老化細胞を除去すれば記憶力の低下が抑制されうる

マウスの実験。
細胞は老化すると分裂能を失い機能不全を起こす。これが蓄積すると組織の変性を促進してしまう。実際、タウが強くかかわるアルツハイマー病様神経変性を呈するマウスの脳には、細胞周期阻害蛋白質・p16INK4A発現老化アストロサイト/マイクログリアが蓄積する。
そこで遺伝的改変を行い海馬領域などで老化細胞の除去を続けたところ、ニューロンにおけるタウタンパク質のリン酸化とその後の神経原繊維がもつれ合った塊の蓄積が少なくなり、皮質と海馬のニューロン変性が防止されたそう。そして、記憶力減退が軽度になったそう。
老化細胞が除去されるようにすれば脳皮質や海馬の神経変性を防いで認知機能を維持しうることが示されました。
老化細胞の除去という新しいアルツハイマー戦略があらわれたわけだ。
Clearance of senescent glial cells prevents tau-dependent pathology and cognitive decline
Tyler J. Bussian, Asef Aziz, Charlton F. Meyer, Barbara L. Swenson, Jan M. van Deursen & Darren J. Baker
Nature (2018)

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