光でガンマリズムを脳に発生させると、アルツハイマー病が抑制しうる???

 体性感覚などから神経細胞に入力があると、神経細胞は集団的な電気的活動を生み出します。遅い(周波数の低い)ものから順に「デルタリズム」(δ,<4Hz)、「シータリズム」(θ,4~8Hz)、「アルファリズム」(α,8~13Hz)、「ベータリズム」(β,13~25Hz)、「ガンマリズム」(γ,25~100Hz)と呼びます。
 特に、約20~50 Hzのガンマリズムは、さまざまな神経疾患で乱れが報告され、アルツハイマー病患者やアルツハイマー病マウスモデルで乱れが確認されています。↓は、ガンマリズムの乱れがアルツハイマー病の5XFADマウスモデルで見られ、かつ、アミロイドβのプラーク形成や認知機能の低下に先立って減衰することを明らかにしたMITの研究。
 興味深いことに、APP/PS1などの複数のマウスモデルと野生型マウスで、ガンマ周波数(40 Hz)で振動するよう光遺伝学的手法でニューロンを刺激すると、アミロイドβペプチドのレベルを減少させることができたとか。たとえば、アルツハイマー病の5XFADマウスの海馬に、直接ガンマ波を当てる実験を繰り返すと、40Hzの周波数のガンマ波の場合だけ、アミロイドベータの蓄積量がほぼ半減し記憶力が回復したそうです。この時、免疫システムを担うミクログリアが活性化してアミロイドβを分解していたとか。
 そして、40Hzで点滅を繰り返す光の照射によってもガンマリズムが回復。具体的には、1時間連続で40Hzで点滅する光を浴びせたところ、脳内で発生する浮遊性のアミロイドβが50%以上減少。毎日一時間の照射でアミロイドβの蓄積が減少していき記憶障害が解消したとのこと。ガンマリズム、αリズム、θリズムなどには、~リズム瞑想などが、~力アップとして示されてきましたが、うっかりするといけるかも。睡眠学習効果の確認など、世の中、何が起こるかわからんですな。
 テレビ、ゲーム、パチンコなどにこういうリズムを入れ込むと。。。もっともマウスでOKが、人でどうかはわからんですが、まあ、副作用は想定しにくいのでいいかもね。というか、テレビの端っこやパチンコ台の端っこで40HZ点滅させれば予防的なわけ???テレビだと70HZ以上ならちらつきが全く気にならないそうだから、40HZというとちょっとちらつくくらいか。うちのLED、ややちらつくので、このまま直さないでおけばいいのか?????
Gamma frequency entrainment attenuates amyloid load and modifies microglia.
Iaccarino HF, Singer AC, Martorell AJ, Rudenko A, Gao F, Gillingham TZ, Mathys H, Seo J, Kritskiy O, Abdurrob F, Adaikkan C, Canter RG, Rueda R, Brown EN, Boyden ES, Tsai LH.
Nature. 2016 Dec 7;540(7632):230-235. doi: 10.1038/nature20587.

映像はこちら→http://gigazine.net/news/20161208-light-treatment-for-alzheimer/

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