ゲーム依存やぱちんこ依存の予防に役立つと思われる質問

 われわれの調査では、ぱちんこ依存では「自由にしていい時間で遊ぶ」「上限を決めて遊ぶ」といった健全なぱちんこ遊技の仕方にかかわる質問項目を含めて、依存得点を予測する式を作ると、こうした「健全ぱちんこ項目」の影響(寄与)が遊技量(頻度、時間、負け額など)をはるかにしのいで強くなる。
 依存得点の項目には、やめようと思ったが失敗した、などのコントロール障害項目が重要な位置を占めるので、その裏にあたる健全遊技項目での説明力が強くなるのは当たり前だが、ホール等での予防のための呼びかけとしては、依存項目を直に使うより、健全遊技の推奨のほうが扱いやすい。また「裏」であってもというか「裏」であるほど因果的影響はあるとみてよいので、こうした項目が重要となる。
 こういう指摘はカジノでもあり、ワシントン大などではポジティブ・プレイ・スケールが開発されている。ゲーム障害でも健全プレイを推奨する項目は推奨しやすいと思われるので、参考までに挙げておく。いわゆるレスポンシブルゲーミング(ギャンブリング)のキーポイントはここに集約される。○○はぱちんこやギャンブリング。ゲームにするときは多少工夫が必要。

個人の責任
・優先すべきことが発生したときは、いつでも○○をやめられるようにしておくべきだと思う。
・○○をしているときには、どれくらいお金を使っているのか把握しておくべきだと思う。
・自分自身の責任として、○○をするときには、使っても構わない金額の範囲で遊ぶことが大切だと思う。
・○○に使っていいお金や時間がないときは、遊ぶのを控えるべきだと思う。

ギャンブリング知識
・○○はお金を稼ぐための有効な手段だと思う。
・○○は負けた後のほうが勝ちやすいと思う。
・○○は遊び続けていれば、負け額以上に勝てるようになると思う。

誠実さと自己制御
・先月は、自分自身をコントロールして、○○で遊んでいたと思う。
・先月は、○○に使ったお金について、家族や友人にうそやごまかしがなかった。
・先月は、○○に使った時間について、家族や友人にうそやごまかしがなかった。
・先月、○○に使ったお金は、失っても構わない範囲で済んだ。

事前の誓約
・先月、ほかに優先すべき事象があるときには、○○をしなかった。
・先月、○○で遊ぶ前に、使う金額を決めてから遊び始めた。
・先月、○○で遊ぶ前に、いつまで遊んでいいかを決めてから遊んだ。

 当たり前といえば、当たり前だが、こういう健全遊技のすすめが、依存リスクを下げる。時間を制限したりする以上に。〇〇の開始や継続にかかわる要因ではなく、ユーザーが障害化(依存化)する要因に働きかけることが、レスポンシブル○○の理想だし、それができないようなら究極的には○○は消滅するほかない。


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