アクセスカウンタ

「はげひげ」の脳的メモ

プロフィール

ブログ名
「はげひげ」の脳的メモ
ブログ紹介
篠原菊紀(しのはらきくのり)。諏訪東京理科大教授。健康教育、脳科学が専門。「学習」「運動」「遊び」など日常的な脳活動を調べ、教材開発・製品開発・サービス開発などに生かす試みをしている。茅野市縄文ふるさと大使。
著書、監修:「脳がよくにゃるパズル」(宝島社)、「合格賢脳レシピ80」(法研)、「「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 」(KADOKAWA)、「中高年のための脳トレーニング」 (NHK出版)、「ナンプレシリーズ」(永岡書店)、 「子どもが勉強好きになる子育て」(フォレスト出版)、他多数。
★共同研究:新学社と幼児教材開発(幼児ポピー監修)。エポック社と「ジグソーパズル達人検定ジグソーパズル脳力診断」、アポロ社とピクチャーパズルステップ脳シリーズ開発。ユーキャンと楽ラク脳トレーニング DVD全12巻。PSK総研などと快感研究、遊技障害予防研究、健康ぱちんこの展開。プローバAC事業部と脳のリハビリ。ビクトリノックス社とナイフと脳。豊丸と遊びを介護予防に生かす研究。ほか、あれこれ。
テレビ、ラジオ:フジテレビ「とくダネ!脳活ジョニー」、「今夜はナゾトレ」、BSフジ「脳ベルSHOW」、NHK「あさいち」「歌の日曜散歩」「夏休み子ども科学電話相談」「国民アンケートクイズリアル日本人」、日テレ「頭脳王」、TBS「ゲンキの時間」、SBC「ラジオJ」などで解説や監修。
★取材・実験・研究依頼は、s96hige@gmail.com、FAX 0266-73-1304(篠原研)で。講演依頼は業者さん(メデイア21:06-6345-2800、等)経由またはfax0266-73-1304でお願いします。
スケジュール(3月1日〜)

zoom RSS ブログ 新着記事

タイトル 日 時
自閉症スペクトラム障害の社会性回復には腹側被蓋野がかかわる
 自閉スペクトラム症における社会性の低下を回復させるにはCbln1の発現を増加させればいいのかもしれないという研究。  自閉スペクトラム症では一部の患者にてんかん発作がよく見られる。この経路として、15番染色体の15q11–13の重複がUBE3A遺伝子のコピーを余分に持たせる。Ube3aが過剰だとてんかんが起きる。UBE3Aは脳の様々な場所で発現するが、快感にかかわる腹側被蓋ではCbln1の発現を低下させており、これを回復させるとUbe3aが過剰でてんかん発作を起こすマウスの社会性... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/24 00:52
うつ病のスクリーニングとその後のケアサポートが自殺率を低下させる
 うつ病のスクリーニングとその後のケアサポートはやはり自殺率低下に効果を示すようです。↓は青森県立保健大学の大山先生らの研究。うつ病のスクリーニングとその後のケアサポートを行っている自治体と、そうでない自治体の住民について、年齢、性別を一致させた準実験的な調査を行ったところ、実施前後の4年間で、うつ病のスクリーニングとその後のケアサポートを行っている群は43%自殺率が低下しており、レスポンスをした人もしなかった人も自殺率は低下していたとか。著者らは「自殺予防のためのうつ病のスクリーニング介入は、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/20 19:35
双極性障害の自殺企図は混合期とうつ病エピソード期
 双極性障害(BD)はそう状態とうつ状態が繰り返されたり、その混合状態が続いたりする障害で、「うつ」の仲間のように思われがちですが、遺伝子解析では異なる疾患と考えられ、治療薬も異なっており、双極性障害なのか、うつ病なのかの見極めは極めて大事です。  ↓は双極性障害と自殺企図の関連を長期前向きコホート研究で明らかにしたもの。BD-I、BD-II患者191例を対象に、ライフチャート法を用いて追跡した結果、718患者年当たり90件の自殺企図が発生、混合状態で正常状態より120倍以上の自殺企図があり、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/20 13:52
ブロッコリーの新芽(スプラウト)で肥満予防?
