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「はげひげ」の脳的メモ

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「はげひげ」の脳的メモ
ブログ紹介
篠原菊紀(しのはらきくのり)。諏訪東京理科大教授。応用健康科学、脳科学。「学習」「運動」「遊び」など日常的な場面での脳活動を調べている。茅野市縄文ふるさと大使。
著書、監修:「クイズ! 脳ベルSHOW 50日間脳活ドリル」 (扶桑社ムック)、「1日10分! 大人の脳トレ 名作なぞり書き」(青春出版)、「脳活ドリルシリーズ」(TJMOOK)、「「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 」(KADOKAWA)、「中高年のための脳トレーニング」 (NHK出版)、「ナンプレシリーズ」(永岡書店)、 「子どもが勉強好きになる子育て」(フォレスト出版)、他多数。
★共同研究:新学社と幼児教材開発(幼児ポピー監修)。エポック社と「ジグソーパズル達人検定ジグソーパズル脳力診断」、アポロ社とピクチャーパズルステップ脳シリーズ開発。ユーキャンと楽ラク脳トレーニング DVD全12巻SCRAPと謎検。プレイケアと高齢者の遊びあれこれ。PSK総研などと快感研究、遊技障害予防研究、健康ぱちんこの展開。プローバAC事業部と脳のリハビリ。豊丸と遊びを介護予防に生かす研究。ほか多数。
テレビ、ラジオ:フジテレビ「とくダネ!脳活ジョニー」、「今夜はナゾトレ」、BSフジ「脳ベルSHOW」、NHK「あさいち」「ごごナマ」「夏休み子ども科学電話相談」「国民アンケートクイズリアル日本人」「NHKスペシャル」、日テレ「損する人得する人」、SBC「ラジオJ」などで解説や監修。
★取材・実験・研究依頼は、s96hige@gmail.com、FAX 0266-73-1304(篠原研)で。講演依頼は業者さん(メデイア21:06-6345-2800、等)経由またはfax0266-73-1304でお願いします。
スケジュール(12月1日〜)

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寿命を延ばす
ラパマイシンは臓器移植との際、免疫を抑制する薬です。それが作用するターゲットがあるわけで、それがTOR(target of rapamycin kinase )。哺乳類で働けばmamalian TORでmTORと呼び、その複合体はC(complex)をつけ番号が振られています。そしてラパマイシンがTORC1(target of rapamycin kinase complex 1)に阻害的に作用すると、動物は寿命を延ばすことが知られています。  TORC1はRNAポリメラーゼIII(Pol ... ...続きを見る

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2017/12/15 00:46
高強度インターバルトレーニングは脳の乳酸取り込みを介して認知機能を改善するのかもしれない
 立命館大学の研究。短期間全力で運動し(オールアウトに近い運動)、その後緩い運動を行うことを繰り返す、高強度インターバルトレーニング後、ミトコンドリア増などを介して持久力が増すことはよく知られているが、認知機能(ここでは実行機能)が亢進することも報告されている。↓は、この亢進が脳への乳酸の取り込みを介するらしいという報告。  金曜の高強度インターバルトレーニング前のレクチャーでえらそうに語ろう。 Maintained exercise-enhanced brain executive fun... ...続きを見る

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2017/12/05 22:10
自閉症スペクトラム症と向き合うときはおびえた方がいい?
 人や哺乳類は無意識のうちに目の前にいる人の心的状態の影響を受けるらしいことが知られている。たとえば恐怖を感じている人の冷や汗のにおいをかぐと交感神経活動が増したりする。匂いなどの化学物質が何らかのコミュニケーション手段になっているわけだ。  ↓はそうした無意識の反応が自閉症スペクトラム症では定型発達と真逆であったりするという報告。イスラエルのNoam Sobelらは、神経学的機能が正常な者が無意識に「恐怖の匂い」に触れると、自律神経系の活動が高まったが、ASD者は、そうならないことを明らかに... ...続きを見る

