マインドフルネスは思いのほかエビデンスがない

 様々な心理療法の弱点はエビデンスの弱さだ。その中でマインドフルネスは脳科学的なデータを含め、比較的豊富とみなされ普及してきた。しかし、最近の米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)によるレビューでは、マインドフルネス療法による不安、うつ、痛みの治療には中等度の効果が認められたものの(これはこれでなかなかのものではあるが)、ストレスを軽減したり、QOL(生活の質)を向上させたりする効果はわずかだったとか。また、薬物乱用や摂食障害、睡眠障害、体重管理に役立つ証拠はなかったそう。
 不安、うつ、痛みに限定して考えた方がよく、ひらめき云々まで拡張する風潮は考え物なのかもしれない。
Mind the Hype: A Critical Evaluation and Prescriptive Agenda for Research on Mindfulness and Meditation.
Perspectives on psychological science : a journal of the Association for Psychological Science. 2017 Sep 01;1745691617709589. doi: 10.1177/1745691617709589.
Nicholas T Van Dam, Marieke K van Vugt, David R Vago, Laura Schmalzl, Clifford D Saron, Andrew Olendzki, Ted Meissner, Sara W Lazar, Catherine E Kerr, Jolie Gorchov, Kieran C R Fox, Brent A Field, Willoughby B Britton, Julie A Brefczynski-Lewis, David E Meyer

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