恐怖反応には偏桃体→感覚野ルートも存在し、この阻害が恐怖反応を減じる

 環境からの刺激は、大脳新皮質感覚野を経由して、偏桃体にいたり、ここで一次的な生物学的価値判断が行われるというのが定番の説明でした。偏桃体は恐怖反応に係るので、これが恐怖反応の回路で、その記憶は偏桃体・海馬連合で行われると。
 ↓は、この回路に逆ルートがあり、かつこの逆ルートが恐怖記憶の学習に重要な役割を占め、この活動を阻害すれば恐怖応答が減ることを明らかにしたもの。
 もしかするとこの話は恐怖記憶に限定されたメカニズムではなく、あらゆる記憶が逆ルートを持ち、ゆえに大脳新皮質に分散的に記憶されているように見える、ということなのかもしれません。
Selective synaptic remodeling of amygdalocortical connections associated with fear memory
Yang Yang, Dan-qian Liu, Wei Huang, Juan Deng, Yangang Sun, Yi Zuo & Mu-ming Poo
Nature Neuroscience (2016) doi:10.1038/nn.4370

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