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2017/12/05 21:58
報酬や罰でやる気が変わるのも大人らしさのおかげ
 今年(2017年)、NHKスペシャルの実験に協力し、思春期の若者ではSNSのコンフリクト場面で、前頭前野の活動が小さい可能性があることをNIRSで示した。↓は報酬条件による動機付けが、19,20歳と13〜18歳では異なり、報酬や罰効果が思春期若者では小さく、この差は、報酬評価にかかわる線条体と認知的判断にかかわる前頭前野(特に内側)の接続性の強さに依存することを示したもの。  成人を対象とした研究から、報酬が大きい方が強く動機付けられやすく、本人にとって重要性の高い目標が設定されれば、より努... ...続きを見る

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2017/12/05 21:39
ナルトレキソンは点鼻薬でもOK
 ナルトレキソンは海外ではギャンブル障害の治療薬として使われる場合もあります。  ↓はオピオイド過剰摂取が疑われる患者に高濃度(2 mg/mL)ナロキソン点鼻を行う効果は、筋肉への注射と同等だったそう。有害事象の差も認められなかったそうで、ギャンブル障害でも点鼻薬で行けるようになるといいかも。 Management of Suspected Opioid Overdose With Naloxone in Out-of-Hospital Settings: A Systematic Revi... ...続きを見る

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2017/12/05 00:02
筋ジストロフィーをCRISPR/Cas9で
 デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の変異頻発領域はジストロフィン遺伝子のエクソン45-55の間にあると考えられています。これによってジストロフィンの合成が阻害されます。  ジストロフィン遺伝子エクソン50欠損のDMDモデルマウスのゲノムを、CRISPR/Cas9で1箇所切断してエクソン51が抜き、解読をスキップさせると、欠乏していたジストロフィンが正常レベルの最大90%に回復したとか。  エクソン51をスキップさせるか、51でタンパク合成がストップしないようにすることで、DMD患者の... ...続きを見る

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2017/12/04 23:55
シナモンで肥満抑制??
 シナモンは漢方薬として使う場合は桂皮と呼ばれます。シナモンの香りを生み出す精油である桂皮アルデヒド(cinnamaldehyde)が、脂肪細胞の脂質代謝を改善するそうです。脂肪細胞の脂質代謝にかかわる酵素や遺伝子の発現を促したり、熱発生にかかわる蛋白質を増やして、この効果をうみだしているのだとか。  桂皮は肥満や高血糖を防ぐらしいことがマウスでは明らかになっていましたが、こんな効果もあり、この効果が肥満や高血糖の抑制にかかわるのかもしれないそうです。 Cinnamaldehyde indu... ...続きを見る

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2017/12/03 00:29
12月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月〜金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 ...続きを見る

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2017/11/27 09:51
ADHDに運動が有効
 ADHDとともにある子どもたちへの運動介入の効果は、日本でも注目され、すでに民間団体がトレーニングプログラムの普及を図っていたりする。このブログでも、「ADHD児には運動が有効」 http://higeoyaji.at.webry.info/201607/article_3.html、「有酸素運動は行動上の障害を持つ小児の振る舞いを改善する」http://higeoyaji.at.webry.info/201702/article_8.htmlなどで紹介した。  ↓はシンガポール国立大学の... ...続きを見る

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2017/11/24 01:43
関節鏡視下肩峰下除圧手術はシャムを上回れない
 手術の効果は、実際の手術と偽手術(シャム)の比較によってその効果が測られます。↓は関節鏡視下肩峰下除圧手術(肩痛緩和手術:肩峰下インピンジメント(衝突)症候群への手術)は、関節鏡検査のみを行って実際の手術は行っていない場合を上回れなかったという報告。イングランドでは2000年の2500件から2010年に221,000件と9倍増えているそうですが、関節鏡下肩峰下除圧手術は効果の裏付けが乏しいとのこと。日本でもよく行われているようで、ちょっと考えものですね。 Prof David J Beard... ...続きを見る

