かくとかゆみがおさまる

 背中がかゆいとかきたくなるし、かくとかゆみが少し消えます。だから、かくなと言われてもかいてしまい、かき壊してしまうことすら起きます。チェンらはGRPR(ガストリン放出ペプチド受容体)を「かゆみ遺伝子」として同定し、かくと痛み信号が送られ、痛みを抑制するセロトニンが分泌を増すが、これがGRPRを刺激しかゆみがますことをしめしています。
 ↓は、マイアミ大の酒井、秋山らの研究。皮膚をかいてかゆみが収まるのはVGLUT3(小胞グルタミン酸輸送体3)を発現する感覚神経の活性化のおかげだとのこと。皮膚をかくとVGLUT3+感覚神経が活性化し、続いて脊髄のかゆみ止め介在ニューロンが活性化し、起痒性物質反応脊髄後角ニューロンの活性が低下してかゆみが収まるのだとか。
 その抑制性介在ニューロンは神経伝達物質ダイノルフィンを放って起痒性物質反応ニューロンを阻害するそう。
Low-threshold mechanosensitive VGLUT3-lineage sensory neurons mediate spinal inhibition of itch by touch
Kent Sakai, Kristen M. Sanders, Shing-Hong Lin, Darya Pavlenko, Hideki Funahashi, Taisa Lozada, Shuanglin Hao, Chih-Cheng Chen and Tasuku Akiyama
Journal of Neuroscience 7 September 2020, JN-RM-0091-20; DOI: https://doi.org/10.1523/JNEUROSCI.0091-20.2020

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