なれない場所の一晩目は左脳がやや起きている

 初めての場所など、枕が変わると寝付きが悪くなる現象を、一晩目効果と呼ぶが、このときの脳を状態をMEGなどを使ってブラウン大の佐々木由香准教授らが明らかにした。
 男女11人に研究施設に泊まってもらい、ノンレム睡眠時(深く眠った時)の脳活動を調べたところ、左脳で徐波が相対的に小さく(深く眠っておらず)、このとき活動が高まっていたのは、デフォルトネットワークであった。デフォルトネットワークはぼんやりしているときに、過去の記憶と自我が結びつきつつ、無意識に外部に反応するようなネットワークで、ひらめきなどにもかかわることが推測されている。また、右の耳からの情報(左脳に入る)で目覚めやすいことも明らかになったそう。
 この左脳が起きているのは、おそらく外部の出来事に素早く反応するための仕組みであろうと考えられる。クジラ、イルカ、渡り鳥など寝ながら飛んだり、泳いだりする生き物は、左右の脳が交互に寝ることが知られているが、同様の仕組みかもしれない。1週間後、11人に再び同じ施設に泊まってもらうと、この左右差は消失したそうで、慣れれば通常睡眠に戻るということかも知れない。
Night Watch in One Brain Hemisphere during Sleep Associated with the First-Night Effect in Humans
Masako Tamaki, Ji Won Bang, Takeo Watanabe, Yuka Sasaki
Curr Biol.DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.cub.2016.02.063

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