統合失調症では認知機能テストの成績が低く、実行機能は高齢なほど低下が大きい

 統合失調症では最初の精神病エピソードで認知機能がやや低下することが報告されていますが、ワルシャワ医科大学のAnna Mosiolekらは、18~55歳の統合失調症入院患者128例(女性:64例、男性64例)と対照群64例(女性:32例、男性32例)の認知機能について、ウィスコンシンカード分類課題(WCST)、レイ聴覚性言語学習検査、レイ複雑図形検査、トレイルメイキングテスト、ストループ課題、言語流暢性検査、ウェクスラー数唱課題を用い調査し、18~25歳、26~35歳、36~45歳、46~55歳に分け検討したそうです。
 その結果、統合失調症患者では、対照群と比較し、すべての認知機能テストで有意に得点が低かった。実行機能を示すWCSTでは18~35歳では差が認められなかったが、36~45歳で差が認められ、高齢者そうでは大きな差となっていたそうです。これらの認知機能テストの成績は分散が大きいのでこの人数でOKなのかは問題ですが。
Cognitive impairment in schizophrenia across age groups: a case-control study.
BMC psychiatry. 2016;16(1);37. doi: 10.1186/s12888-016-0749-1.
Anna Mosiołek, Jacek Gierus, Tytus Koweszko, Agata Szulc

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