ADHDにグルタミン酸系治療薬

 注意欠如・多動症(ADHD)ではドーパミン伝達系の多型のほか、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)神経伝達物質のシグナル伝達に関連する遺伝子変異が報告されている。しかし、ADHDの一般的な治療薬はドーパミン系であり、グルタミン酸系はなかった。
 そこでEliaらは、mGluR系アクチベーターの一種であるファソラセタム水和物(NFC-1)で、少人数のADHDの青年(男性20人、女性10人)を対象とする第Ⅰ相試験を実施した。が参加した。mGluRシグナル伝達関連遺伝子の変異が認められている被験者は4週間の治療計画で、副作用の発生件数は少なく、大部分が軽度であったそう。
 そして、臨床的な改善が得られ、参加者の親からは行動の改善を示報告があった。とくに、mGluRシグナル伝達と最も密接に関連する遺伝子の変異が認められる参加者で改善が顕著だったそう。
 ファソラセタムの第二相、第三相が待たれます。
Fasoracetam in adolescents with ADHD and glutamatergic gene network variants disrupting mGluR neurotransmitter signaling.
Elia J, Ungal G, Kao C, Ambrosini A, De Jesus-Rosario N, Larsen L, Chiavacci R, Wang T, Kurian C, Titchen K, Sykes B, Hwang S, Kumar B, Potts J, Davis J, Malatack J, Slattery E, Moorthy G, Zuppa A, Weller A, Byrne E, Li YR, Kraft WK, Hakonarson H.
Nat Commun. 2018 Jan 16;9(1):4. doi: 10.1038/s41467-017-02244-2.

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