超音波は蝸牛液を介して脳を活性化する

超音波は人間の耳には聞こえない高い振動数をもつ音波。だいたい20KHZ以上。この超音波は脳の様々な個所を活性化することが知られ、可聴域ではない超音波を混ぜ込むことで、なんらかの慣性誘導ができるのではないかと期待されている。  ↓はこの活性化が、超音波が直接的に脳の神経細胞を活性化させるのではなく、蝸牛を介して実現しているらしいこと…
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側坐核の電気刺激でインシュリン抵抗性が改善

2型糖尿病ではインシュリン感受性が低下し、同じ量のインシュリンを投与しても、血糖値の低下が小さい。このインシュリン抵抗性が快感の中核、側坐核でのドーパミン放出の改善で改善されるという研究。  2型糖尿病の肥満男性で、かつ強迫性障害(OCD)を持つ患者に対して、脳深部刺激(DBS)治療を行ったところ、インスリン必要量が大幅に減少したそ…
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紫外線は嫌われ者だが頭をよくするかもしれない

 紫外線はシミやがんなどを誘発しうることで嫌われがちです。しかし、一日15分くらいの日光浴は、ビタミンDの生成によって骨量をふやしてくれますし、殺菌作用、リラックス効果などがあります。  ↓はさらに賢くなるかもしれないという研究。マウスの実験ですが、紫外線を浴びると脳の運動皮質や海馬でグルタミン酸の生成、放出を促し、動作学習や記憶の改…
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スタチンは認知症予防に役立つ

 生活習慣病の予防や治療が認知症一般やアルツハイマー病の予防に役立つことは、疫学データ中心の議論であることは否めないものの、よく知られた話になってきている。  高脂血症の治療薬スタチンが認知症の予防に役立つという指摘は古くからあるが、↓はそのメタ解析。適格基準を満たした25報を対象。  結果、すべての認知症リスクの有意な低下とスタチ…
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仕組みは必然?人工知能が勝手にグリット細胞らしきものを生み出した

 生き物にとって場所の認識は重要です。どこでエサを得たか、どこで危機に陥ったか、その認識と記憶がなければ、生き残りの確率が低下してしまいます。オキーフ博士とモーザー博士夫妻がこの仕組みを明らかにしています。オキーフ博士は海馬に特定の場所で発火する細胞を見つけ「場所細胞」と名付けました。またこの場所細胞の発火が10Hzほどのθ波によって同…
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レプチンは視床下部弓状核のアグーチ関連ペプチドニューロンでまず働く

 脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があります。運動や寒さでは褐色脂肪細胞由来のリポカインが分泌を増し、代謝を高め、脂肪を燃やします(http://higeoyaji.at.webry.info/201805/article_3.html)。  一方、白色脂肪細胞はレプチンを分泌し、食欲を抑えます。単純には胃から分泌されるグレリン…
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運動はリポカインを増し、代謝を高め、脂肪を燃やす

 夏と冬のどちらが太りやすいのか?  冬は寒くて運動不足になりがち。一方夏は汗もたくさん出る、夏痩せなんて言葉もあるから、冬の方が太りやすい。。。さにあらず。実際、体重の季節変動を見ると夏太り現象が。その理由として寒い時の方が体温維持のために必要なカロリーが多くなる、寒いとリポカイン(伝達分子として作用して全身代謝に影響しうる脂質の総…
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5月1日~

フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月~金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、隔週火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月~金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 5月7日、2-4限、授業。 5月9日、F社打ち合わせ。16:0…
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ゲノム編集でアミロイドβを減らしアルツハイマー病を予防、一方でアミロイドβ仮説が間違っている?

 アルツハイマー病の原因物質と考えられているアミロイドβは、その前駆体たんぱく質(APP)から産出されます。理化学研究所の西道先生らは、アルツハイマー病のより適切なモデルマウスを作成する過程で、アミロイドβが蓄積しにくいマウスを見つけ、ゲノム編集技術を駆使し34塩基の配列を欠失させただけでAβの蓄積が抑制されることが明らかにしました。エ…
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アルコール依存(アルコール使用障害)の診断基準,DSM-5

以下がいわゆるアルコール依存(アルコール使用障害)の診断基準だが、マスコミで紹介されるような「最も重度の症例はこの障害を持つ人のほんの一部にすぎず、典型的なアルコール使用障害の人の予後ははるかによい」(DSM-5)点には注意が必要。アルコール使用障害であれば、一律に重度というわけではなく、障害の基準をみたすかいなかはたいした問題ではない…
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いわゆるアルコール依存症(アルコール使用障害)についての誤解

