「はげひげ」の脳的メモ

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zoom RSS キスぺプチンで脳元気?

<<   作成日時 : 2017/02/17 20:35   >>

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 「キスぺプチン」、なんとも艶っぽいホルモン名だが、東大の岡教授によれば、「キスペプチンとは,脊椎動物脳内のおもに視床下部とよばれるところにあるニューロンがつくる,ペプチドである。KISS1 遺伝子の産物で約54個のアミノ酸よりなるこのペプチドは,武田製薬の大瀧徹也ら日本人研究者がガンの転移(metastasis)抑制因子として2001年に発見したことから,メタスチン(metastin)とよばれていた。その後メタスチンが脳下垂体からの生殖腺刺激ホルモンの強力な分泌促進作用をもち,思春期の開始に重要であることが報告され,生殖神経内分泌分野でにわかに注目を浴び始めた。これに伴い,KISS1 がfirst kissを連想させること,KISS1 遺伝子がハーシーチョコレート(キス・チョコレートという製品で有名)工場のあるペンシルバニア州の大学で発見されたこと,などの理由から,キスペプチン(kisspeptin)とよばれることが多くなった。
 脊椎動物においては,視床下部から生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌され,GnRHの作用により脳下垂体から生殖腺刺激ホルモンが,そして生殖腺刺激ホルモンにより生殖腺から性ステロイドホルモンが分泌される。この性ステロイドホルモンが脳に達してGnRH分泌量を調節することにより,生殖腺機能の恒常性が神経・内分泌的に保たれる。この脳内生殖制御回路において,キスペプチン産生ニューロンは,血中の性ステロイド濃度情報をGnRHニューロンに伝える大事な働きをするらしい。」そうだ。
 ↓はそのキスぺプチンを、男性29人を、プラセボ群とキスぺプチン群に振り分け注射。いろんな写真を見せて脳をスキャンした。その結果、カップルの性的な画像やロマンチックな画像を見たときの、性的興奮や恋愛により活性化する脳領域の活動量は、キスペプチンの注射後に増大することが判明したのだとか。名前が説明的というのも困りものではあるが、キスぺプチンはそういう物質らしい。
Kisspeptin modulates sexual and emotional brain processing in humans.
The Journal of clinical investigation. 2017 Jan 23; pii: 89519.
Alexander N Comninos, Matthew B Wall, Lysia Demetriou, Amar J Shah, Sophie A Clarke, Shakunthala Narayanaswamy, Alexander Nesbitt, Chioma Izzi-Engbeaya, Julia K Prague, Ali Abbara, Risheka Ratnasabapathy, Victoria Salem, Gurjinder M Nijher, Channa N Jayasena, Mark Tanner, Paul Bassett, Amrish Mehta, Eugenii A Rabiner, Christoph Hönigsperger, Meire Ribeiro Silva, Ole Kristian Brandtzaeg, Elsa Lundanes, Steven Ray Wilson, Rachel C Brown, Sarah A Thomas, Stephen R Bloom, Waljit S Dhillo

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