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2017/11/24 01:24
Energy Landscape Analysisか〜
 すごいな。http://tezk.hatenablog.com/entry/2017/07/10/144941の方法。 T. Ezaki, T. Watanabe, M. Ohzeki, N. Masuda, "Energy landscape analysis of neuroimaging data", Phil. Trans. R. Soc. A 375, 20160287 (2017)  これで高機能自閉症の脳のネットワークのダイナミズムを表現でき(ボルツマン分布で)、定型発達と... ...続きを見る

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2017/11/17 23:29
ADHDドライバーにトレーニング効果あり
 認知症ドライバーの事故問題や、てんかんがらみの事故問題は時に注目されるが、不注意、気が散る、多動などとかかわる注意欠陥多動症(ADHD)の若者ドライバーに交通事故障害リスクが高いことはあまり知られていない。また、粗暴運転と素行症(行為障害)の関連もありうるがあまり調べられていない。  ↓は、ADHDとともにある若者25名に「ドライブスマート」というコンピューターアプリケーションでトレーニングを行った結果の報告。危機感知能をターゲットにHazard Perception Test(HPT)なる... ...続きを見る

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2017/11/17 12:15
ナッツだそうです
  「座り時間が長いことが死亡リスク上昇と関連」「18カ国の調査で野菜、果物、豆をよく食べることと死亡率低下が関連」「炭水化物摂取が多いと死亡リスクが高く、脂肪摂取が多いと低い」とか、いろんな報告がありますが、今回はナッツ。米国の医療従事者20万人超を20年超追跡調査した結果、ピーナツや木の実などナッツを食べる人は心血管疾患(CVD)が生じにくかったとか。たくさんナッツを食べるほうがCVDリスクが下がるという量反応関係も認められたそう。 Nut Consumption and Risk o... ...続きを見る

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2017/11/17 11:53
社会的孤立は死亡率を8倍とか12倍とかにしてしまう
「ホームレスの人」「薬物不正使用者」「性を売買している人」「服役者」といった社会から孤立しがちな人の病気や死亡率についてのメタ解析から、こうした疎外集団での死亡率が男性で8倍、女性では12倍にもなっていることが明らかになったとか。もともと孤立しやすい人が。。。という因果も考える必要があるのが悩ましいところですが、インクルージョンヘルスはだいじです。 Dr Robert W Aldridge, PhD'Correspondence information about the author Dr ... ...続きを見る

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2017/11/15 00:16
ダジャレが受けるとうれしいのも腹側線条体
 生理学研究所の研究。ダジャレを言い(自分または他者が)、そのダジャレへの反応(大うけ、ややうけ、うけず)が聞こえる環境でfMRIによる脳スキャン。また関連した脳部位の機能的結合度合いを調査。  結果、「うけ」具合を聴覚野→腹側線条体(快感の中核、依存などで話題になる部位、やる気や社会的評価でも反応)の活動が、(うけた)うれしさと相関し、かつ、自分でダジャレを言った場合には、自己モニターにかかわる内側前頭前皮質の活動が、聴覚野→腹側線条体の活動を調整していたそう。  うれしさは複合的なネット... ...続きを見る

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2017/11/13 21:15
寝不足は内側側頭葉の神経活動が遅くなる
 睡眠不足の前後で顔認識テストを行い、この際、内側側頭葉の単一ニューロンの活動を記録した報告。睡眠不足のときには、そうでないときに比べて神経の活動が遅くなり、減少し、ゆっくりした応答につながったそう。  内側側頭葉は海馬を含む部位、寝不足は記憶およびその引き出しを緩慢にしてしまうのかもしれない。この神経活動の遅れや減少が脳の他の部位でも同様に起こっているかどうかを調べることが今後の課題。 Selective neuronal lapses precede human cognitive la... ...続きを見る

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2017/11/13 20:22
認知症診断の10年前から認知機能が低下し、3年前から加速する
 ワシントン大の研究。65歳以上4315人の縦断的研究。Cognitive Abilities Screening Instrument(CASI)で、項目反応理論(item response theory:IRT)スコアを使った研究。性別、教育レベル、APOE遺伝子の影響を評価。  認知症診断者は、非診断者と比較して臨床診断の10年以上前に認知機能低下が認められた。その低下は男性、低学歴、APOEε4対立遺伝子1以上と関連した。認知症診断者の軌跡変化点は、平均臨床診断の3.1年前(95%CI... ...続きを見る

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2017/11/12 22:00
寿命関連遺伝子の多型、自閉関連行動は多遺伝子性?
 ヒトの老化速度の個体差には遺伝要因がかかわることが指摘されてきた。サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子などとも呼ばれ、その活性化が長寿化のポイントなのではないかなどといわれたりしている。↓はcエレガンス(線虫)の老化速度にかかわる遺伝子多型として、rgba-1(regulatory-gene-for-behavioural-ageing-1)、神経ペプチド受容体遺伝子(npr-28)の多型を指摘したもの。rgba-1はグリア細胞で神経ペプチドをコードしており、ニューロンでnpr-28がコードする受容... ...続きを見る

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2017/11/12 21:47
当直は脳活動を低下させる
精神科の当直(夜勤)では、夜勤中の睡眠効率がいいと疲労(視覚的評価尺度スコアによる)が低下する相関がみられ、夜勤後は右前頭前野の脳活動が低下(酸化ヘモグロビンの低下)が見られ、その程度とエプワース眠気尺度スコアが負の相関を示したそう。実質的な睡眠不足がなくても夜勤後には脳活動が低下するらしい。WOT100を使った実験。 Nishida M et al. Night duty and decreased brain activity of medical residents: a wearab... ...続きを見る

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2017/11/07 10:13
「ご褒美」と思って糖分をとるのは悪くない
 Appetite(食欲)というストレートな誌名の科学論文誌での報告。  アリゾナ州立大のNaomi Mandelらの研究。 1)大学生76名に、味は同じで含有するタンパク質やエネルギー量も同量だが、一方は糖分が多く脂肪分が少ないもの、もう一方は糖分が少なく脂肪分が多いシェイクを飲んでもらい、その後ビデオ鑑賞時にポテチをどれだけ食べるかも観察。 2)別の大学生193人に、上記の二種のシェイク、それぞれに、“健康的な生活”「低脂肪、低糖質、低カロリー」という栄養情報を示したラベル、あるいは、... ...続きを見る

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2017/11/06 10:25
日本でギャンブル等依存症の疑いがあっても、自然回復率が8割近いのはぱちんこ関連の自然回復率が高いため
 ぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑いの自然回復率・・・81%、  公営競技等、ぱちんこ関連以外の依存の疑いの自然回復率・・・44%  ぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑いのある人の自然回復率は8割以上と、これまでのギャンブル等依存研究史の中でも突出して高い。 ...続きを見る

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2017/11/03 20:36
飲むなら緑茶ですかね?
 東北大の遠又先生らは65歳以上の日本人高齢者23645人を5.7年間追跡調査を行い、日に五杯以上の緑茶の消費が認知症のリスクを27%低下させたことを報告しています(5杯以上/日 vs.1杯未満/日のハザード比:0.73、95%CI:0.61〜0.87)。また緑茶消費量は、認知症発症リスクの低さと有意に関連していたそうで、カテキン等が海馬に働くことが役立っているのだはないかと考えられています(1)。  (2)はラットに緑茶、ルイボス茶、紅茶をそれぞれ8週間補充した後、認知症の主たる関連物質であ... ...続きを見る

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2017/11/02 14:38
マインドフルネスは思いのほかエビデンスがない
 様々な心理療法の弱点はエビデンスの弱さだ。その中でマインドフルネスは脳科学的なデータを含め、比較的豊富とみなされ普及してきた。しかし、最近の米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)によるレビューでは、マインドフルネス療法による不安、うつ、痛みの治療には中等度の効果が認められたものの(これはこれでなかなかのものではあるが)、ストレスを軽減したり、QOL(生活の質)を向上させたりする効果はわずかだったとか。また、薬物乱用や摂食障害、睡眠障害、体重管理に役立つ証拠はなかったそう。  不安、うつ、痛み... ...続きを見る

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2017/10/31 10:31
11月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月〜金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 ...続きを見る

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2017/10/30 23:35
2017久里浜調査、2017社安研調査で明らかになったギャンブル等依存症の実態
1)直近の一年間でギャンブル等依存の疑いがある人(DSM-5で4点以上相当)の数 ぱちんこ関連・・・40万人(根拠:2017社安研報告) 公営競技等、パチンコ関連以外・・・14万人(根拠:2017久里浜調査のギャンブル等依存症の疑いのある人70万人、うち8割が主にぱちんこでお金を使っているので、それ以外が二割で14万人) ...続きを見る

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2017/10/30 01:43
へえ、厳しい心臓手術は午後の方がいいかも知らんのか。
 フランス、リール大学病院の報告。  オンポンプ心臓手術で大動脈弁置換された左室駆出率保持(50%超)重度大動脈弁狭窄患者を調べたところ、午前より午後の手術の方が重大心臓有害事象が生じにくいそう。  手術後の心臓トロポニンTレベルが午後の手術群の方が低いことが関与している可能性と、心筋検体の300近い遺伝子の発現が時間によって異なることも別報告で示しているので、これがかかわるのかもしれません。  こういう言い方をすると、病院がスケジュールで困るかもしれませんが、高リスク患者は午後の手術を選... ...続きを見る

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2017/10/28 02:36
ギャンブル等依存症の実態調査に関してマスコミは質問すべき
 なぜマスコミは2013年報告で生涯のどこかでのギャンブル等依存のうたがい536万人が、2017年9月の報告で320万人に激減したことを調査主体の久里浜医療センターに突っ込まないのだろう。生涯のどこかでのうたがいだから、本来減るはずがないのにこの激減はなんなのか、質問した方がいい。いずれも久里浜が主体の調査なのだから。  また、そもそも何故、「生涯のうたがい」を採用したのか、ギャンブル等依存症への対策を考える基礎とするなら、「直近12か月」の採用が正しいのではないか。  さらにその数字も軽度... ...続きを見る

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2017/10/28 02:05
いわゆるぱちんこ依存で真に問題を抱えているのは数万人
Q 厚労省と社安研の数字の違いはどう解釈すればいいのですか。 A 厚労省調査(9月29日発表)では「直近1年間でギャンブル等依存症のおそれのある人」が70万人だが、このうちの8割が主にパチンコでお金を使っているので、単に8掛けするとパチンコ関連は56万人になる。それでも社安研の40万人との差が16万人ほどある。厚労省(久里浜医療センター)はSOGSという調査用紙でカットオフ点を5点でやっているのに対し、社安研は7〜8点相当で計算している。5点は世界的に用いられているカットオフ点だが、われわれが... ...続きを見る

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2017/10/27 23:32
自傷行為を行った小児及び青年のその後の自殺のリスクは17.5倍、薬物使用障害等は34.3倍
 英国の三つのデータベース(Clinical Practice Research Datalink、Hospital Episode Statistics、Office for National Statisticsを使った調査。2001〜14年の間に自傷行為を行った10〜19歳の1万6,912例を、年齢、性別、施設(病院等)をマッチングさせた対照、17万274例と比較して検討。  自傷行為の年間発生頻度(1万人比)は、男12.3、女37.4。13〜16歳の女性では2011年の45.9から20... ...続きを見る

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2017/10/27 17:14
なんでもいいから週一時間運動すると「うつ病」のリスクが下がる
 以前から、運動するとうつ関連尺度の得点が低下することが報告されてきました。たとえば松本市熟年体育大学リサーチセンターが推奨しているインターバル速歩でも同様です。  ↓は「うつ傾向」ではなく、実際の「うつ病」の発症リスクが週一回一時間の運動(内容にかかわらず)で低下したという報告。ノルウェーの33908人を1984〜1997年まで追跡調査したデータの解析。おおむね11年間の追跡が行え、7%がうつ病を発症、9%が不安障害を発症。交絡因子で調整後、週一時間以上運動しているとうつ病の12%が予防でき... ...続きを見る