いわゆるアルコール依存症(アルコール使用障害)についての誤解。 以下、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)、「アルコール使用障害」より。「 」内は日本語版p486-487より。 「治療を受けに来る人達が典型的には長年にわたる重度のアルコール関連問題を抱えているという事実から、しばしばアルコール使用障害が手に負えない…
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やっぱり、高齢者でも海馬の神経細胞は新生する

「人の海馬の神経細胞再生は、子どものときから速やかに低下し、大人では観察不能なレベルまで低下する」というカリフォルニア大サンフランシスコ校の研究者たちの論文がNatureで最近報告された(http://higeoyaji.at.webry.info/201803/article_8.html)。成人では脳細胞が新生しないのではないか、…
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パチンコ・パチスロ遊技障害全国調査 調査報告書 などがHPで公開

社会安全研究財団の刊行物です。いずれもギャンブリング問題に関心のある方は目を通しておくべきものかと思います。 ①パチンコ・パチスロ遊技障害全国調査 調査報告書  http://www.syaanken.or.jp/?p=10120 ②ワイリー・ブラックウェル ギャンブリング障害 ハンドブック http://www.syaank…
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性差が大きいほど絶滅しやすい??

 スミソニアン博物館などによるNatureの論文。  貝虫類(ostracods)の4億5千年前から現在までの化石記録の研究。貝虫類は雄は大きな性器を格納するために細長い殻を持ち、そのことで射精の質を高める大きな筋肉質の精子ポンプを持つ。そのため貝虫類では性差が大きい。こうした性差を性的二形と呼び、性的二形があるほうが性選択による適応…
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リスク行動はうつります、同調します

 リスクのある賭け事の決定に、他者の決断が影響することは既に報告されています。他者の選択を観察すると、その他者の選択と同じ選択をする傾向が強く、特に、その他者の選択が被験者自身の危険性に対する好み(リスクをとるか、安全をとるか:リスカーかセイファーか)に沿ったものであると、その傾向が強まったそう。この選択には腹内側前頭前皮質、前部帯状回…
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筋肉は記憶する、筋トレは無駄にならない

 筋肉は記憶する、筋トレは無駄にならないことは、経験的に知られています。たとえば学生のとき部活で十分な運動をしていれば、その間に筋肥大が起きますが、部活をやめ、筋トレもしなくなれば、いずれ筋肉は落ちていきます。しかし、ふたたびトレーニングを開始したとき、それまでにトレーニング体験がある人と、ない人とでは筋肉のつき方が違ってきます、かつて…
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アルツハイマー病をアミロイドβ、タウタンパク、神経変性で定義

 精神疾患は一般にそうですが、DSM-5などの操作的な診断基準に基づいて、診断が行われます。つまり、がんのあるなし、インフルエンザか否かのように、ほぼ明確なバイオロジカルマーカーがあって診断が行われているわけではありません。  アルツハイマー病も同様で、確定診断は死後の剖検によってのみ可能となっています。しかし医師は、健康状態全般・過…
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「専門家も認めた」≒「たいした証拠がない」、かもしれない点に注意

 よく、名医も認めた~、とか、専門家も認めた~、といった表記があるが、「患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見」はエビデンスレベルで6番目、最低レベルであることを知っていた方がいい。名医や専門家がエビデンスレベルの高い論文等に基づいて意見を言っていれば別だが。  名医も認めた~、専門家も認めた~、は売り手からすれば、ウソ…
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コーヒーでがん???

コーヒーに含まれる発癌性物質・アクリルアミドは癌を引き起こしうると表示すべしとカリフォルニア州裁判所が判決。コーヒー会社はコーヒーのアクリルアミド量は癌を引き起こす程ではないとして上訴を検討。WHOはむしろコーヒーでがんが生じにくくなるとしている。 https://www.nytimes.com/2018/03/30/business…
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指がポキッとなるのは微細気泡の崩壊による

 指の関節、ポキポキ、は北斗の拳に限らず定番。なることは誰でも知っているが、どうして鳴るのかは、論争が続いている。  1971年に、関節のすり合わせで、滑液の液圧が変化、微細気泡が生じ、これが崩壊することで、ポキッ、という学説が提唱され有力視されてきたが、つい最近、指をポキッとならしても、相当の時間が経過しても微細気泡が残っていること…
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スポーツくじのギャンブル障害リスクファクター、ぱちんこのギャンブル障害リスクファクター

