統合失調症にコリン作動性薬物?

 統合失調症は1%程度の有病率があるメジャーな精神障害ですが、その治療は、ドーパミン作動薬の改善などで、日常を営める障害者が増えてきてはいるものの、家族から見ると治療法の改善は遅々としたものに過ぎません。
 ↓はコリン作動系をターゲットとした統合失調症薬物開発のレビュー。コリン作動薬は認知症の治療薬にも用いられており、なんとかうまくいってもらいたいものです。
 剖検や神経画像研究では、統合失調症患者における皮質のコリン作動性受容体シグナル伝達ならびに皮質下領域(海馬や線条体)の広範な縮小がある。コリン作動性薬物はシナプスのアセチルコリンレベルを増加させるため酵素アセチルコリンエステラーゼ活性を阻害し、アゴニストまたは正のアロステリックモジュレーターをもつニコチン受容体やムスカリン受容体の活性を増加させ、受容体の活動をたかめうる。
 これらはわかっているそうで、いい薬に結びつくといいなと思います。
THE CHOLINERGIC SYSTEM: AN EMERGING DRUG TARGET FOR SCHIZOPHRENIA.l
Current pharmaceutical design. 2016 Jan 26;
Andrew Gibbons, Brian Dean

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