いわゆるギャンブル依存(ギャンブリング障害)について、正しい報道かどうかの見分け方

 そもそも、「ギャンブル依存症」という古い言葉を使う時点で、その報道はダメといえばダメですが(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87)、まあ、その言葉で国会の議論が進んでいるので致し方なしとして、そのうえでの見分け方。
 コメントする専門家が、久里浜医療センターの河本先生か、成瀬クリニックの佐藤先生か、リカバリーサポートネットの西村先生なら、信頼してよい。回復支援施設ならワンデーポートの中村さん、稲村さん、高澤さん。あくまで私見ですが。
 ただし、マスコミ報道では、彼らの名が出ていてもコメントをバッサリ切っている場合が多々あるので、そこは注意。「ギャンブル依存は病気」「深刻な病」「進行性で不可逆的」というわかりやすいメッセージを優先し、実は自然治癒が多い、底つきは必ずしも必要ない、ミーティングが合わない人がいる、発達障害、精神疾患など背景障害があるケースが多い、といった世界標準の正しい理解をわかりにくいからと、バッサリといった報道がなされやすい。
 これが積み重なると、一世代前の依存理解(それではだめなので、いわゆる依存理解がかわってきたのに)が世の中も席巻し、世界的に見れば失笑される意見が渦巻いてしまう。
 もし今、記事をまとめようとしている方が、ここを見ているなら、なんとしてもいわゆる依存症(ギャンブリング障害)研究の歴史をきちんと反映する、反映を伺させる記事を書いてほしい。現状ではほぼ1990年代の知見の再生だ。
ダメな報道と疑ったほうがいいパターン。
1)悲惨事例+530万+回復支援者コメント:新しい専門書を読んでいないか、読んでいても国内の依存本。
2)悲惨事例+回復支援者コメント:上記に同じだが、このケースはさすがに530万≒悲惨事例ではなさそうまではわかっている。
3)回復支援者ではなく精神科医の場合も、国内にはガラパゴス化した知見のままの方もおり、対立というか、溝が埋まっていない。

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