悪者はB2M?

 若いネズミの血液を老齢ネズミに輸血すると認知機能が改善し、神経幹細胞も増えることが示されている。また、これにはGDF11という成長分化因子が関与し、この投与で老齢ネズミの脳や筋肉が若返ることもs召されている。GDF11が加齢で失われるから、補おうという話だ。
 一方、加齢によって増え、学習t記憶の能力を妨げる物質もあるらしい。免疫機能に関連するタンパク質β2ミクログロブリン(B2M)は血液中に蓄積していく。Saul Villedaたちは、ヒトでもマウスでも高齢の個体ではB2Mレベルが高く、しかも加齢とともに増加していくことを示し、B2Mを欠失したマウスでは加齢性の記憶力の喪失が起こらないが、若いマウスにB2Mを注射すると、全身性投与でも脳への直接投与でも、学習、記憶課題の成績が低下し、新たに生じたニューロンの成長が抑制されることを示した。またこれは一過性で回復も見られた。
 B2M阻害剤が次の脳若返り候補?
β2-microglobulin is a systemic pro-aging factor that impairs cognitive function and neurogenesis
Lucas K Smith,Yingbo He,Jeong-Soo Park,Gregor Bieri,Cedric E Snethlage,Karin Lin, Geraldine Gontier,Rafael Wabl,Kristopher E Plambeck,Joe Udeochu,Elizabeth G Wheatley, Jill Bouchard,Alexander Eggel,Ramya Narasimha,Jacqueline L Grant,Jian Luo,Tony Wyss-Coray& Saul A Villeda
Nature Medicine (2015) doi:10.1038/nm.3898 Received 01 May 2015 Accepted 08 June 2015 Published online 06 July 2015

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