テーマ:肥満

褐色細胞刺激とたばこルートの併用で減量

 寒さに暴露すると褐色脂肪細胞が活性化し、熱産生を促し、消費カロリーが増える。イシリンはこの経路を刺激し、熱産生を増しうるが、食欲が増大することが難点。  そこで、マウスの実験で、ニコチニックアセチルコリン受容体を刺激するジメチルフェニルピペラジニウムを併用したところ、肥満マウスの体重減と耐糖能の改善に成功。なお、たばこで食欲抑制がで…
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肥満と脳

肥満は頭の働きを低下させるが、そこには免疫細胞のバカ食いがかかわる https://higeoyaji.at.webry.info/201809/article_6.html 脂肪細胞から分泌され食欲を調整するレプチンは、海馬に作用して記憶を良くする 肥満ではレプチンが低下 Effects of leptin on memory…
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肥満は頭の働きを低下させるが、そこには免疫細胞のバカ食いがかかわる

 肥満が認知機能の低下とかかわることが知られていますが、そのメカニズムに免疫細胞・マイクログリアがかかわることを示した研究↓。まず食事で太らせたマウスで海馬関連の認知機能テストを実施し、認知機能の障害を確認。この障害が、海馬歯状回のスパイン(新しい接続につながる膨らみ)の減少と、マイクログリアの活性化とかかわることを示したそう。一方、マ…
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肥満関連遺伝子と食事療法

 ↓の研究チームは肥満関連一塩基多型77を特定し、肥満との関連をスコア化している。このスコアを利用して、米国の医療従事者およそ1万人の20年間(1986-2006年)の体重変化と、4年ごとの食事内容調査との関連を調べたそう。  結果、食事の内容の改善によってBMIや体重の低下が認められ、肥満の遺伝的リスクが高い人ほどその効果が大きかっ…
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ブロッコリーの新芽(スプラウト)で肥満予防?

 ブロッコリーは北海道が出荷量ナンバー1ですが、私の地元、長野県も5位、原村などでも作られています。このブログでは以前、「自閉症スペクトラムにブロッコリーの芽からの抽出物から作ったスルフォラファンが効果」(http://higeoyaji.at.webry.info/201410/article_8.html)という研究を紹介しましたが…
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運動不足が肥満を呼ぶのではなく、肥満が運動不足を呼ぶ

 肥満は運動不足と関係し、体重増加と悪化させることが知られていますが、その機序はよくわかっていません。そこで↓の研究では、肥満⇔運動不足の関連に、やる気や意欲、運動開始などにかかわる線条体のドーパミンシグナルがかかわると考え研究したそうです。  それによるとドーパミンのD2タイプ(抑制型)が肥満マウスでは減少しており、D1タイプ(興奮…
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過体重や肥満は脳にとってリスク

 以前から、肥満の人や太りすぎの人は正常体重の人に比べて脳組織が少ないことや(Brain structure and obesity. Raji CA, Ho AJ, Parikshak NN, Becker JT, Lopez OL, Kuller LH, Hua X, Leow AD, Toga AW, Thompson PM. …
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ああ、そうですか。でぶはがんのリスク、確定ですか。

 肥満は生活習慣病のリスクであることはよく知られていますし、当然がんも、また認知機能低下や認知症のリスクとなりうることも示唆されてきました。肥満は脳の萎縮を促進するなんて言う研究もありました。  なので、致し方ない結果ですが、↓は肥満でないこと(BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が25未満)は、大腸癌、食道癌、腎臓癌、乳癌、…
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パスタを食べると太る?

 地中海食が長寿、肥満予防、生活習慣病予防、認知機能低下予防、認知症予防に役立つことは繰り返し報告されているが、地中海食ではつきもののパスタの摂取はあまり検討されてこなかった。  ↓はパスタ摂取量と体重を検討し、パスタ摂取量が増えるとむしろ体重抑制に役立つことを示したもの。2万3,000人強のイタリア人を対象とした2件の大規模研究をメ…
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太っているといわれたり、思われたりすると、余計太るらしい

 2015年、ウォータールー大学レニソン・ユニバーシティー・カレッジのクリスティン・ローゲル教授らは、「体重に関心が高い人」(平均+1SD以上)は、「受容的なメッセージをたくさんもらう」(このたくさんも平均+1SD以上)と「体重への関心が減り」「やややせた」。  「受容的なメッセージが少ない」(平均値ー1SD以下)と「体重への関心がま…
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健康的な食事が認知症のリスクを下げるのだが、やせより太り気味の人のほうが認知症になりにくい

 欧米では地中海食がアルツハイマー病を含む認知症のリスクを下げることが多々報告されています。日本では生活習慣病の予防につながる和食が注目され、たとえば久山スタディでは、認知症でない60~79歳の日本人1,006人を15年程度追跡し、「大豆・大豆製品」、「野菜」、「藻類」、「牛乳・乳製品」を多く摂り、「米」を少なく摂取している人で、認知症…
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肥満妊婦は過体重児を生みやすい

 背が高いほうが高学歴、高年収になり、女性では過体重は不利であること(http://higeoyaji.at.webry.info/201603/article_26.html)をメンデル無作為化試験で示したエクスター大の調査。  欧州、北米、オーストラリアで実施された18試験に参加した欧州系の女性と、EGG Consortiumに参…
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背が高いほうが高学歴、高年収になる?女性では過体重は不利?