 IR法案にからんで、カジノの入場回数制限、入場料徴取などがギャンブル障害(ギャンブル等依存症)対策として提案されている。一方で、ギャンブル障害のリスクファクターについての具体的な解析は、若者がリスク要因であるといった一般論や、Gotoらの遊技場へのアクセスが容易だとリスクが上昇するといった研究が紹介される程度で、あまり紹介されていない…
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電子タバコで禁煙が難しくなる

 1357人のたばこをやめようと思って禁煙外来にやってきた人の追跡調査。28%が3か月後、電子タバコを使っていた。マッチングさせた237人で比較したところ、電子タバコ使用者は6か月後10.1%が禁煙していたが、電子タバコを使わなかった人は26.6%禁煙していた。  禁煙治療に簡単に参加できるようにした人ではその差がさらに大きく、29.…
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4月1日~

フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月~金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、隔週火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月~金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 4月3日、13:00-14:00、NHKコメント収録。16:00…
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人の気持ちに共感する力の少なくとも10%は遺伝要因で説明できる

 性格や行動特性の3-5割が遺伝要因で説明できることが双子研究などから明らかになっている。その点から考えると、「人の気持ちに共感する力の少なくとも10%は遺伝要因で説明できる」という↓の結果は、そう驚きでもないし、むしろ案外遺伝要因の影響が小さいのかもしれないな、と思わせるものだ。  ケンブリッジ大学のVarun Warrierらは、…
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仕組みの見えるディープラーニング

 ディープラーニングの一般的な弱点は、脳に似せた層化構造で計算処理を行わせると、なぜか、正解率が上がっていくが、なぜそうなるのか仕組みとの対応が取れない点にある。  ↓は、ディープラーニングアルゴリズムの構造を、細胞内の既知の分子システムの構造にマッピングすることで、人口ニューラルネットワークを「目に見える」ようにしたそう。そして、こ…
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一度自傷行為をした若者の一年以内の自殺は46倍にもなる

 ↓は自傷行為を行った12~24歳の若者、32395人の一年間の追跡調査の報告。  自傷行為を行った後、一年以内に自殺によって死に至った率は、10代では46倍、20-24歳では19.2倍となっていた(デモグラフィックを合わせた一般人と比べて)。  自傷後の自殺のリスクは白人に比べてアメリカインディアンやアラスカ先住民は4.69倍だっ…
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成人では脳細胞は新生しない(1998まで)⇒新生する⇒やっぱり新生しない

 一昔前、1998年までは、脳細胞は心臓の細胞と同様、生まれた時から同じ細胞と付き合い続ける、新しい細胞は生まれてこない、と考えられていました。しかし、ガン細胞を染める技術を使って、新生細胞を調べたところ、海馬歯状回、脳室周辺部などで、新生細胞がみつかり、歳をとっても脳細胞は新しく生まれると考えられるようになりました。  しかし、↓は…
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ほう、握力が高いとうつの発病を抑制しうるのか。

 50歳以上の一般成人4,505例の調査。  握力によって三分位し、2年後のうつ病発症オッズを調べた。  三分位の中位で、うつ発症オッズが31.5%有意に減少(p=0.04)、上位では34.1%減少した(p=0.02)。  握力と健康の関連、握力とメンタルヘルスの関連は以前から指摘されていたが、縦断的に明らかにしたのは珍しい。 …
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「渇望」を生み、水分摂取を促す回路

「渇望」はギャンブル障害でも中核的な感覚だ。おなかが減るというより、喉の渇き、強烈な乾きが水を欲するようにギャンブル行動を欲する。現実には薬物で起こる渇望と、行為における渇望ではおそらく質(関連する神経回路網)が異なると思われるが、比喩としては重要だ。  ↓はカリフォルニア工科大の岡先生らの報告。体内の水分バランスをモニターしつつ、…
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学んで新薬の可能性を見つけるAI企業が4500万ドルの投資を獲得

 日々新たな創薬の可能性を示す論文が嫌になるほど発表されている。そのすべてとは言わなくとも、自分の興味に関連する論文を読みこむだけでも、膨大な時間がかかる。しかし、読み込むポイント、応用へのステップは、ほぼ定式化可能でもある。  となると人工知能の出番。すでに2012年Atomwiseは科学者のように学び創薬の可能性を見出すAI技術・…
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うつ⇒恥⇒ギャンブル、アルコール

