ビデオゲーム時間と脳トレのターゲット部位の厚みが相関する

 オランダ、ヘント大のSimone Kühn らによる、152人の14歳を対象としたMRIによる脳の厚みの計測で、被験者が毎週ビデオゲームに費やす時間(自己申告)と、左側の脳の前頭前皮質背外側部と前頭眼野の厚さとの間に、相関が認められたそうです。たくさんゲームをする人ほどこれらの部位の灰白質が厚い。
 前頭前皮質背外側部は、ワーキングメモリやプランニングといった実行機能に関連し、前頭眼野は、視覚的注意や随意眼球運動の処理にかかわる。どちらも、ゲームをするときに積極的に使われ、かつ脳トレのターゲットでもある部位なので、ゲームで脳トレが当たり前になりうる。実際、認知機能の改善もいくつか報告されている。ま、いまどきそんなことを言う人はいないと思うが、ゲーム脳話は崩壊しています。
Kühn S, Lorenz R, Banaschewski T, Barker GJ, Büchel C, et al. (2014) Positive Association of Video Game Playing with Left Frontal Cortical Thickness in Adolescents. PLoS ONE 9(3): e91506. doi: 10.1371/journal.pone.0091506
われわれは中高年に週3回4週、インストラクターつきでスロットトレーニングを行ってもらい、対照群に比した認知機能の向上を示しましたが、こういうのも↑の流れ上の話かもしれません。
 篠原菊紀、上松愛里、伊藤亮輔、平澤黎哲、パチスロトレーニングは中高年の認知機能低下予防に役立ちうるのか?文理シナジー、第18巻、第1号、67 - 71頁(2014)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック