片足立ちが20秒できないと小脳の障害が疑われ、認知機能も低い

 小脳は小さいながら大脳の8倍ほどの脳細胞数を持ち、極めて整然とした構造を持っています。鳥類でよく発達しており、飛ぶ、という極めて高度な運動調整が可能なのは小脳の発達故と考えられています。このように小脳は運動機能やその調整とよくかかわりますが、言語処理や計算、推測など高次の脳機能とも深くかかわることが知られてきています。
 京都大学大学院の田原准教授らは、平均年齢が67歳の高齢者1400名に片足立ちをしてもらい、その後MRI検査を実施しました。その結果、20秒以上の片足立ちが困難な姿勢制御が不安定だった人たちは、高齢者の脳卒中と関連するラクナ梗塞や微小出血等の脳小血管損傷がみつかりやすく、また認知機能が低いことが示されました。片足立ちは高齢者の運動能力チェックでしばしば用いられていますが、このチェックが小脳のみならず、脳全体のチェックにもなるわけです。
Association of Postural Instability With Asymptomatic Cerebrovascular Damage and Cognitive Decline
The Japan Shimanami Health Promoting Program Study
Yasuharu Tabara, PhD, Yoko Okada, MD, PhD, Maya Ohara, MD, Eri Uetani, MD, PhD, Tomoko Kido, MD, PhD, Namiko Ochi, MD, PhD, Tokihisa Nagai, MD, PhD, Michiya Igase, MD, PhD, Tetsuro Miki, MD, PhD, Fumihiko Matsuda, PhD and Katsuhiko Kohara, MD, PhD
STROKEAHA.114.006704
Published online before print December 18, 2014,
doi: 10.1161/STROKEAHA.114.006704

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