ギャンブリングは自己治癒行動であるとの理論によれば、若者はうつ的なネガティブな気分から逃れるために、アルコールやギャンブリングに走る。↓はその媒介要因として「恥」の感覚を提案したもの。  211人の追跡調査で、第一波でうつ傾向が高かった人は、第二波で「恥」の感覚が高く、これがギャンブルをよりたくさんすることと、アルコール問題を予測し…
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ギャンブル依存の回復支援では併存する精神疾患への配慮が必要

 ギャンブル障害には、アルコール使用障害、うつ、統合失調症、ADHDなどの併存障害が多いことはよく知られている。Dowling NA et al.(2015)によれば、アルコール使用障害 15.2%、薬物使用障害 4.2%、大うつ病性障害 29.9%、双極性障害 8.8%、統合失調症 4.7%、パニック障害 13.7%、社交不安障害 1…
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言語性知能が標準偏差分低くなるごとに、ギャンブル問題のリスクが2倍になる

 イングランドの一般世帯の7403名についての2007精神疾患調査の分析から、ギャンブル問題を抱えている人は0.7%(95%CI、0.5-1.0%)で、問題を抱えるリスクは言語性IQテストの成績が低いほど高く、言語性IQが1標準偏差分低くなるごとに、そのリスクが2.1倍(95%CI、1.3-3.4倍)となっていたそう。これはギャンブル問…
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神経質な人の方が犬にかまれやすいらしい

 イングランド地方チェシャー州の694人(385世帯)のデータを分析した結果、4人に1人弱はイヌに咬まれた経験があり、神経症傾向が弱まるごとに、イヌに咬まれるリスクが低下したそう。  犬の前で不安がるとよけいにかまれるという俗説は、そこそこ本当らしい。  いじっめっこの前で不安がると、余計にいじめられるなんて関係はあったりするんだろ…
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パチンコ・パチスロ問題の注意喚起法(ピアサポート法)

私が考えるホールでのパチンコ・パチスロ問題の注意喚起法(ピアサポートといって仲間同士でサポートする方法です) パチンコ・パチスロで問題を抱えやすい人が、お客様の中に3.8%程度いらっしゃいます(社会安全研究財団・パチンコ・パチスロ遊技障害研究会調べ)。 以下の項目を参考に、パチンコ・パチスロ仲間に問題を抱えやすいと思えるお客様が…
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一分間で動物の名前を14個言えれば、まあ安心(認知症)

 HbA1cが増すごとに認知機能が低下する関連が見いだされたことをこのブログで紹介したが(http://higeoyaji.at.webry.info/201802/article_15.html)、たとえば↓などで、糖尿病は認知症のリスクを1.71倍にすることが報告されています。 Glucose tolerance status a…
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3月1日~

フジテレビ、「とくダネ!脳活ジョニー」監修、月~金でときどき、9:43ころから。 フジテレビ、「今夜はナゾトレ」監修、隔週火曜日、19:00-20:00。 BSフジ、「脳ベルSHOW」、毎週月~金、22:00-22:55、解説 SBC、「ラジオJ」、月一出演。 3月2日、10:00、大学⇒新宿、14:30-15:30、NHK…
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アルコール使用障害は若年性認知症とかかわる

 65歳未満で発症する認知症を若年性認知症と呼びますが、この57%はアルコール使用障害であったとのこと。  2008~13年にフランスの病院に入院し退院した3100万人以上を調べたところ、ICD-10に基づく、アルコール使用障害の人は認知症リスクが三倍にたかまっていたとか。もちろん、家族性認知症は遺伝要因が大きいですが。 Contr…
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HbA1cが増すごとに認知機能が低下する関連が見いだされた

 5189人について2004~2005年でのHbA1cとその後10年の認知機能の関連を調べた研究↓。  ベースライン時の年齢、性別、総コレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド、高感度CRP、BMI、教育、婚姻状況、うつ症状、現在の喫煙状況、飲酒、高血圧、CHD、脳卒中、慢性肺疾患、がんに関する調整後、HbA1cが1mmo…
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アルコールとエナジードリンクを混ぜて飲むことが、ギャンブル障害のリスクを三倍にする

 うーん、アルコールとエナジードリンクの混ぜて飲むことが、ギャンブル障害のリスクを三倍にするのか。4494名を対象とした多変量解析。19%の学生がギャンブル障害のうたがいまたはリスクのあるギャンブラー、43.9%がアルコールとエナジードリンクを混ぜて飲んでいて、23.9%がアルコール単独使用。  アルコールのみの人は、ギャンブル障害ま…
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ギャンブル等依存症で自己申告の渇望は暗示効果程度で改善する、とでも解説すればいいのか

