歩きながら考えた方が創造性が増すそうです

 Oppezzoらは四つの実験で、歩いているさなかでも、その直後でも、歩くことで創造性を高めることを示しました↓。 まず実験1では、坐った状態とトレッドミル上で歩いている状態とで、拡散的な創造性を調べるギルフォードの別用途想像テスト(GAU)と、収束的な思考力を調べる遠隔性連想テスト(CRA)を実施しました。その結果、歩くことでGAUが81%、CRAが23%向上しました。
 実験2では、坐ってから歩く、歩いてから座る、坐ってまた座る場合で、GAUに答えてもらったところ、やはり歩くことで高得点になりました。特に歩いた後に坐った場合、より創造性が高まりました。
 実験3では、外を歩く効果が調べられ、実験4では、歩くことで創造的なアナロジーをどれだけ生み出せるかが調べられました。結果、外を歩くことがもっとも新奇で質の高いアナロジーを生み出しました。
 外を歩いていると、脳が鎮静化し、記憶と内省にかかわる脳のデフォルトネットワークが働きやすくなることが、創造性を高める一因かもしれません(もっともうちの調査では、GAUの繰り返し用の二種のテストの得点に有意差があり、どうなんでしょうGAU、と思ってはいますが)。
 ま、長期的にはウォーキング習慣が脳機能維持に役立つのは繰り返し報告されているので、損はないと思いますが。
J Exp Psychol Learn Mem Cogn. 2014 Apr 21. [Epub ahead of print]
Give your ideas some legs: The positive effect of walking on creative thinking.
Oppezzo M, Schwartz DL.





勉強にハマる脳の作り方
フォレスト出版
篠原菊紀

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 勉強にハマる脳の作り方 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

みかん
2014年08月13日 15:14
動きたくても、動けないような場合はどうすればいいのでしょうか。

この記事へのトラックバック