眠りが浅くなると、記憶が定着しにくくなり、アルツハイマー病のリスクが上がる

 徐波睡眠というゆっくりした脳波が生じている時、人はぐっすり眠っている。そしてこの時、記憶が定着することが知られ、ぐっすり眠れなくなると記憶が定着しにくくなることが示されている。それだけではなく、アルツハイマー病の原因物質の一つ、アミロイドβの蓄積も増えることも知られてきた。
 ↓は、さらにアルツハイマー病のもうひとつの関連物質、タウタンパクの蓄積が進み、脳せき髄液中のタウ/アミロイド比が上昇することを示した研究。この比は認知機能低下やアルツハイマー病の発症にかかわる。歳をとると眠りが浅くなるが、そのことによって記憶力の低下が起き、アルツハイマー病のリスクも高まりうるわけだ。著者の勧めによれば、定期的な徐波測定がだいじ。
Reduced non-rapid eye movement sleep is associated with tau pathology in early Alzheimer’s disease. Science Translational Medicine 09 Jan 2019

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