 ブロッコリーは北海道が出荷量ナンバー1ですが、私の地元、長野県も5位、原村などでも作られています。このブログでは以前、「自閉症スペクトラムにブロッコリーの芽からの抽出物から作ったスルフォラファンが効果」(http://higeoyaji.at.webry.info/201410/article_8.html)という研究を紹介しましたが、↓は金沢大の研究。脳・肝インターフェイスメディシン研究所というなるほどそう進めているのかという名称の研究所の太田先生らのチームからの論文。  カゴメ株式会社と... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/20 13:10
野菜や果物をジュースにするのは?抗酸化サプリは?ココナッツオイルは?グルテンフリーは?
 米国心臓病学会(ACC)生活習慣・栄養作業部会のAndrew Freemanらのレビュー。 ・野菜や果物をジュースにする「ジューシング」は、ビタミン、ミネラルなど一部の栄養素の吸収率を向上させるが、繊維質や他の栄養素は除去される。カロリーが濃縮されるが、満腹感が小さく食べ過ぎにつながりやすい。 ・高用量の抗酸化サプリメントを飲むことは、抗酸化物質を豊富に含む食品を食べる以上の効果は得られない。 ・ココナッツオイルは健康に有害な飽和脂肪を多量に含んでいる。不飽和脂肪の含まれるオリーブ油やサ... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/03/13 00:56
糖尿病での認知症リスク上昇は、高血圧、脂質異常では増幅しないらしい
 糖尿病、高血圧、高脂血症は認知症のリスクを高めることが知られていますが、たとえば糖尿病で高血圧、高脂血などが併存した場合、認知症のリスクがさらに高まるかは不明でした。  ↓は台湾の2000〜2002年に新たに糖尿病と診断された10316人と同時期に糖尿病でなかった41264人を比較した後ろ向きコホート研究。糖尿病コホート、非糖尿病コホートとも、高血圧または高脂血症の有無で4郡に分け比較した。  結果、糖尿病コホートは非糖尿病コホートに比べて認知症リスクが1.47倍高かった。糖尿病コホート内... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/12 02:10
音楽の快感にも脳内麻薬系がかかわる(当たり前)
 アルコール使用障害、ギャンブリング障害では、オピオイド(内因性麻薬)系の関与が考えられ、ナルトレキソンやナメルフェンといった麻薬拮抗薬(オピオイド系遮断薬)が、アルコール使用障害の治療薬として多くの国で認可されており、ギャンブリング障害でも有効ではないかとの指摘が時折ある(Hodgins DC et al. Lancet, 2011)。そしてこういう言い方をするとオピオイド系はおどろおどろしいもの、特殊な作用系と思われがちだが、実は日常の正常な快感もこのオピオイド系に支えられている。  ↓は... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/03/12 01:55
ああそうですか、痩せようとする人が減ってるんですか。
 1988年から2014年の米国のデータによれば、太りすぎまたは肥満成人で「痩せよう」としている人の割合が、1988〜1994年には56%だったのが、2009〜2014年では49%に低下していたとか。肥満の有病率が高い黒人女性の体か割合が大きく、66%から55%に低下していたとか。  一般にダイエットは失敗するので、あきらめが多くなるのもいたしかたないか(そうやって、ダイエット後のリバウンドが一年も持続してしまうわけだ・・・・ http://higeoyaji.at.webry.info/2... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/10 22:58
チャウセスクの子どもたち、その後
 オープン論文なので読んでいただければわかりますが、ほんとチャウセスクの罪は重い。  チャウシェスク政権下のルーマニアでは、生後すぐに親から子供を引き離し(deprivation)、ろくな養育を行わずに施設で過ごした子どもたちがおり、その子たちはその後、英国などで養子として引き取られて育てられました。この子たちのその後を、英国のふつうの養子と21-25歳くらいまで追跡調査したもの。  結果、引き離し期間が6か月が重要なラインらしく、6か月以上の高度の引き離しは、自閉症スペクトラム障害、対人交... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/02 02:07
薬物で脳が〜となるのか、脳が〜だと物質使用障害に脆弱性を持つのか。後者ルートを示したパネル調査。
