行動嗜癖の治療は薬物使用障害同様、短期的には効果を示すが、厳密な臨床試験が足りない

 インターネット嗜癖障害、性嗜癖障害、買い物嗜癖障害は行動嗜癖の一種であり、ギャンブリング障害や薬物使用障害との類似点が指摘されがちです。しかし、これらのいついての治療の有効性についてはほとんど調べられていません。↓はこれまでの研究のメタ分析です。
 合計3,531人の91の研究から、インターネット嗜癖障害、性嗜癖障害、買い物嗜癖障害に対する心理的、薬理学的および、両者の併用療法について、その短期的および長期的効果の評価を行ったそう。
 結果、心理的療法、薬理学的療法、および併用治療の各効果量は、インターネット嗜癖障害でヘッジズのgで、1.51、1.13、2.51、性嗜癖障害で1.09、1.21、1.91、といずれも効果が確認でき、特に併用療法で優れていたそう。買い物嗜癖障害は心理的および薬理学的治療で1.00および1.52であり、これらはコントロール後も同様だったそう。モデレーター分析は、心理的介入が、特に対面で長期間にわたって実施される場合、強迫行動を減らすのに効果的であることが示唆されていたそう。認知行動アプローチと薬物療法の組み合わせは、単剤療法よりも優れていたそう。
 インターネット嗜癖障害、性嗜癖障害、買い物嗜癖障害は、ギャンブル障害や薬物使用障害に実施される治療と同様に、短期的には有効であるが、より厳密な臨床試験が必要であるとのこと。
Treatments for internet addiction, sex addiction and compulsive buying: A meta-analysis.
Goslar M, Leibetseder M, Muench H, Hofmann S, Laireiter AR.
J Behav Addict. 2020 Apr 1;9(1):14-43. doi: 10.1556/2006.2020.00005.
PMID: 32359229

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