日本でギャンブル等依存症の疑いがあっても、自然回復率が8割近いのはぱちんこ関連の自然回復率が高いため

 ぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑いの自然回復率・・・81%、
 公営競技等、ぱちんこ関連以外の依存の疑いの自然回復率・・・44%
 ぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑いのある人の自然回復率は8割以上と、これまでのギャンブル等依存研究史の中でも突出して高い。

 以下はこの比率の算出根拠

 2017年久里浜調査によって、直近一年でのギャンブル等依存の疑いのある人は70万人、生涯のどこかでギャンブル等依存症の疑いがあった(ある)人は320万人と推測された。
 ここから、250万人(320万-70万)は、かつて依存症の疑いがあったが今はない「回復者」と推定できる。回復率は77%(250万÷320万×100)。社安研の調査では回復に当たって相談、治療を行った人は2%程度なので、この回復率は自然回復率(自然に治っていく%)とみなせる。
 では、この自然回復率は、ぱちんこ関連と、公営等ぱちんこ関連以外とで違いがあるのだろうか?

 社安研データからぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑いにおける(自然)回復率は81%、
 久里浜調査でのぱちんこ関連のギャンブル等依存の疑い56万人(70万人の8割)、
 56万人が19%(100-81(%))になる母数は295万人(ぱちんこ関連の生涯の依存の疑い)、
 するとぱちんこ以外のギャンブル等依存症の母数は25万人(320-295(万人))、
 うち14万人がこの1年の依存の疑い、
 すると、ぱちんこ以外のギャンブル等依存の(自然)回復率は44%((25-14)÷25×100(%))。

 この数字は諸外国の3-6割の自然回復率に等しい。
 すなわち、ぱちんこ関連の自然回復率が諸外国に比べ異常に高く、ぱちんこ関連以外の自然回復率は諸外国の3-6割に近しいと考えられる。
 とすれば、予防、回復支援とも、その方法は、ぱちんこ関連と、それ以外とで、異なっていて当たり前なのかもしれない。また、これだけの回復率があれば、ぱちんこ関連の回復支援、治療で、いかような方法をとっても、外形的には「回復してしまう」可能性が高い。「効いた」との主張がしやすい状況ということになる。回復支援、治療の効果を検討するには適切な対照群をつけた実験的方法か、前向き調査がより必須といえる。

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