「渇望」を生み、水分摂取を促す回路

「渇望」はギャンブル障害でも中核的な感覚だ。おなかが減るというより、喉の渇き、強烈な乾きが水を欲するようにギャンブル行動を欲する。現実には薬物で起こる渇望と、行為における渇望ではおそらく質(関連する神経回路網)が異なると思われるが、比喩としては重要だ。
 ↓はカリフォルニア工科大の岡先生らの報告。体内の水分バランスをモニターしつつ、水の摂取頻度をコントロールする回路網を大脳終板などに見出し、染色にも成功したというもの。この回路が体液の向上性をモニターしている。
 将来的には薬物使用障害の渇望感、ギャンブル障害の渇望感、ゲーム障害の渇望感などが、こうした回路とかかわるのか、まったく別で、それぞれの回路も異なるのか、その神経基盤が明らかになっていくことだろう。
Hierarchical neural architecture underlying thirst regulation
Vineet Augustine, Sertan Kutal Gokce, Sangjun Lee, Bo Wang, Thomas J. Davidson, Frank Reimann, Fiona Gribble, Karl Deisseroth, Carlos Lois & Yuki Oka
Nature volume 555, pages 204–209 (08 March 2018)

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