MCI、フレイルなど健康と疾病の間での対応が大事

 MCIは軽度認知障害、記憶障害はあるものの物忘れの自覚があり、日常生活にもほとんど影響がない“認知症の前段階”の状態で、放置するとおよそ4年間で50%が認知症を発症すると推測されています。一方で4年たってもMCIのままの人が40%おり、さらに10%は正常に戻るのだとか。MCIは以下のように定義されていますが、このときの介入が、健康寿命を伸ばす上でも注目されているわけです。
1.本人や家族から記憶障害の訴えがある
2.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害がある
3.日常生活には問題がない
4.全般的な認知機能はおおむね正常
5.認知症ではない
 同じようにフレイルも注目されています。フレイルは、健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態として、日本老年医学会は提唱しています。以下が定義になります(Friedの定義)。
1.体重減少 意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
2.疲れやすさの自覚 何をするのも面倒、何かをはじめることができない、と週に3~4日以上感じる
3.活動量低下 1週間の活動量が男性:383Kcal未満,女性:270Kcal未満。
4.歩行速度の低下 標準より20%以上の低下
5.筋力低下 標準より20%以上の低下
3つ以上該当でフレイル。ひとつ、ふたつの該当でプレフレイルだとか。フレイルの状態に至ると、7年間の死亡率が健常な人に比べて約3倍、身体能力の低下が約2倍。様々なストレスに弱い状態になるのだとか。
・栄養療法とセットの定期的な運動
・持病をしっかりとコントロールする
・感染症など予防できる疾病は予防する
で、要介護への移行を抑制できるのでは、と研究が進んでいます。
Fried L.P et al; Frailty in Older Adults Evidence for a Phenotype. J Gerontology, 56: M146-157 2001

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