 このブログはギャンブリング障害に触れることが多いので、このような冒頭にします。  Reuterらが指摘したギャンブリング障害での中脳辺縁報酬システムの活動低下は、単にギャンブリングの結果ではなく、そもそもそのような脳活動の低下を持つ者がギャンブリング障害になりやすいということを示すものでもある可能性が示された。  ↓は物質使用障害、嗜癖性障害との関連がしばしば指摘されている新奇探索傾向を示す男女200人ほどを14歳から16歳まで追跡調査したパネル調査。14〜16歳では物質使用の問題がない被... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/03/02 01:32
アミロイドβ依存の記憶障害ばかりではない、他のルートの対応も必要
アルツハイマー病の治療候補薬は理屈上は効きそうにもかかわらず大規模に効果を示すべき第三相無作為化試験でつまづくケースが多々あります。もしかするとなぜそうなるのか、その理由の一端となるのかもしれない研究が報告されました。  アルツハイマー病ではアミロイドβが蓄積し、アミロイド斑を形成します。またアミロイドβと記憶障害の関係も明らかになっています。しかし、アルツハイマー病のモデルマウス、TgCRND8では、アミロイド斑形成前に記憶障害が生じ、これはアミロイドβ依存的なものもあれば、β-CTF等の... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/03/01 23:28
3月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、毎週月〜金、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜木、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 NHKラジオ、「歌の日曜散歩、歌って笑ってうたわらどん」、月一出演 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/28 01:08
関係者必読、遊技業界のいわゆる「ギャンブル等依存症」対策について
遊技業界のいわゆる「ギャンブル等依存症」対策については、以下をご覧ください。 パチンコ・パチスロ遊技障害対策私案(篠原) http://higeoyaji.at.webry.info/201701/article_17.html パチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)、知識・スキル、暮らし調査案 http://higeoyaji.at.webry.info/201702/article_6.html ギャンブリング障害(いわゆるギャンブル等依存症)報道ではエビデンスレベルを考慮すべ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/21 06:01
サッカーヘディング問題
 アルベルト・アインシュタイン大のネット調査。ニューヨーク市のアマチュアサッカークラブの成人男女の選手222人が回答。回答者は前年に6カ月以上サッカーをしており、直近の2週間でヘディングしたのは、男性平均44回、女性平均27回。男性の37%、女性の43%は、後頭部にボールがぶつかるなどの偶発的な頭部衝撃を1回以上経験していたそう。  日常的にヘディングを行う選手は、さほどヘッディングしない選手と比較して、脳震盪の症状を示す可能性が3倍以上。偶発的な頭部衝撃を2週間で2回以上受けた選手は、そうで... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/20 08:25
90代なら高血圧が逆に認知症の発症率を低下させる
 中高年での高血圧は晩年でのアルツハイマー病など認知症の発症率を高めることが知られ、血圧管理などの心臓疾患リスク因子管理(運動、食事、血圧測定、服薬など)が認知症予防的であることはよく知られています。一方で、超高齢者での血圧上昇はかえってリスクを下げるとする報告も散見されていました。  ↓はカリフォルニア大などの研究。90歳以上の559人を3年近く追跡調査。した。研究開始時は認知症0。血圧の推移を確認しつつ、6カ月ごとに認知症について評価。結果、40%が認知症を発症したそう(この数字もだいじ)... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/18 19:35
ギャンブリング障害(いわゆるギャンブル等依存症)報道ではエビデンスレベルを考慮すべきだ。
 ギャンブリング障害(いわゆるギャンブル等依存症)報道ではエビデンスレベルを考慮すべきだ。「わたしは〜だった」「私の知っている〜は〜だった」という体験談等(ケーススタディ:レベル5:下記参照)でギャンブリング障害(http://higeoyaji.at.webry.info/201702/article_6.html参照)を議論してはいけない。  たとえば、「ぱちんこにハマっている人は最初に大勝ちしている」という観察があったとする。あるいは「私は最初に大勝ちした」というギャンブリング障害体験者... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/18 10:50
キスぺプチンで脳元気?
 「キスぺプチン」、なんとも艶っぽいホルモン名だが、東大の岡教授によれば、「キスペプチンとは,脊椎動物脳内のおもに視床下部とよばれるところにあるニューロンがつくる,ペプチドである。KISS1 遺伝子の産物で約54個のアミノ酸よりなるこのペプチドは,武田製薬の大瀧徹也ら日本人研究者がガンの転移(metastasis)抑制因子として2001年に発見したことから,メタスチン(metastin)とよばれていた。その後メタスチンが脳下垂体からの生殖腺刺激ホルモンの強力な分泌促進作用をもち,思春期の開始に重... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/17 20:35
自閉症スペクトラム障害を6〜12か月での脳スキャンデータの機械学習で予測できる
 自閉症スペクトラム障害(ASD)では、脳が大きくなることが指摘されている。↓は6〜12か月の時点で皮質成長率が増大していることと、24か月時点でのASD診断が関連することを示した研究。ディープラーニングを使った予測率は88%に及んでいる。 Early brain development in infants at high risk for autism spectrum disorder Heather Cody Hazlett, Hongbin Gu, Brent C. Munsell... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/16 21:18
ADHDの発生がまともな食生活で抑制できる?(ただし相関研究)
 スペインのADHDと診断された小児、青年60名と、性、年齢をマッチングさせた対照60名の比較研究。摂取エネルギー、朝食抜きなど食事のとり方、地中海食の励行度、家族背景を測定、ロジスティック回帰分析を行った。  結果、地中海食の励行度が低いこととADHDと診断されることが有意に相関した。オッズ比は7.07、相対リスクは2.80、地中海食の励行度が低いとADHDと診断される確率が2.8倍になっていたという話。ほかに、果物、野菜、パスタ、ライスの低消費や、朝食を抜くこと、ファーストフード店での食事... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/16 09:43
アミロイドβオリゴマーの除去でアルツハイマー病が回復
 ありがたいことです。国立精神・神経医療研究センターの田之頭先生らの研究。アルツハイマー病の回復の可能性が実証的に示されました。  アルツハイマー病は、脳内にアミロイドβが蓄積し、集合体(Aβオリゴマー)化することが病気の引き金になると考えられていますが、この除去がアルツハイマー病の回復につながりうることを実証的に示した研究です。  ラットの胎児脳由来の神経細胞をAβオリゴマーに2日間さらした後、空にその処理を続けた細胞と、オリゴマーを除去した細胞に分け、さらに二日間培養。まずオリゴマーにさ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/14 23:16
有酸素運動は行動上の障害を持つ小児の振る舞いを改善する
 ギャンブリング障害の背景に学習障害、ADHD、自閉症スペクトラム障害などがあることが、ギャンブリング障害回復支援施設ワンデーポートなどから指摘されている。またワンデーポートではウォーキングやマラソンへの参加を入所者等に進めているが、それがかなり合理的であることを示唆する報告とも読める↓。  ↓は、学習障害、ADHD、素行症など行動上の障害がある小児(7-16歳)を対象としたRCT。週二回、30-40分のエアロバイクトレーニングを行ったところ、いつもの体育を行った対照群に比し、7週間後、教師評... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/12 17:35
レスベラトロールはアルツハイマー病の改善にかかわりうる
アルツハイマー病は脳でのアミロイドβプラークの蓄積とタウタンパクの毒性によって生じると考えられています。  ↓は、アルツハイマー病患者にブドウの皮に含まれているレスベラトロール(ポリフェノールの一種)を投与して、アルツハイマー病の改善を目指すプラセボ対照無作為化第2相試験。被験者119人のうち脳脊髄液(CSF)Aβ42が600 ng/ml未満のアルツハイマー病基準を満たした38人のデータ解析。1年間の服用で、CFS中のAβ42のレベルダウンがおき、血液脳関門(BBB)を傷めうるCSF中MMP... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/12 17:17
パチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)、知識・スキル、暮らし調査案
パチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)、および、知識・スキル、暮らし調査案(用語の整理を含む) パチンコ・パチスロのめりこみ対策私案(篠原)(http://higeoyaji.at.webry.info/201701/article_17.html)の補足説明です。私案もご覧ください。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/11 10:39
白黒がはっきりする指標で判断を
 統合失調症の転帰についての研究だが、その効果の検討について、soft outcomeに頼るだけではなく、八仮測定可能なhard primary outcomeを報告すべきというコメンテーターの主張が興味深い。  ↓はドパミンD3/2受容体部分アゴニストCariprazineの効果をリスペリドンとの比較で行った、欧州11か国での調査。統合失調症患者の意欲欠如や引きこもりなどの陰性症状の評価指標(PANSS-FSNS)がより改善した。現在の精神病治療は主観に左右されやすいやわな転帰(soft o... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/10 08:37
うつの男性はうつの女性に比べて薬物乱用、リスク行動が多い
 32研究10万8260人のメタ解析。うつ病男性は、女性と比較し、アルコールや薬物乱用、リスクテイキング、脆弱な衝動性コントロールなどが有意に多く、しかし効果量は小さかった。女性は抑うつ気分などが強く、摂食障害や体重変化、睡眠障害が多かった。  ギャンブリング障害は、タイプT(単純嗜癖型)、タイプU(他の精神障害先行型:大うつ病、双極性障害、統合失調症、不安障害、アルコール使用障害など)、タイプV(パーソナリティ等の問題型:境界性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害、アスペルガー症候... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/09 23:57
脳がよくにゃるパズル:猫好きのための脳トレ本です
脳がよくにゃるパズル:猫好きのための脳トレ本です 脳がよくにゃるパズル:猫好きのための脳トレ本です ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/04 22:01
ちょっとの飲酒は認知症のリスクを低下させうる、ただしちょっと
 酒は百薬の長などといわれ、適度な飲酒は健康に役立つと関得られてきた。しかし、最近の研究では、がん、生活習慣病などでは、飲酒はリスクであり、適量はないとのメタ解析が報告され、酒好きをがっかり?させてきた。その酒好きの残されたフロンティア?は、認知症予防への適度な飲酒の効果であった。地中海食が認知症予防に役立ち、地中海食ではワイン1,2杯が推奨されていることにもよる。  この唯一の希望を強化するメタ解析が中国海洋大から報告された。電子データベースから、すべての認知症についての11研究、アルツハイ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/02/04 17:52
寝不足、とくにレム睡眠不足は、脂肪や甘いものを欲したくするらしい
2017年2月2日 (木)配信朝日新聞から。  睡眠研究で数々の実績を上げている筑波大のチームから、寝不足によるレム睡眠(眼球がぴくぴく動く浅い眠り、夢見とかかわる)不足が太りやすさを生んでいるとする研究。  飼育ケースの底に金網を敷いた不安定な環境にマウスをおくと、レム睡眠だけが極端に減る現象を使って、レム睡眠を減少させたところ(論文読んでいないのでわからないですが、このストレス環境はレム睡眠減少以外の波及効果も生むのでそのコントロールの工夫をどうやったのかが楽しみ)、餌を自由に選択できる... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/02/04 17:39
とりあえず早歩きしましょう
 東京都健康長寿医療センターの研究。2002〜14年の65〜90歳の認知症でない高齢者1,686人を調査。通常歩行を歩行速度と歩幅について高、中、低パターンに分類、最大速度歩行も同様に分類し比較。  結果、通常の歩行速度の低パターンは高パターンに比べ認知症発症率が3.46倍、歩幅では2.12倍であり、最高速度では、歩行速度で2.05倍、歩幅で2.80倍だったそう。  想定される交絡因子の影響は除去されているので、歩くのが早い方が認知症の出現率は下がるわけですな。ま、早く歩く訓練で認知症の出現... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/30 23:28
みなさん、運動は週二回で十分らしいっすよ
 イングランドとスコットランドのいくつかの健康調査に回答した40歳以上男女63591人で1994〜2012年に収集したデータの分析。自己申告で運動の強度と頻度を以下に分類。 中程度の運動も強い運動もしていない「非運動群」、中程度の運動が推奨されている週150分未満でかつ強い運動がこれまた推奨の75分未満の「不十分群」(ただしこの群は週の頻度でさらに分類:今回の分析で重要となったのは週1,2回)、週1〜2回の運動、中程度の運動を週150分以上または強い運動を75分以上の「週末がっちり群」、推奨通... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/30 23:14
2月1日〜
フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、毎週月〜金、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、ときどき火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月〜木、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 NHKラジオ、「歌の日曜散歩、歌って笑ってうたわらどん」、月一出演 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/30 12:19
パチンコ・パチスロ遊技障害対策私案(篠原)
パチンコ・パチスロ遊技障害対策私案(篠原) パチンコ・パチスロ遊技障害対策私案(篠原) http://higeoyaji.at.webry.info/201701/article_17.html (メモ書きなので頻繁に更新します。ご覧になるときはリロードして最新版をご覧ください) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/27 07:06
ホラー映画ではドキドキ音のドキのときに顔を上げさせるとよけい怖い?後に残る?
