日々の光景に海がある人のほうがストレスレベルが低い(相関研究)

 ミシガン州立大学のAmber Pearsonらの研究。ニュージーランドのウェリントンで、さまざまな地域の住民を比較した結果、日々見ている風景のなかに海が含まれている人のほうが、ストレスレベルが低い相関が見出せたとか。以前から海を眺めたときのストレス逓減効果は心理アンケートでもコルチゾールなどでも確かめられているので、まあ、かもねというはなし。なお、この関連性は、住民の経済状態、年齢、性別、その他の因子を考慮しても変わらなかったとか。
Residential exposure to visible blue space (but not green space) associated with lower psychological distress in a capital city.
Health & place. 2016 May;39;70-8. doi: 10.1016/j.healthplace.2016.03.002.
Daniel Nutsford, Amber L Pearson, Simon Kingham, Femke Reitsma
 田舎暮らしがストレスを低下するらしいとする脳データもあります。メイヤーリンデンバーグの研究。55人の健康な被験者。計算課題に取り組んで切るときに、被験者にヘッドフォンから「あなたは不合格だと思いますよ」とか「他の人たちの成績には及びませんね」などの言葉を聞かせ続けたり、イライラした実験者の顔をモニターに映し出したりして、その時の脳活動をスキャンする。するととくに不快な情動にかかわる「扁桃体」と、その調節を助け、負の情動の処理にかかわる「帯状皮質」が活性化した。扁桃体は今都市部に住んでいる人でより強く活性化した。帯状皮質は都会育ちの人の方がより強く反応した。田舎暮らしはストレスが低下しやすい。
Lederbogen F, Kirsch P, Haddad L, Streit F, Tost H, Schuch P, Wüst S, Pruessner JC, Rietschel M, Deuschle M, Meyer-Lindenberg A.
City living and urban upbringing affect neural social stress processing in humans.
Nature. 2011 Jun 22;474(7352):498-501. doi: 10.1038/nature10190.

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