ギャンブリング障害の診断基準

*ギャンブリング障害とは・・・ICD11(国際疾病分類第11回改訂版)

ギャンブリング障害は、オンライン(例えばインターネット)またはオフラインで、持続または繰り返されるギャンブリング行動により特徴づけられ、以下のように記載される。

1.ギャンブリングのコントロールがうまくいかない(たとえば、ギャンブリングの開始、頻度、かけ額、時間、ヤメ時、していいときと悪いとき、のコントロールができない)。
2.ギャンブリングが他の生活上の関心や日常の活動よりも優先されるほど、ギャンブリングの優先順位が上がり続けていること。
そして
3.ネガティブな結果が発生しているにもかかわらず、ギャンブリングが継続またはエスカレーションしている。その行動パターンは、個人的、家族的、社会的、教育的、職業的またはその他の重要な機能領域において重大な障害をもたらすのに十分なほど重度であること。

ギャンブリング行動のパターンは、継続的であったり、一時的だったり、で繰り返されたりする場合がある。この診断には少なくとも12か月の期間が必要だが、上記のすべての診断要件が満たされ、症状が重度の場合、必要な期間が短縮される場合がある。

内包されるもの
強迫的ギャンブリング(篠原注:家族会、GAなどが言うギャンブル依存症。ギャンブリング障害の一部)
除外されるもの
双極性I型障害、双極性II型障害、危険なギャンブリングや賭け

「臨床的に意味ある障害や苦痛」があることが精神疾病の共通な基盤で、これがないならチェックリストで何点だって関係ないといえばない。DSMもICDもその前提があってからの振り分けに過ぎないことには注意が必要。


*ギャンブリング障害とは・・・DSM‐5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)

A.臨床的に意味のある機能障害または苦痛を引き起こすに至る持続的かつ反復性の問題のあるギャンブリング行動で、その人が過去12か月間(原文は「in a 12-month period」なので、「ある12か月間」であることに注意)に以下のうち4つ(またはそれ以上)を示している。

興奮を得たいがために、掛け金の額を増やしてギャンブリングをする欲求
ギャンブリングをするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ
ギャンブリングをするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある
しばしばギャンブリングに心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、ギャンブリングをすることが多い
ギャンブリングで金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い(失った金を“深追いする”)
ギャンブリングへののめり込みを隠すために、嘘をつく
ギャンブリングのために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
ギャンブリングによって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

B.そのギャンブリング行動は、躁病エピソードではうまく説明されない。

▶該当すれば特定せよ・・・挿話性(数か月は軽快する)、持続性(何年も当てはまる)
▶該当すれば特定せよ・・・寛解早期(3か月以上12か月未満基準を満たさない)、寛解持続(12か月以上基準を満たさない)
▶現在の重症度を特定せよ・・・軽度(4,5項目)、中等度(6,7項目)、重度(8,9項目)

*ここも見ておきましょう⇒ ぱちんこにおけるギャンブル等依存症とは? https://higeoyaji.at.webry.info/202004/article_3.html

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