 偏見というのは意識的なものだけではなく、無意識的、身体的なもので根深いものであることを示唆する研究がこれまでに報告されてきている。たとえば、白人が被験者なら、黒人が携帯電話、手工具などを持っている場合、白人が持っている場合より、それを拳銃など武器だと誤認しやすいことが報告されているし、黒人の顔を見せただけで偏桃体、視床下部、交感神経系の恐怖反応系が活性化し、かつこの活性度は被験者が不安を抱えていたり、ストレスにさらされたりしている状況下の方が高まることも報告されている。ドキドキ感が強いほど、不... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/25 11:49
幹線道路の近くに住む人の方が認知症になりやすい?
 カナダオンタリオ州のふたつの住民コホートを対象とした研究。総被験者数は約660万人で、2001〜12年に認知症を発症した人が24万3,611人、パーキンソン病は3万1,577人、多発性硬化症は9,247人。2001年の5年前、1996年時点で幹線道路にどれだけ近接したところに住んでいたかを電話番号をもとに推測、幹線道路との距離と認知症と発症率の関連を推測。  結果、幹線道路から300m超離れた所に住む人に比べて、50m内に住む人は認知症の発症率が7%高く、50〜100mで4%、101〜200... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/22 23:45
ぱちんこユーザーの年平均費用は10万弱?
 警察の立派なところは暗に指摘されれば即座に修正すること。全日遊連での課長講話(http://www.goraku-sangyo.com/archive.php…)。  その中でぱちんこ産業の現状についての指摘、今回の表現はこれ↓ 「ぱちんこ産業の現状について申し上げますと、公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2016」によれば、平成27年中の市場規模は23兆2,000億円、遊技への参加人口は1,070万人となったと承知しています。前年と比較すると、市場規模では1兆3,000億円で5.... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/22 22:02
トウレット症候群にドーパミンD1受容体拮抗薬が効果?
 トウレット症候群(いわゆるチックなど)の小児40人を対象とした、プラセボ対照第二相試験で、ドパミンD1拮抗薬ecopipamによるチック重症度スコア(YGTSS-TTS)の有意な低減が確認されたそうです。  第三相でもOKならくするとして認可されます。治療期間は4週で、二週目、四週目で有意な低下が認められ、副作用はプラセボと同様だったとか。 Ecopipam Treatment of Tourette's Syndrome in Subjects 7-17 Years. Clinical... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/01/21 00:22
カロリー制限の健康効果は確かにあるらしい
 栄養不足にはならない程度のカロリー制限は、寿命を延ばしたり、加齢関連障害の発症を遅らせたりすることが、線虫やネズミなど多くの種で認められています。しかし、霊長類では相反する結果が出ていました。  一つはワシントン大の研究で、カロリー制限で寿命を伸ばす効果が認められています。一方、National Institute on Aging studyでは寿命の延長効果が認められていません。そこで↓では、この二つの研究をまとめて検討しなおしました。その結果、サルではカロリー制限が健康上の便益を生むこ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/21 00:15
歳をとると脳は委縮する。しかし、年齢による影響の半分程度は地中海食で抑制できるかも?
