ギャンブル等依存症対策推進基本計画(案)の注目点

「ギャンブル等依存症対策推進基本計画(案)」で注目すべきは「PDCAサイクルによる計画的な不断の取組の推進」をうたっている点だと思います。これが基本的な考え方となることで、(案)で提案されている「ギャンブル等依存症対策」は仮設されたPlanに位置付けられます。金科玉条ではなく、Checkによって検証され修正され、より有効なActionへの変貌が求められるわけです。
広告宣伝に関する新指針は有効であったか、どうするのがより有効か、啓発は功を奏しているか、自己申告プログラムは役に立っているか、射幸性規制はどうすればより役立つのか、ATM撤去は有効だったか、自助グループをはじめとする民間団体等への経済的支援は回復支援に役立っているのか等々、適切な指標を使ってCheckし、新しいActionを模索していくことになります。
残念ながら、(案)にはどのような指標でCheckを行うべきかに具体的な言及はありません。しかし、(案)の全体から判断すると、Checkはギャンブル等依存症数数や比率に限定されず、ユーザーの生活上の困難全体に及びます。またカナダなどをみると依存指標や困難指標での数的変化はとらえにくく、自由な時間だけで遊ぶ、自由になるお金で遊ぶ、家族をだいじにする、といったポジティブなスケールでのCheckが有効のようですから、ユーザーの幸せにとって意味のある様々な指標を開発しPDCAサイクルを回し、ユーザーの幸せを追求していくのが業界の責務となった、それが真のサービス向上だ、と思っておけばいいと思います。
言われたことをするのではなく、真にユーザーに役立つことを証拠をもって提案し、実行し、修正していく。ただし、むだはしない。そういう積極姿勢への転換が重要かと思います。

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