 エクセター大学のJessica Tyrrellらは、英国バイオバンクに登録された37~73歳の英国人家系の男女11万9,669人のデータを用い、(1)正規の就学期間を終了した年齢、(2)教育レベル、(3)職務等級、(4)世帯年収、(5)タウンゼント剥奪指標(特定の集団内の物質的な窮乏の指標)について検討した。  最近流行のメンデル無…
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食餌性肥満は確かに精子、卵子に含まれるエピジェネティック因子によって「遺伝する」

 一昔前、遺伝はDNAを介して行われるもので、DNAは生まれながら変化がないので、ある個体が生きている間に獲得した後天形質は遺伝しないと考えられていた。遺伝は、DNA複製→RNA転写→タンパク質への翻訳→形質発現によって先天形質のみで行われるというわけです。  しかし、たとえば、オスネズミにさくらの香りをかがせたときに電気ショックを与…
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時計遺伝子BMAL1が直接に寿命、生殖、体重、血糖値などに影響するらしい

 時計遺伝子BMAL1は肥満遺伝子と呼ばれたりします。これはBMAL1が体内で生活リズムの働きを整え、脂肪細胞内で脂肪酸やコレステロールを合成する働きを活発化し、脂肪細胞に多く溜め込もうとする働きがあり、脂肪細胞内に脂肪を蓄積させる働きを行っている間は、脂肪を分解する働きを抑制する作用もあるためです。  また、Bmal1を欠損させたマ…
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抗生物質使用が腸内フローラを介して肥満、免疫疾患などのリスクを高めうる

抗生物質の投与によって菌が耐性を獲得することが問題になっていますが、この研究は腸内細菌の変化が生じることで、子どもの肥満や免疫系疾患がおきやすくなることを示した研究です。  Willem de Vosらは、フィンランドの142人(2~7歳)の便中の微生物叢(そう)と各種抗生物質の購入記録、および健康状態の記録を六ヶ月間、調べました。…
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残念なお知らせ、肥満の正常化は難しい

 世の中、さまざまなダイエット法があふれています。しかし残念ながら肥満の解消は難しいようです。  10年間に3回以上BMI身長と体重を調べ、BMI(体重(kg)/身長(m)/身長(m)、望ましいのが22)を算出してある肥満成人を調べたところ、病的肥満(BMI40.0-44.9:BMI40は身長170cmなら115kg)では、正常体重達…
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肥満

時計遺伝子Bmal1との関連。夜食べると太る。 肥満関連遺伝子。 Fto 食べた後も食欲(グレリン放出) β3AR(アドレナリンβ3受容体)-中性脂肪の分解抑制、基礎代謝を低くする UCPI(脱共役タンパク質)-褐色脂肪細胞の働きにぶる→基礎代謝を低くする β2AR 基礎代謝上がる、太りにくい 脂肪を燃やすには運動は食事前
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飲めばやせる薬?

 肥満は摂取カロリーが消費カロリーに勝るエネルギーバランスと、白色脂肪細胞の膨張によって特徴づけられます。その一方で、褐色脂肪細胞は、熱を生み出すためにエネルギーを消費しています。そこでボン大のリンダ・ホフマンらは可溶性グアニリルシクラーゼ(sGC)を刺激する「BAY 41-8543」、これはcGMPのセカンドメッセンジャーを刺激するの…
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でしょうね。同等のカロリー制限をしても痩せにくい人がいるそうで、その人は断食がよく効くそうです。

 肥満に関わる遺伝子は60種類程度あり、その中でも3種類の遺伝子が肥満に大きな影響を与えることが知られています。ベータ3AR遺伝子に多型があると内臓脂肪がつきやすいポッコリおなかの「リンゴ型」、UCPI遺伝子に多型があると下半身が太りやすい「洋なし型」、ベータ2AR遺伝子だと太りにくいが痩せづらい筋肉がつきにくい「バナナ型」などといわれ…
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うまい具合に加工した細菌入りの水を飲むと脂肪食食べ放題でも太らない