 地中海食は、オリーブオイル、木の実、魚、トマト、鶏肉、ブロッコリー類の野菜、果物、濃い緑の葉野菜を多くとり、脂肪の多い製品、赤肉、臓器肉、バターを少なくとる食事ですが、地中海食の遵守度が高い人の方が、アルツハイマー病になりにくいとか、認知機能が低下しにくいとか、健康長寿だとか繰り返し報告されてきました。  ↓はスコットランド・エジンバラ大などの研究。70歳超で認知症のないスコットランド人約1,000人の食事情報を収集し、半数超に73歳時にMRIで脳スキャン(脳の全容積、灰白質、大脳皮質の厚さ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/20 00:56
スキマに3分 5教科シャッフル まめおぼえ 中1、中2、中3
スキマに3分 5教科シャッフル まめおぼえ 中1、中2、中3 スキマに3分 5教科シャッフル まめおぼえ 中3高校入試 中1、中2もあります。脳っぽいアドバイス付き。 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/14 23:44
心を動かす写真を見てから勉強するとよく覚えられるかも
 ポジティブな感情にせよ、ネガティブな感情にせよ、心が動くような出来事はよく覚えているもので、これは記憶に関係する海馬への情報流入が、感情にかかわる偏桃体の活動によって促進するからと考えられている。だから、何か覚えたいなら無理にでも「楽しい」「これだいじ」「わすれたらやばい」などと感情の刻印を押した方が記憶しやすくなるといわれたりする。  ↓は記憶前に感情を動かしておくと、その余韻で記憶力が高まるという研究。最初に感情を刺激する写真、次にあたりさわりのない写真を見せたグループは、あたりさわりの... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/13 22:59
思春期早期のメンタル受診は意味がある
2005年から2010年までの期間、1238人の14歳について、18か月後と36か月後にうつ症状リスクを調べた英国の調査。結果、14歳時点で精神障害症状を持っており、過去一年間にメンタルヘルスサービスを受けた人は、そうでない人に比べてうつの兆候が大幅に低下しており、17歳の時点でうつの診断を受けた人は7分の一になっていたそうです。 Reduction in adolescent depression after contact with mental health services: a ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/13 22:26
教育歴の長さが認知症の有病率を低下させているのかもしれない
 以前、フラミンガムスタディで認知症の出現率が低下しているとする研究を紹介しました(http://higeoyaji.at.webry.info/201602/article_13.html)。↓は、ミシガン大などによる2000年と2012年の米国における認知症有病率の比較。  Health and Retirement Study(HRS)から2000年(1万546人)と2012年(1万511人)の65歳以上の米国人口縦断調査によると、65歳以上の認知症有病率は2000年で11.6%、201... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/10 22:14
母の脳の変化、今までの知見と違うのかな
 以前、VBM(三次元形態解析)によって脳の灰白質を比較すると、前頭葉や側頭葉など賢そうな場所はそもそも女性の方が厚いのだが、赤ちゃんを産むと数か月で灰白質の容積が増える。さらに子どもへの思いが深いほど、中脳灰白質(視床下部、黒質、扁桃体など)がより増大するといった報告があり、オキシトシンの影響が指摘されていたが、↓は、心の理論関連部位の変化の報告(以前の変化は示されていない)。  まずは、妊娠、出産を初めて経験した25人の女性、初めて父親になった男性19人、子どものいない男性17人、出産経験... ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/01/09 23:32
カクテルパーティー効果は脳の予測的活動による
 Nature Communicationのカクテルパーティー効果関連論文二題。カクテルパーティー効果はパーティーなどの喧騒の中でも、人の話がちゃんと聞き取れる現象。脳が情報の補いを行っていると考えられているが、それを実証的に示したもの。  Perceptual restoration of masked speech in human cortexは、fasterとfactorのように一音だけが違っている単語の組み合わせで、違っている音を雑音に入れ替え、脳活動を示したもの。5人の被験者はいず... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/09 23:11