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2017/10/24 11:30
まじめに頑張る人は認知症になりにくい??
 人の性格は、開放性(知的好奇心の強さ)、誠実性(まじめさ)、外向性(社交的で活動的)、調和性(他人へのやさしさ)、神経症傾向(不安や緊張の感じやすさ)の五次元で計測しうる(いわゆるビッグファイブ)。そして神経症傾向が「うつ病」等の予測因子になったり、開放性と誠実さが大学生の成績の予測因子になったりすることが知られている。認知症に関しても「誠実性」が保護的に働く(発症しにくくする)ことを示す研究がいくつか報告されている。  ↓は、フロリダ州立大の研究。「誠実性」の下位項目、「責任感」、「自制心... ...続きを見る

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2017/10/23 23:49
雄雌の見分けも経験によって修飾される
 脳は柔軟に変化する。一見、生得的に見える事柄でも、脳内表現は経験によって変わる。  ↓はそれを示した報告。  D Andersonらは、飼育ゲージ内に同種のマウスが入ってきたとき、雌雄の表現が視床下部の神経集団に現れると考えた。そこで、飼育ケージに同種の雄または雌を入れ、視床下部を調べた。結果、異性との経験のないマウスでは雌雄の神経表現がオーバーラップしているらしかったが、社会的・性的経験が増えるにつれて、相手の性に特異的な細胞集団が現れてくることを示した。  生得行動でも作り付けの神経... ...続きを見る

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2017/10/22 22:51
選挙に出る人は「うつ」になりにくいか?から「うつ」の病前性格について
「選挙に出るような人は「うつ病」になりにくい、というのは本当か?」という質問を受けました。  なかなか難しい質問です。 むかしながらの「うつ病(1)」の病前性格論からすれば、「真面目で熱心すぎ」「自分を犠牲にしすぎ」「他者に気を遣いすぎる」とうつ病になりやすいといわれていますから、「世のため、人のため、自分を犠牲にして尽くす」、まっとうな政治を目指す人たちは、むしろ「うつ病」になりやすいようにも思えます。 また、高揚した気分や自尊心の肥大、よくしゃべるなどが混在する、いわゆる「新型うつ」で... ...続きを見る

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2017/10/22 18:04
魚介類食べると、うつ病のリスクが減少
 むかしからいくつか報告がありましたが、国立がん研究センターは、青魚などの魚介類をよく食べる人はうつ病のリスクが低下するとの調査結果を発表しました。  長野県佐久市に住む40〜59歳の男女を対象に1990年から追跡調査をして、2014〜2015年に精神科医の診療を受けた1181人を選び、食生活のアンケートをとり、その結果をもとに、魚介類の摂取量から4つのグループに分類したそうです。群ごとの摂取量の中央値は1日57グラム、84グラム、111グラム、153グラムであり、57グラムの群に比べて111... ...続きを見る

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2017/10/17 10:11
なんでも「依存」というのはどうかと思う、言うなら軽い風邪、ちょっと熱レベルで言おう
「近年、アルコールやギャンブル、薬物だけでなく、痴漢や万引きなども治療の必要な一種の依存症=脳の病気であることが少しずつ一般に認知されつつあります」 その認識はミスリードでしょう。 最近の久里浜の報告(生涯でのギャンブル等依存症の疑いが320万人、直近一年の疑いが70万人)から推測すれば、250万人は回復しており、8割は自然回復していることになります。社会安全研究財団の調査でも同様の数字が報告され、しかも、特別な治療、相談を行ったものは数パーセントにもならず、治療の必要なく回復しています。 ... ...続きを見る

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2017/10/06 11:49
「飽きる」意味、「移り気」の価値
慶応大学の田中先生らのグループは、これまでやる気や直感にかかわることが知られている線条体、その腹側部の外側部に「やる気ニューロン」があり、この活動を阻害するとやる気が失われることを示してきました。 Dysfunction of ventrolateral striatal dopamine receptor type 2-expressing medium spiny neurons impairs instrumental motivation. Tsutsui-Kimura I, Ta... ...続きを見る

