ゲームと脳

 イギリスの放送局BBCがケンブリッジ大のオーエンと共同で脳トレゲームの効果を検証しました。視聴者11430人(18~60歳)を3つのグループに分け、第1のグループは論理、計画、問題解決を重視した訓練を、第2のグループは市販の脳トレソフトに似た短期記憶、集中、視覚空間能力、数学の訓練を、1日10分以上1週間3回で6週間、オンラインで行ってもらいました。また、第3のグループは、ネット上で質問に答える単純な作業を行いました。結果、第一、第二のグループは第三グループにくらべトレーニングした能力が改善しましたが、どのグループも記憶、論理、学習といったIQ的なテストの成績は改善しませんでした。オーエンは「自分の脳をよくしようと認知訓練を行うことは支持できない」と言っています。
 一方で、アクション満載のシューティング・ゲームは、感覚情報をすばやく正確な判断につなげる能力を向上させるとか、テトリスで前運動野が厚みを増すなどの報告があります。また、5698人を追い続けたフランスの調査では、クロスワード、トランプ、芸術活動への参加など刺激的なレジャーが少なくとも週2回以上の高齢者では、認知症の発症の危険性が50%少なくなります。ゲームが認知機能低下を抑制し、かつ認知症発現後では逆に認知機能低下を促進するという報告もあります。
 さて、あなたならどうしますか。ゲームしますか、止めますか?
 ちなみにBBCの議論は学力論と部分的に重なります。国語を勉強すれば頭がよくなるのか、算数を勉強すればよくなるのか。算数を勉強すれば、その勉強した部分の算数はできるようになる。国語も同じ。しかし、国語、算数などに共通すると考えられる頭の良さ(一般IQ)は変わるのか?というものです。そして短期的な各科目学習では一般IQは変わりません。で、勉強はしなくてもいいのでしょうか?

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