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zoom RSS 妊娠中のあれこれで言語発達遅滞?ADHD?

<<   作成日時 : 2018/11/24 22:36   >>

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 まずは環境ホルモン系の研究。フタル酸エステル。フタル酸ジブチル(DBP)およびフタル酸ブチルベンジル(BBP)。
 スウェーデンか米国の長期観察研究に参加した妊婦とその子ども、スウェーデン963組、米国370組の分析。子どもが理解している単語の数を聞き、生後30〜37カ月で理解できる単語の数が50個以下なら言語発達遅延と判定。
 結果、子どもの10%に言語発達遅延。女児よりも男児で多い。妊娠10週の時点で母親から採取した尿から評価したフタル酸エステルの曝露量と子どもの言語発達遅延に関連。
 フタル酸エステルは、マニキュアやヘアスプレー、食品包装材やビニール製の床材などに幅広く使われているプラスチック製品だけでなく、化粧品にも含まれている。日米欧で多くの製品で使用禁止だが、知らぬ間に暴露している危険があるという。
Association of Prenatal Phthalate Exposure With Language Development in Early Childhood.
JAMA pediatrics. 2018 Oct 29; doi: 10.1001/jamapediatrics.2018.3115.
Carl-Gustaf Bornehag, Christian Lindh, Abraham Reichenberg, Sverre Wikström, Maria Unenge Hallerback, Sarah F Evans, Sheela Sathyanarayana, Emily S Barrett, Ruby H N Nguyen, Nicole R Bush, Shanna H Swan

 次は妊娠中の母親が経験した有害なライフイベントと、子供のADHDと関連。ノルウェー母子コホート研究(Norwegian Mother and Child Cohort Study)に参加した子供3万4,751例。
 母親から妊娠中のライフイベント経験を収集。5歳時点の子どものADHD症状は、Conners' Parent Rating Scale-Revised(CPRS-R)簡易版で評価。
 結果、有害なライフイベント体験があると、5歳でのADHDスコアが高かった。金銭的な問題(調整モデルにおける平均差:0.10、95%CI:0.09〜0.11)が最も影響が強かった。またつらい、困難なイベントをした数が多いとADHDスコアが上昇した。
 問題はこれをライフイベント問題だけに還元できるかどうか。父または母のADHD傾向がつらい、困難なイベントを引き寄せ勝ちといった関連も考えられうる。遺伝要因を考慮した解析が今後の課題。虐待による愛着障害でさえ、遺伝要因の考慮をおこなわないと真の姿は見えない。
Adverse family life events during pregnancy and ADHD symptoms in five-year-old offspring.
Journal of child psychology and psychiatry, and allied disciplines. 2018 Oct 27; doi: 10.1111/jcpp.12990.
Mina A Rosenqvist, Arvid Sjölander, Eivind Ystrom, Henrik Larsson, Ted Reichborn-Kjennerud

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