アルツハイマー病の血液判定

 アルツハイマー病にはアミロイドβがかかわりますが血液検査は容易ではありませんでした。しかし、国立長寿医療研究センターが開発したマイクロビーズと豊橋技術科学大学が開発した半導体イメージセンサを組み合わせてアミロイドβペプチドの高感度検出に成功しており、これがアルツハイマー病の診断に役立ちそうです。
 一方、筑波大の内田先生、東京医科歯科大の朝田先生らは、アミロイドベータを排出したり毒性を弱めたりする働きを持つ3種類のたんぱく質に着目し、茨城県の高齢者約900人を12年間追跡調査。その結果、血液中の3種類のたんぱく質の量が少ないと、認知機能検査の点数が悪い傾向があり、アルツハイマー病予備軍とされる「軽度認知障害(MCI)」のリスクが高いことを明らかにしました。
 血液中の補体タンパク質、アポリポタンパク質、トランスサイレチンの3つの血清タンパク質を組み合わせた解析(マルチマーカーによる回帰分析)により、認知機能健常とMCIを約80%の精度で識別することに成功したのです。
この検査は、既に実用化されており、全国約400の医療機関で検査を受けられるそうです。

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