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2017/10/04 09:21
10月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月〜金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 ...続きを見る

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2017/10/04 00:25
いわゆるぱちんこ依存、40万人と57万人(ギャンブル等依存症の疑いでは70万人)の差
 直近一年間でのパチンコ・パチスロ遊技障害(いわゆるパチンコ依存)のうたがいのある人の数は、社会安全研究財団で40万人(http://www.syaanken.or.jp/wp-content/uploads/2017/08/qa_result-20170822.pdf)、久里浜医療センターなどの研究班調査からの推測で57万人(http://www.asahi.com/articles/ASK9Y512YK9YUTFK013.htmlからギャンブル等依存症の疑い70万人の8割をぱちんこによるもの... ...続きを見る

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2017/10/01 20:40
日本のギャンブル等依存症は自然回復が8割に及ぶ(ほぼ確定)
 2017年9月29日、久里浜医療センターなどの研究班による全国調査が報告された。  2017年5〜6月、20〜74歳の男女1万人を対象に行われ、4685人が面接での調査に回答したもの。  結果、成人の3.6%(約320万人、実数158人)が生涯でのギャンブル等依存症のうたがいと推計された。  一方、この1年間でのギャンブル等依存症のうたがいは0・8%(約70万人、実数32人)と推計。最もお金を使ったのはパチンコ・パチスロとした人が26人おり、いわゆるパチンコ・パチスロ依存は57万人と推測... ...続きを見る

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2017/09/29 20:01
世の中、天才ブームらしく。。。。
 なんだか、世の中、天才ブームらしく、天才の作り方本の依頼が。  で、こんな回答→  お役に立てないのではないかと思います。  たとえばIQの77%、学業成績の50%、身体能力の80%、音楽能力の80%程度は遺伝(生まれた時の遺伝子の組み合わせ)で説明できます。  なので集団に対してどうすれば能力が高まるかは、ほぼ、リクルート問題になります。  一方で、ある人間の能力は、遺伝子が変わり様がないので、その他要因で変化します。たとえば、やればできると思っている人(やっても素質がなければ無理... ...続きを見る

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2017/09/27 19:43
親は子の前であがくのがよろしいようです
「ほめるなら、素質よりも努力」。キャロル・ドゥエックらの5年生400人余りを対象とした実験によって、努力を褒められたグループはIQが30%伸び、一方、能力をほめられたグループは20%成績が低下したことが報告されている。教育経済学でもよく取り上げられる実験で、小さいうちに身に着けるべき非認知的能力として「やればできる、と本気で思うこと」があげられている。同様にウォルター・ミッシュエルのマシュマロ実験(4歳児の目の前にマシュマロを置き、15分がまん出来たらもう一つ上げるね」といって部屋を出ていき、... ...続きを見る

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2017/09/25 00:53
コカインで淡蒼球外節と腹側被蓋野の間の活動亢進が起こる
 コカインの摂取への応答の結果として神経回路が変化することはよく知られています。そしてこの変化がコストベネフィットの計算に基づく行動選択を変化させていくと考えられています。  たとえば、脳では腹側線条体が行動の開始に不可欠で、ドーパミン神経のスタート地点である腹側被蓋野からの神経接続で予測される便益(ベネフィット)を計算し、嫌悪感などともかかわる島皮質からの神経接続で対価(コスト)を計算して、便益が対価に勝れば、腹側線条体が発火して、腹側淡蒼球(ふくそくたんそうきゅう)、視床(ししょう)を経て... ...続きを見る

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2017/09/22 00:53
薬物使用障害(いわゆる薬物依存)にTMS(経頭蓋磁気刺激法)
 国連薬物犯罪事務所の報告によると、薬物の過剰摂取や、薬物の使用を通じて感染したエイズなどの疾患で死亡する人は世界で毎年20万人を超えます。 近年の研究で、薬物使用障害者の脳では欲求や快楽にかかわる報酬系が関連刺激で活性化しやすく、また、学習、感情の制御、認知に関わる背外側前頭前野の活動が小さいことが報告されています。  そこで、依存症の治療を30年間行ってきたガリンベルティ医師らは、両側の背外側前頭前野を「経頭蓋磁気刺激法(TMS)」で繰り返し磁気刺激することで、背外側前頭前野の活動が刺激... ...続きを見る

