NAD+で若返り&脳長持ち&記憶力アップ

 NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド酸化型)はすべての真核生物に存在し、さまざまな脱水素酵素の補酵素として働き、たとえばエネルギー産出に必須なミトコンドリアと各細胞核のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たす。残念ながら歳とともにNAD+は低下するが、これを補うことで二歳のハツカネズミ(60歳相当)の細胞を六か月のハツカネズミ(20歳相当)の細胞に若返らせることに成功している。
Gomes AP, Price NL, Ling AJ, Moslehi JJ, Montgomery MK, Rajman L, White JP, Teodoro JS, Wrann CD, Hubbard BP, Mercken EM, Palmeira CM, de Cabo R, Rolo AP, Turner N, Bell EL, Sinclair DA. Declining NAD(+) induces a pseudohypoxic state disrupting nuclear-mitochondrial communication during aging. Cell. 2013 Dec 19;155(7):1624-38. doi: 10.1016/j.cell.2013.11.037.
 脳ではどうか。NAD+やその生合成の主酵素Namptの海馬での量は老化に伴って低下し、また、神経幹細胞/前駆細胞(NSPC)でNamptを欠乏させると、NSPCの量や増殖量が低下し、オリゴデンドロサイトの生成も減少することが示されており脳の老化にもNAD系がかかわりそうだ↓。また、前脳の興奮性神経もNamptを利用した自家生合成NAD+で生存を維持し、また機能を維持しているので、Nampt欠乏は記憶障害を含む異常行動を招くので、脳全体にとってもNADは重要らしい。
Stein LR, Wozniak DF, Dearborn JT, Kubota S, Apte RS, Izumi Y, Zorumski CF, Imai S. Expression of nampt in hippocampal and cortical excitatory neurons is critical for cognitive function. J Neurosci. 2014 Apr 23;34(17):5800-15

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