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zoom RSS ぱちんこと遊技時間、負け額の不思議なメカニズム

<<   作成日時 : 2018/02/02 01:42   >>

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 ぱちんこ依存対策に遊技時間制限を、という人がいるが、たとえば、北斗無双の時間粗利を800円(DKSIS2015白書のパチンコの時間粗利。4円パチンコは1100円くらい、1円パチンコは350円くらいになるが、ここでは平均粗利で計算した。傾向は変わらない)としたとき、超長期的には負け額は時間粗利に遊技時間を乗じたものに収束するのは当然だが、1日の遊技で見た場合は本当に遊技時間が長くなると経済リスクは高まるのだろうか。
 1,2,4,6,7,8時間、各5万人分のシミュレーションを行った結果(5万人がそれぞれの時間遊技した場合の結果とみてよい)、負け額の中央値はそれぞれ、10400、16000、15000、15200、15600、16700円となった。遊技時間が長くなるにつれ、負け額は大きくなる傾向にあるが、時間の掛け算にはならないし、2時間遊技より4時間遊技の方が経済リスクが小さかったりしている。これが確率現象というもの。時間が短い方が当たらないリスクが高まったり、収束圧力が強まってこんなことが起きる。
 ちなみに、ついていない四分位(ついていない上位25%に当たる人)では15700、25900、45200、52300、56200、60000円。遊技時間増加で負け額は増えるが、当たり前だが時間の掛け算にはならない。
 ついている四分位では1900円勝ち、13700円勝ち、22600円勝ち、29000円勝ち、31000円勝ち、33000円勝ち。ついているなら(といってもツキは後付けの現象に過ぎないが)、長時間遊技の方が勝つわけで、こういう体験を「平均的には」4回に一回程度経験する。だから、長時間遊技に誘われ、深追いするわけ、認知のゆがみでもなんでもない。遊技の長時間化はその1日なら合理行動とみてもよい。
 しかし超長期的(確率は月単位程度では収束しない、年単位でも)には負け額は時間粗利に遊技時間をかけた値に収束していく、このリスク行動の構造を把握したうえで依存関連の相談業務を行ってほしい。

 つまり、遊技者の体験からは、粘ればリスクが下がる感覚が生じうる。
 これが深追いの「合理的な」一因と受け止めたうえで、ではなぜ深追いが危険か、示すなら、次のロジックになる。
 N時間の遊技で3万円負けているとする。そのとき、次の1時間を遊技することはリスクをさほど上げないかというとそれは違う。次の一時間は独立事象であって、先に示した1時間のシミュレーション結果になり、リスクはぐっと上昇する。ついていれば1900円取り戻せ、普通なら10400円負けを上乗せ、ついていなければ15700円の負けの上乗せ。
 日々の感覚を、独立事象型に変えていく必要がある。
 そして、こういう経済的なリスクを月の収入が吸収できるかが、あたりまえだがリスク低減のポイントになる。そこで初めて、遊技時間の圧縮が意味を持つ。
 また、だとすれば、もう一つの重大なリスク低減ポイントは、賞品交換をしないことだ。勝ち分で負け分を補わなければリスクはぐんと上昇する。今のぱちんこの控除率(15%くらい)だと、一切賞品交換せず貯玉をすれば、4円で借り、3.6円程度で交換する差額がかなり吸収できる。賞品交換の推進は少なくとも遊技者の経済リスクを高める。経済リスクが依存リスクにかかわるなら依存リスクも高まる。依存対策を言うなら、賞品取り揃えではなく、貯玉制度利用を推進すべきだ。
 そしていずれその貯玉カードで遊技状況が管理でき、リスク解析やアラーム通知ができ、各種調査も可能な仕組みが研究者としては理想。

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