睡眠中にピアノがうまくなるのは、睡眠中の補足運動野の活動とかかわる。

キーボードをある順番でたたくのを練習して記憶してもらい、12時間後にテストすると、外国語の単語記憶などとは違って多少はうまくなるが(ある実験では3%程度)、間に睡眠を挟むと20%程度成績が向上することが知られている。またジャグリングの学習後、すぐに寝かせたグループは寝かせなかったグループより好成績を保つことも知られている。つまり「寝ている間にうまくなる」ことがしられている。
ピアノの場合も稽古後に睡眠をとると、ピアノ演奏のスピードや精度が改善することが知られているが、この成績改善と睡眠中の補足運動野由来のδ波やσ波の亢進が関連することが示された↓。δ波は補足運動野とその他の脳領域の連結性の変化にかかわり、σ波は補足運動野の変化と関連するらしい。つまり補足運動野も補足運動野と他の脳部位との連結も睡眠中に変化し、それが技の改善につながるわけだ。
脳細胞が新しいつながりをつくるプロセスではグルタミン酸によるスパインの巨大化と、逆にGABAによるスパインの委縮、削除が重要で、GABA優位な活動が睡眠中に生じやすいことがかかわるらしい。
Enhanced Spontaneous Oscillations in the Supplementary Motor Area Are Associated with Sleep-Dependent Offline Learning of Finger-Tapping Motor-Sequence Task. The Journal of Neuroscience, 21 August 2013, 33(34): 13894-13902; doi: 10.1523/JNEUROSCI.1198-13.2013

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