いじめられたり、優しくされたりすると気分が変わるのはなぜ

 ちこちゃん風にいうと、「生き残る仕組みははたらくから」。
 人はいじめられると偏桃体、島皮質などが活性化します。そして逃げ出そうとしたり、しょうがないから戦おうとしたり、固まってやりすごそうとしたり。このとき、いやだなあ、逃げ出したいなあ、離れたいなあ、もう経験したくないああ、といった気分になります。
 一方、やさしくされたりすると、側坐核、線条体などが活動し、うれしくなったり、いい気分になったり、こっちも優しくしようという気分になったりします。
 前者はおおむね「遠ざかりたい気分」を生みます。
 後者は「近づきたい気分」
 人や動物は、この近づくか遠ざかるかを速やかに決め、行動します。行動に先だち、近づきたい、遠ざかりたい、だけは速攻で決めるのです。まごまごしていたら、食べられたり、おそわれたり。逆にいい餌が得られなかったり、守ってくれる仲間を失ったり、生き残る確率が下がってしまいます。
 で、この近づくか、遠ざかるかを、速攻で決める仕組みは、進化的に古い動物から、新しい動物まですべて、移動する生き物なら持つわけです。だから、いじめられたり、優しくされたりすると気分が変わる、行動やじっくり考えた判断(主に前頭前野の関与)に先立って、気分が変わるようにできているのです。まずは緊急避難的に、近づくか、遠ざかるかを決めるための仕組みの一つが「気分」です。

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