 最近、NHKの腸内細菌群(腸内フローラ)についての特集もあり、腸内細菌に注目が集まっています。肥満になりやすい腸内細菌や、太りにくい細菌、ガンになりやすい細菌とかあるそうです。  ヴァンダービルト大のデイビス博士らは、細菌に食欲を抑える物質の原料を生み出す遺伝子を組み込み、ネズミにその細菌入りの水を与える実験をしました。具体的には、…
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筋トレはおなかの脂肪の増加を防ぐのに、有酸素運動以上に役立ち、有酸素運動は体重低下により役立つ

 1996年にスタートし2008年時点での体重、腹部脂肪を追跡調査した、 合衆国男性10,500人の大規模調査の結果、従来から指摘されてきたように、筋トレはおなかの脂肪の増加を防ぐのに、有酸素運動以上に役立ち、有酸素運動は体重低下により役立つことが示されました。  やはり「有酸素運動+筋トレ」が大事です。 Obesity (Sil…
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なんだ、わしの肥満傾向は親の糖分摂取か・・・

最近、世代をまたぐ遺伝が何かと取りざたされています。たとえば父親のトラウマ(恐怖条件付け)が精子のマイクロRNAを介して、子に伝わり、なんと孫にまで伝わるとか。今回は受精前の親の糖分摂取が多いと遺伝子発現の調整に関与するクロマチンを介して、子に肥満傾向をもたらすのだとか。親が肥満しやすい遺伝群を持ち、かつ、受精前にがんがん糖分を摂取して…
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まじか!高脂肪食は嗅覚を劣化させ、高脂肪食をやめてもその劣化が続く。。。。。。

 アメリカ人の6割は肥満で、これが心臓血管障害や認知機能の低下と結びつくことが広く知られてきています。一方で、肥満による食事傾向や感覚神経の変容はあまり調べられていません。この変容が過食と結びつきさらなる悪循環を生む可能性があるわけで、特に嗅覚細胞の変容は重要です。  ↓によるば、高脂肪食をマウスに与え続け長期のエネルギー摂取過剰状態…
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えっ!食べ過ぎが褐色脂肪細胞(カロリーを消費してくれる)を減らしてしまう。。。。。

 脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があるが、褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞より多くの毛細血管を集め、酸素を使ってエネルギーを生み出すミトコンドリアも豊富です。新生児や冬眠動物では褐色脂肪細胞が多く、自発的に熱を生み出してくれます。大人でも褐色脂肪細胞が多いと太りにくくなるわけですが、↓の研究によれば、食べ過ぎで栄養が過剰な状態になると…
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午前中に光を浴び、お茶を飲んで運動し、カロリー控えめがよろしいようです。

 遅寝遅起きは太りやすいことが知られていますが、そういう睡眠のタイミングの影響とは別に、いつ光をたくさん浴びるのかが太りやすさとかかわることが示されました。↓によれば、朝から昼にかけて光を受ける人は、それより遅い時間に光をよく浴びる人よりBMI(体重を身長の二乗で割った肥満の尺度)が低いそうです。早寝早起きをしてもカーテンを引きっぱなし…
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テレビ、車、パソコンを持つほどに肥満や糖尿病が増えるのだとか

低所得国から高所得国までの17か国、約154,000人の調査の結果、テレビ、車、コンピューターを所有するほどに、肥満や2型糖尿病になりやすくなるんだそうです。便利なものは人を太らせる? 特にこの関係は低所得国や中所得国でより明確で、その背景には、運動が少ないこと、座位時間が長いこと、摂取カロリーが多くなることが関与するのだとか。 C…
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朝食抜きはとてもお勧めできないが、朝食抜きはかえって太るという主張の根拠は薄弱らしい

 「朝食抜きは体重を増やす」といった主張をしばしば目にするが、これらの主張の背景となる実験のうち、厳密に朝食と体重の関連を確かめた調査は一握りで、そうした厳密な調査では朝食抜きによる体重増加への寄与はまったく、あるいは殆ど認められておらず、朝食を食べる人は朝食を抜く人よりも1日あたりのカロリー摂取量が結果的により多くなるのだとか。 A…
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脂っぽい脂や糖質は体重や代謝をコントロールする機能を壊す

British Journal of Nutritionのレビューによると、飽和脂肪酸(融点が高くギトギトしがちな脂)や単純糖質を長年にわたって過剰に摂取すると、炎症細胞を視床下部へ動員して、視床下部の神経を損傷し、レプチンやグレリンなどの食欲調節ホルモンの機能を妨げ、体重や代謝をコントロールする能力を衰えさせるんだとか。そして、脂肪が…
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肥満遺伝子の候補遺伝子Ftoが依存にもかかわる

FTOという遺伝子は2007年にBMI値(肥満度)と相関する遺伝子として報告され、肥満や糖尿病との関連が指摘されてきました↓。またFtoを持つ人の方が幸せだという報告もありました。 ところが、このFto、マウスにおいてコカイン応答を調整し、脳におけるドーパミンによるシグナル伝達を調節するのにも関わっていることがわかりました。この研究に…
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