乏しい食事をしているうつ的な若者は、3週間の食事改善でうつ状態を改善しうる

 乏しい食生活、すなわち、果物、野菜、魚、赤身の肉が豊富でない食事が、うつ病と関連しているという強い疫学的証拠があります。また、健康的な食事を摂ると、うつ病のリスクが低下することも示されています。
 しかし、それを示したランダム化比較試験(RCT)は1件のみで、若い成人では、そのようなRCTは実施されていません。そこで、うつ症状のレベルが高く、習慣的に乏しい食生活をしている若年成人100人を対象に、3週間の食事介入(ダイエットグループ)を実施したそう↓。対照群として、ふつうの食事管理グループを設定。38人の完全データが得られたそう。
 その結果、食事指導は十分に守られており、ダイエットグループは、うつ病スケールのCESD-Rで対照群より有意な改善が示され(p = 0.007、Cohenのd = 0.65)、DASS-21のうつ病サブスケールでも同様だったそう(p = 0.002、Cohenのd = 0.75)。3か月後の電話によるフォローアップ調査でもDASS-21のうつ病サブスケールスコアの低下が有意に維持されたそう(p = .009)。
 この結果は、うつ症状が上昇した若年成人が食事介入が順守でき、うつ症状を軽減できることを示す最初の例だそう。運動でも同様の結果が報告されており、健康的であることはいろんな意味で薬です。
A brief diet intervention can reduce symptoms of depression in young adults - A randomised controlled trial.
Francis HM, Stevenson RJ, Chambers JR, Gupta D, Newey B, Lim CK.
PLoS One. 2019 Oct 9;14(10):e0222768. doi: 10.1371/journal.pone.0222768. eCollection 2019.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント