アミロイドβを標的としたアルツハイマー病治療薬は連戦連敗

アルツハイマー病の原因物質としてアミロイドβがあげられ、その蓄積の抑制を狙う創薬が盛んにおこなわれてきました。しかし、アミロイドβを標的とした薬は一つも実現していません。今年だけでも、1月にRocheがCrenezumabの第3相試験2つを中止、3月にはBiogenがaducanumabのPh3試験の失敗を発表しました。  IQVI…
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認知症の予防に、食事や運動は役立たない??

 これまで、認知機能低下予防や認知症の予防に役立つこととして、有酸素運動や筋トレなどの運動、野菜・魚が豊富なバランスのいい食事、生活習慣病の予防や治療(血圧、脂血、血糖などの管理)、認知的活動、人とのかかわり社会参加などが、疫学データなどに基づきしばしばあげられてきた。日本でもそういう縦断調査は増えてきているが、日本も含め、これらの調査…
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海馬腹側を介した根気

扁桃体基底外側部(BLA)から海馬腹側(vHPC)への入力阻害は不安を和らげ、活性化は逆に不安行動を促進しうることがマウス実験で示されています。BLA神経は直接的な活性化や間接的抑制を介してvHPC錐体ニューロンに影響を及ぼすことも確認されています。 BLA to vHPC Inputs Modulate Anxiety-Rela…
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脳の保存、再生?

 今日のビデオのオープニングは脳の保存・貯蔵サービスです。20年ほど前のビデオで、アルコ―財団という営期待窒素による冷凍保存を進めている財団のものです。遺体をめぐる裁判沙汰もすくなくないとか。全身保存で約15万ドル、頭部のみの保存で約8万ドルだとか。この手の話は、この財団だけではなく、思い出したようにときどき出てきます。  たとえば、…
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ギャンブル障害と性格と機械学習

 40人のギャンブリング障害の人と、160人の性年齢などをマッチングさせた人を対象として、ビッグファイブを使い、機械学習でギャンブリング障害の識別を試みた研究。77.3%の識別力(微妙)。  神経症傾向、開放性、誠実さが分類に寄与し、ギャンブリング障害では、神経症傾向が高く、開放性が低く、誠実さが低かったそう。  分類樹では、①開放…
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ケタミンの抗うつ効果の機序

 馬などの麻酔薬として用いられることのあるケタミンがうつの改善に効果があることが指摘されています。↓はその機序として、ストレスによる、前頭前皮質での神経活性や機能的連結の低下、さらには樹状突起棘の減少を、ケタミンが回復させていることを示しています。  とくに神経突起棘の形成によって、ケタミンの長期抗うつ作用が支えられているようです。 …
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25分のθリズム調整で高齢者のワーキングメモリが改善

 数字や言葉の逆唱で測定されうるワーキングメモリ(作業記憶:作業のための短期記憶)の力は、加齢に伴って低下しやすいことが知られていますが、↓によれば、60-76歳を対象に25分間のθリズム調整のための刺激を行ったところ、ワーキングメモリの成績が改善したそうです。  ワーキングメモリは、前頭前野と側頭野におけるガンマリズムとシータリズム…
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コカイン、覚せい剤など精神刺激薬使用障害の危険要因と予後要因

 「コカイン、覚せい剤など精神刺激薬使用障害」が話題になっていますが、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)によれば、その危険要因と予後要因は以下だそう。この辺り踏まえておきましょう。コメント足してあります。  気質要因:双極性障害、統合失調症、反社会性パーソナリティ障害、および他の物質使用障害は、精神刺激薬使用障害の発症…
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朝型化の推奨は考えものかもしれない

 ↓でも示されているが、朝型の人の方が、うつのリスクが低く、体重が重すぎたり低すぎたりする傾向も低い、また、不眠症などの睡眠障害の傾向も少ないなど、より健康的であることが知られています。なので、みんな早起きしましょう、朝型になりましょうとつい言いたくなるし、推奨したくなります。  しかし、89,283 の遺伝子タイプと、「朝型」「夜型…
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後期産後うつ(産後5~12週)は子どもの言語発達を遅らせるらしい

 浜松医科大学子どものこころの発達研究センター青柳先生らの研究。969例の新生児と母親が対象。生後、10、14、18、24、 32、40ヵ月に子どもの表出性言語スコアをMullen Scales of Early Learningで調べたもの。  結果、後期発症型の産後うつ(産後5~12週間)では、生後18ヵ月以降の表出性言語スコアが…
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PETスキャンで認知症への対応が変わる

 例えば記憶障害があるとき、軽度認知障害(MCI)なのか、アルツハイマー病なのか、その他の認知症なのか、あるいは、正常庄水頭症とか、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など、脳外科的な処置で劇的に良くなる病状なのか、甲状腺ホルモンの異常のように内科的な治療で良くなりうるのか、薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状がでているのではないかなど、鑑別診…
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外から脳刺激によるうつ治療のエビデンスが集まりつつあるらしい

 うつ(major depression)への治療法として、電気、磁気を使った刺激療法が提案され、検証されている。↓は、6750人の患者を含む113の試行をメタ解析したもの。  結果、 18療法中10の療法(以下)で治療効果が認められ、患者の許容度もシャム(偽治療)と変わらなかったそう。 bitemporal ECT (summar…
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