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2017/09/19 12:59
抗うつ薬で楽になっても一年は薬を続けた方がいいらしい
 28の無作為化試験をメタ解析した研究。  抗うつ薬の使用で不安が楽になり寛解した場合、その後、抗うつ薬をやめたときと、1年間続けたときとでは、一年間の再発率に有意な差があり、やめた場合は36%、続けた場合は16%の再発と、再発率に二倍の差が認められたとか。とりあえず一年は続ける根拠にはなるというのが筆者の見解。 Risk of relapse after antidepressant discontinuation in anxiety disorders, obsessive-compu... ...続きを見る

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2017/09/18 12:16
ゲームと脳の関係、あれこれあるのが当たり前
 以前、このブログで、ゲームと脳、成績などとの関係を調べた研究をいくつか紹介し、ダメという報告もあれば、賢くなるといった報告もあり、データを見る限り一日一時間以内なら問題は生じにくそう、といったことを書いた(「ゲームは何時間まで?」http://higeoyaji.at.webry.info/201610/article_12.html)。  ゲームでもインターネットでも、スマホでも、ギャンブリングでもそうだが、「脳が〜」とかいうとすぐ深刻がる。たとえば↓の研究で、「ゲームで脳の一部が萎縮」な... ...続きを見る

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2017/09/10 22:47
スマホ依存得点はタイプA行動特性で高まりやすく、うつ、不安スコアで予測できる
 レバノン・Notre Dame University-LouaizeのJocelyne Matar Boumoslehらは、大学生688人(平均年齢:20.64±1.88歳、男性:53%)についてスマートフォン依存尺度(Smartphone Addiction Inventory:SPAI)、うつ病および全般不安症の2つの中心的なDSM-IV項目を構成する簡潔なスクリーニングPHQ-2およびGAD-2、および性格、ライフスタイル等を調べた。  その結果、深夜のスマートフォン使用によって日中の... ...続きを見る

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2017/09/10 12:24
貧困がADHDを生みやすい?・・・遺伝要因を考慮すべき。
ADHDの有症率は貧困層で高いことが報告されている。たとえば筑波大の森田らはギャンブル家族を持つ男子についてSDQ調査(強み弱み調査http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken07/h7_04d.html)を行い、情緒、行為、多動、仲間関係などの問題が、一般男子に比べて有意に多いことを指摘し、貧困や不健全なギャンブリングに伴う家庭問題が、子どもの問題行動(ADHD的行動を含む)を増加させているのではないかと推測している。  一方で、ADHDはか... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/09/07 01:41
9月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月〜金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 ...続きを見る

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2017/09/04 23:39
子どもにSSRIは効くが、その効果はわずか
 小児や思春期若者の、うつ、不安障害、強迫性障害に対して、SSRIやSNRIが使われることがあるが、メタ解析の結果、その効果は確かにあるが、わずかだったとか。また、うつより不安障害の方が効果的だったとか。 Efficacy and Safety of Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, Serotonin-Norepinephrine Reuptake Inhibitors, and Placebo for Common Psychiatric D... ...続きを見る

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2017/09/01 15:59
虐待によるストレス耐性の低下
 小児期の虐待が子どもの脳を変えることがしばしば報告されている。  ↓は死後脳の研究から、脳の前島で内因性オピオイドの発現が低下していた証拠を示したもの。κオピオイド受容体(Kappa)遺伝子発現が抑制され、Kappa遺伝子第2イントロン領域のDNAメチル化が低下し、オピオイドの働きが低下していたのではないかというもの。ストレスの緩和に内因性オピオイドが役立つ可能性が指摘されてきており、この働きの低下がストレス耐性を低下させ、きれやすくしてしまうのかもしれない。  第2イントロン領域はストレ... ...続きを見る

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2017/08/28 14:19

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