ギャンブル等依存症で自己申告の渇望は暗示効果程度で改善する、とでも解説すればいいのか

 ギャンブル障害(ギャンブル等依存症)では、自己申告による渇望感は、暗示効果程度で十分改善する、その程度のものだ、とでも解説すればいいのだろうか。
 ↓はTMS(経頭蓋磁気刺激法)といって脳の外から磁気を使って脳を刺激する方法で、ギャンブル障害の渇望抑制を目指したが、シャム(実際磁気刺激をしていないがが施術したふり)でも渇望の抑制効果があったというもの。たばこの渇望などで右背外側前頭前野の刺激が有効であるといった報告があり、ではギャンブル障害でも、といったチャレンジだが、強烈なプラセボ効果のために効果の検証が出来なかったという。パーキンソン氏病でもシャムの効果が高いことは知られ、ドーパミン神経系は暗示にかかりやすく効果が示しにくいのは事実。
 とはいえ、これでTMSの効果は主張できない。同様に、ギャンブル障害で提案されている、12ステップなどの対処法も、対照群を設定した研究が少なく、あっても効果が示されず、みな暗示効果の内々だといえなくもない。なんであれ、これで効果と信じてもらえれば、まあ、効く、ということではあるが。だから自然治癒率が高く、日本では8割に及ぶのだろうが。
Both active and sham low-frequency rTMS single sessions over the right DLPFC decrease cue-induced cravings among pathological gamblers seeking treatment: A randomized, double-blind, sham-controlled crossover trial.
Sauvaget A, Bulteau S, Guilleux A, Leboucher J, Pichot A, Valrivière P, Vanelle JM, Sébille-Rivain V, Grall-Bronnec M.
J Behav Addict. 2018 Feb 21:1-11. doi: 10.1556/2006.7.2018.14.

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