかではありません。  そこで、↓の研究では、微生物相をなくしたり減らしたりす…
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ノンレム睡眠時、忘却と記憶の定着が生じる

 睡眠は、記憶の固定と忘却の両方に関係しています。↓によれば、このバランスはδ波(delta wave)と徐波(slow oscillation)によって演出されており、紡錘波とδ波が出会うと忘却が促され、一方で徐波(slow oscillation)と紡錘波が出会うと記憶の定着が起きるのだそう。睡眠時には忘却が主であるが、その中で、徐…
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おお、とうとうアミロイドβをターゲットとした認知症治療薬が承認されるのか?

 アデュカヌマブはアミロイドβの除去によってアルツハイマー病の進行抑制を目指した薬だったが、第3相試験の無益性解析(ある段階のデータ量から有効性が見込めるかを推定する解析)で効果が見込めず、実験の中止を発表した薬。  1638人と1647人を対象に18か月の投与試験を行い、1748人のデータについて無益性解析を行ったところ、効果が認め…
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サッカー選手は認知症など神経変性疾患による死亡率が高い(スコットランドの研究)

 アルツハイマー病などの認知症やパーキンソン病などの神経変性疾患は強いコンタクトを伴うスポーツ選手で多いことが、アメリカンフットボールなどで報告されています。しかし、サッカーでどうなのかは明らかになっていなかったそう。  そこで、後ろ向きコホート研究を実施。7676人の元プロサッカー選手(スコットランド選手のデータベースから特定)と、…
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遊技障害で問題となる認知の歪みは「勝ちの効果の過大視」「問題認識の歪み」か?

以下、堀内ら、パチンコ・パチスロに関する認知の歪み尺度の信頼性・妥当性の検討-パチンコ・パチスロ問題に対する認識に関する2種類の尺度の作成-、IR*ゲーミング学研究 (15) 1-11 、2019より抜粋及びまとめ。  従来のギャンブリング研究において、 ギャンブリングに対する認知的な歪みを持っていることが問題のあるギャンプリ…
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神経興奮を抑制する仕組みが長寿を促す?

 転写抑制因子RESTは神経興奮を抑制する。そしてRESTオルソログ(遺伝子重複)の機能喪失変異は、神経興奮を上昇させ、長寿命のdaf-2変異個体の線虫の寿命を短縮したのに対し、RESTオルソログの過剰発現は、野生型線虫個体の寿命を延長したそう。また、脳でのREST遺伝子の条件的欠失は加齢マウスの大脳皮質の活動やニューロンの興奮性を上昇…
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歩行速度は体や脳、そして見た目の若さとかかわり、3歳時点での知能や運動機能が中年時点での歩く速度と関連

 歩行速度は、高齢者の機能低下や死亡リスクとかかわることが知られていますが、人生の早い段階での歩行速度に関連する要因、およびそれが中年期に与える影響についてはほとんど検討されていません。  そこで、↓の研究では、45歳までの参加者(2019年4月まで)を観察したニュージーランドの1972年から1973年の出生コホートのデータを解析。 …
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災害時のストレス対応

 災害や大事故、テロなどが起こったとき、厚生労働省のガイドライン(https://www.ncnp.go.jp/nimh/pdf/saigai_guideline.pdf)によれば、住民の約20%に広い意味でのPTSD(心的外傷後ストレス障害*文末に説明)が生じるが、約80%は自然回復するそうです。しかし、災害等の体験後、半年から1年以…
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自閉傾向がある場合、ゲームの健康効果を阻害するかもしれない

 脳の動機づけネットワークは前頭前野、報酬系、島皮質などからなり、やる気にかかわるほかいわゆる依存にもかかわります。  ↓は健康的なゲームユーザー(インターネットゲーム障害とは認められないユーザー)で、動機づけネットワークでの神経接続がうつスケールや自閉スケールの影響を受けるのかを調べたもの。119人の健康的なボランティアで安静時MR…
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乏しい食事をしているうつ的な若者は、3週間の食事改善でうつ状態を改善しうる

 乏しい食生活、すなわち、果物、野菜、魚、赤身の肉が豊富でない食事が、うつ病と関連しているという強い疫学的証拠があります。また、健康的な食事を摂ると、うつ病のリスクが低下することも示されています。  しかし、それを示したランダム化比較試験(RCT)は1件のみで、若い成人では、そのようなRCTは実施されていません。そこで、うつ症状のレベ…
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