高脂血症の治療薬スタチンはアルツハイマー病のリスクを低下させる
 アルツハイマー病の発症リスクの低下に高脂血症の治療薬スタチンが役立つとの指摘は以前からあった。たとえば2010年にNIHが250の原著論文を精査して、何が認知機能の低下やアルツハイマー病の予防に役立つか、逆に、リスク上昇に役立ってしまうかといった評価が行われたが、そこではスタチンがアルツハイマー病のリスクを下げることが低い証拠(疫学的証拠)でいえることが示されている。これはアルツハイマー病にかかわるアミロイドβのプラークの蓄積が高コレステロールによって促進されるが、その抑制がアルツハイマー病予... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/01/05 21:58
ギャンブリング障害と脳、遺伝の関連
 ギャンブリング障害(gambling disorderがDSM−5での正式な名称:ギャンブル依存は俗称)では、ギャンブリング関連刺激で、「やる気」や「行動の開始・維持」にかかわる報酬回路(腹側被蓋〜側坐核含む線条体)の活動が高まりやすくなり、他の事柄では活動が高まりにくくなります。また遺伝子の読出しの仕方も変わると推測されています。こうした仕組みは精神刺激薬、アルコール、高スクロール食でも同様です。  こういうと「脳がギャンブリングの快を覚え、その快を求めてやめられなくなる」などと単純化した... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/01/05 20:18
脳由来神経成長因子が精神疾患の指標となりうる
 脳由来神経成長因子(BDNF)は、脳の神経細胞の成長や損傷の修復などとかかわり、たとえばうつ病では記憶に関係する海馬でBDNFが働きずらくなると、過去のいやな記憶などの亢進が困難になるといったBDNF仮説が提案されています。また運動すると海馬でBDNFが増え、これが運動による海馬容積増とかかわり、認知機能の低下予防に結びつくと考えられています。  さて、↓は、重度の精神疾患(単極性うつ病、双極性うつ病、躁病、統合失調症)とBDNFの関連を調べたもの。236人の入院患者と100人の健常者の比較... ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2017/01/02 14:13
運動不足が肥満を呼ぶのではなく、肥満が運動不足を呼ぶ
 肥満は運動不足と関係し、体重増加と悪化させることが知られていますが、その機序はよくわかっていません。そこで↓の研究では、肥満⇔運動不足の関連に、やる気や意欲、運動開始などにかかわる線条体のドーパミンシグナルがかかわると考え研究したそうです。  それによるとドーパミンのD2タイプ(抑制型)が肥満マウスでは減少しており、D1タイプ(興奮型)はかかわらず、D2関連シグナリングを阻害すると運動不足が生じ、回復させると運動増が認められたとか。肥満がD2受容体を介して運動不足を呼ぶメカニズムが示されたわ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2017/01/02 14:01
妊婦から幼児期のω3補給は悪くない、けっこうおすすめ
 サプリメント摂取の効果は疑問視されることが多いが、妊娠期から幼児期にかけての白い目で見られることもあるが、長鎖多価不飽和脂肪酸のサプリメント摂取は、プラセボ対照無作為化試験での有意な効果の報告が比較的多い。たとえば、知能をターゲットにしたライジングインテリジェンスでは、長鎖多価不飽和脂肪酸の摂取が子どものIQを高めることがメタ解析で示されていたりする。  ↓は、n−3長鎖多価不飽和脂肪酸(n−3 LCPUFA)・エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を含むサプリメントを... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/12/30 21:46
パチンコ・パチスロ業界の今後の遊技障害(いわゆるギャンブル依存)対策について(私案)
パチンコ・パチスロ業界の今後の遊技障害(いわゆるギャンブル依存*1)対策について(私案:篠原案) (メモ書きなので更新します。最新版はhttp://higeoyaji.at.webry.info/201701/article_17.htmlになりますので飛んでください) ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2016/12/30 00:20

続きを見る

トップへ

月別リンク

篠原教授の 楽ラク脳トレーニング DVD全12巻
「はげひげ」の脳的メモ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる