脳のデータから成長曲線を作る

 fMRI データは通常、脳画像として表されるが、その実体は測定単位である voxel の座標 (x, y, z) と,その voxel のシグナル値 (a) および時間 t を使って表される (x, y, z, a, t) という行列であり、この行列を使うと、脳内の結合を数値化して表現しうる。たとえば、安静時のfMRIデータから、予め特定の voxel を指定して、その voxel と他との相関を調べる seed-based connectivity であったり、総当たりで相関を調べる functional connectivity density mapping、相関の閾値を設けない intrinsic connectivity density (ICD) などがある。
 ↓はこのICDの年齢変化を、8-22歳の小児や若い成人およそ500人のデータから成長曲線としてつくったというもの。しかも、この曲線を使って、ADHDの推定が行えたというもの。何をつかって成長曲線を作るかで、脳では無限に成長曲線が作れてしまうが、こうした試みは今後多数出てくることが予想される。
Growth Charting of Brain Connectivity Networks and the Identification of Attention Impairment in Youth
Daniel Kessler, BS; Michael Angstadt, MAS; Chandra Sripada, MD, PhD
JAMA Psychiatry. 2016;73(5):481-489. doi:10.1001/jamapsychiatry.2016.0088.

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