ひっこめ反応とつまみ反応

 皮膚への刺激は痛みに対する防御的な反応の起点となるほか、「なで刺激」のように心地よさにつながる刺激もある。後者については皮膚の有毛部にあるGタンパク共役型受容体のMRGPRB4分子を発現している小さな感覚ニューロン集団の関与が指摘され、毛づくろいなどの快感刺激のもととなり、正の行動強化とかかわると考えられている。このニューロンはヒトなどの皮膚有毛部にある無髄の機械刺激受容ニューロンのC-触覚求心繊維と似ているという。
 ↓は、侵害的刺激に対して、まず起きる反射的な反応(たとえば熱いものに触ったとき手を引っ込める反応など)と、その後に起きる、痛みを和らげるための患部をつまむなどの反応の神経基盤を明らかにした研究。視床外側核への直接投射ルートと、外側結合腕傍核経由の間接ルートが関与するらしい。
Identifying the pathways required for coping behaviours associated with sustained pain
Tianwen Huang, Shing-Hong Lin, Nathalie M. Malewicz, Yan Zhang, Ying Zhang, Martyn Goulding, Robert H. LaMotte & Qiufu Ma
Naturevolume 565, pages86–90 (2019)

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