 ギャンブル障害(ギャンブル等依存症)では、自己申告による渇望感は、暗示効果程度で十分改善する、その程度のものだ、とでも解説すればいいのだろうか。  ↓はTMS(経頭蓋磁気刺激法)といって脳の外から磁気を使って脳を刺激する方法で、ギャンブル障害の渇望抑制を目指したが、シャム(実際磁気刺激をしていないがが施術したふり)でも渇望の抑制効果…
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日本の研究のまとめでは、コーヒーのがん抑制効果は示せなかった

 コーヒーはポリフェノールなど、がん発症を抑制する可能性のある生物活性化合物が豊富でがん抑制効果が期待されている。しかし、日本での具体的な関連、ことに大腸がんなど部位別のがんとの関連はほとんど調べられていない。  そこで、「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」の研究班が、日本の8つのコ…
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うつ病と自殺リスクに共通する遺伝子と有効な薬物を特定?

 自殺者の90%以上に気分障害(大うつ病)がみられること、また気分障害の自殺傾向に対する遺伝的脆弱性が指摘されていますが、その根拠を示す研究はあまり行われていません。  イラン医科大のAli Bozorgmehrらは、文献レビューで、うつ病と自殺行動に関連する遺伝子および遺伝学的薬物治療についての検討を行い、最も基本的な共通遺伝子とし…
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「ゲーム障害が病気に」・・注意点あれこれ

《「ゲーム障害」が病気に、注意点いくつか》 世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を精神障害の一つとして、2018年より正式に認める方針であると話題になっています。 ここで注意しておきたい点が2つあります。 ひとつはギャンブル障害で指摘されてきた自然回復率の高さです。日本のぱちんこではこの自然回復率が8割に及びます。つまり、ギャン…
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人のツキはバカにできない。ツキだけでそこそこ長期でも勝てたりする。

 図は北斗無双と甘海のシミュレーションデータから算出したもの。たとえば黒線は北斗無双遊技で、右に行くほど月の遊技時間が長くなる。たとえば月60時間遊技で、年の負け額を12で割ると、ツキのない人(ツキのなさ上位10%)では月12万負けている。甘海なら75000円くらい。一方、ツキのある上位10%は、月60時間遊技で月2万ずつ勝っている。甘…
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外側側頭葉の電気刺激で記憶障害が回復しうる

 外側側頭葉の電気刺激で記憶障害が回復しうるという研究↓。  てんかん患者25人に12個の単語を覚えてもらう実験をし、そのさなかの脳活動を調べ、あとで思い出せているかで機械学習させる。その結果、脳の状態から、覚えていられるかの判断ができ、また、記憶のコード化がうまくいっているかどうかも予測できた。そこでそのような場合に、外側側頭葉を電…
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同じ種でも大集団で暮らした方が賢くなっているらしい

 同じ種でも大集団で暮らした方が賢くなっているらしい。カササギフエガラスの中には大きな集団で暮らすものもいれば、比較的小さな集団で生活している者もいる。  この集団サイズと、課題解決能力を比較した場合、大きな集団のものの方が課題を解く速度が速かったとか。このいわば一般知能が高いと、繁殖を行う機会に恵まれ、性交もしやすいらしい。  脳…
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直近の感覚履歴は後部頭頂皮質からワーキングメモリに影響するらしい

 後部頭頂皮質は、前頭前野と連動して、記憶や情報を一時的に保持し、処理をする、ワーキングメモリ機能を支えている。ラットの実験で、とくに後部頭頂皮質は現在進行中のタスクにかかわる情報より、過去のその思考にかかわる感覚刺激についての情報をより豊富に持ち、ここの活動を抑制することで、むしろワーキングメモリ課題(二つの聴覚刺激の一方を選ぶと報酬…
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ドーパミンニューロンの活動は行動の開始確率とその後の強度にかかわる

 生き物は生き残るために、行動を起こすか、起こさないか、起こすならどのタイミングでがだいじです。一方、パーキンソン病におけるsubstantia nigra pars compacta (SNc) :黒質緻密部のドーパミンニューロン(DANs)の欠落は、行動の開始の障害につながり、行動の緩慢さにつながります。自発運動におけるDANsの役…
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