時代はNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)グルタミン酸型受容体?

 馬の麻酔薬で知られるケタミンは、臨死体験時に分泌をまし、さまざまな幻覚にかかわるとの指摘があったりしますが、近年では治療抵抗性うつ病に対して、投与から2時間程度での迅速な効果や、自殺念慮の軽減作用がみられ、注目されています。しかし、認知障害がネックでしたが、↓によれば、NMDA受容体のグリシン部位部分刺激薬rapastinelはNMDAR遮断薬ケタミンと違って認知障害をもたらさず、むしろ認知障害を改善させる作用があることがマウスの実験で示されたのだとか。
GLYX-13 (rapastinel) ameliorates subchronic phencyclidine- and ketamine-induced declarative memory deficits in mice. Behavioural Brain Research. Volume 299, 15 February 2016, Pages 105-110
 また、NMDA受容体サブユニット2B(GluN2B)特異的遮断薬CERC-301の抗うつ作用も動物実験で示され↓、グルタミン酸時代を思わせます。記憶にかかわる長期増強に関与するNMDA受容体がなにかとだいじなのでしょう。
Preclinical pharmacology and pharmacokinetics of CERC-301, a GluN2B-selective N-methyl-D-aspartate receptor antagonist. Pharmacology Research & Perspectives Volume 3, Issue 6, December 2015

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