恋のドキドキはドーパミン

 以前から、熱愛中のパートナーの写真を見ると、ドーパミンが強く関与する報酬系の起始点、腹側被蓋や、行動と快感を結びつけやる気にかかわる線条体の尾状核が活性化し、逆に相手を疑うことにかかわる扁桃体や頭頂側頭接合部の活動が低下することが、fMRIによって明らかにされてきた。
 しかし、この脳活動にドーパミンがかかわるとは推測されるものの、実際に恋人を見るとドーパミンの分泌が増すの課は直接的には明かされていなかった。そこで、理研の高橋らは、熱愛中の平均年齢27歳の男女計10人(女性6人、男性4人)を対象に、恋人の写真と、異性の友達の写真を見せたときの脳活動を陽電子放射断層撮影装置(PET)で調べるとともに、見たときの気持ちのドキドキ度合いを数直線上で表現してもらった。
 その結果、恋人の写真を見たとき脳の内側眼窩前頭前野、内側前頭前野でドーパミンの分泌がまし、特に内側眼窩前頭前野はドキドキ度合いに応じてドーパミンの放出が増した。内側眼窩前頭野は褒められてうれしいとき、美しいものや、母親が子どもを見たときにも活動することがしられており、報酬系の投射先でもある。
 やっぱり、ドーパミンね。PETすごいねって話。
 余談だが、恋のドキドキは一般に数年すると消えてしまうが、70代でも十組に一組は相手の写真で報酬系が活性化することを示唆する実験結果もあり、かーちゃん見てドキドキできる人生は素晴らしいわけです。
Imaging the passionate stage of romantic love by dopamine dynamics.
Takahashi K, Mizuno K, Sasaki AT, Wada Y, Tanaka M, Ishii A, Tajima K, Tsuyuguchi N, Watanabe K, Zeki S, Watanabe Y.
Front Hum Neurosci. 2015 Apr 9;9:191. doi: 10.3389/fnhum.2015.00191. eCollection 2015.

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