生涯にわたり孤独を感じる傾向の14~27%は遺伝的形質によるらしい

 孤独感やうつ傾向は芸術を生み出す側面もあるが、様々な健康上の不利益とも結びつきやすい。これまでの双子研究から、孤独感の感じやすさには遺伝的な形質の影響があり、その影響は37-55%と、性格の遺伝率に近いものだった。また孤独感とかかわる遺伝子(BDNF, OXTR, RORA, GRM8, CHRNA4, IL-1A, CRHR1, MTHFR, DRD2, APOE)も指摘されてきた。
 ↓は50歳以上の10760人(HRS参加者)を調べたもの。上記の個別遺伝子の有意な影響は認められなかったが、14-27%の遺伝的形質の影響は認められ、複合的な遺伝影響と考えられたそうだ。また、孤独感は、外向性、統合失調症、双極性障害、うつなどと強い遺伝的関連が示されたそう。
 自閉症スペクトラム症、統合失調症、双極性障害が共有遺伝群とかかわることは日本の研究でも示されており、なにかおおきなくくりが背景にありそうではある。
Genome-Wide Association Study of Loneliness Demonstrates a Role for Common Variation.
Neuropsychopharmacology : official publication of the American College of Neuropsychopharmacology. 2016 Sep 15; doi: 10.1038/npp.2016.197.
Jianjun Gao, Lea K Davis, Amy B Hart, Sandra Sanchez-Roige, Lide Han, John T Cacioppo, Abraham A Palmer

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