重要、ふたつ

バイオトゥデイよりふたつ
2007-02-12 PPP1R1B遺伝子がコードしているドーパミン/cAMP調節性リン酸化タンパク質・DARPP-32は、ドーパミン入力を受け取るニューロン(dopaminoceptive neuron)へ到着する情報を統合しています。これまでの研究から、DARPP-32はD2受容体刺激作用を仲介し、多岐にわたる精神異常誘発性薬剤の共通経路において重要な節目の役割を有し(1)、コカインの作用に関与することが示唆され(2)、線条体機能や可塑性に影響を与えることが報告されています。しかし、ヒトにおけるDARPP-32の機能は殆ど分かっていません。
新たな研究により、前頭前野・線条体機能に依存したいくつかの認知機能検査の成績改善と関与するPPP1R1Bハプロタイプが同定されました(3)。
健常人での画像調査から、このハプロタイプは新線条体ボリューム、新線条体の活性化、前頭前皮質の機能的な繋がりに影響を与えると分かりました。
また、1家系をベースにした解析により、このハプロタイプは統合失調症のリスクとも関連すると分かりました。
この結果から、前頭前野-新線条体系はPPP1R1B遺伝子の変化の影響を受け、DARPP-32は認知機能において重要な役割を担っていると示唆されました。また、DARPP-32は統合失調症の病理にも関連しうると考えられました。

2007-02-14 ラットでの実験から、長い間眠らないと血液循環中のコルチコステロンのレベルが上昇して海馬でのニューロン新生(神経新生)が阻害されると分かりました。
コルチコステロンレベルを一定にすると睡眠不足による細胞増殖の低下を予防できました。
慢性睡眠枯渇後の神経新生は2週間で正常レベルに回復し、新規ニューロン形成が一時的に上昇しました。
この補償的な神経新生の上昇はグルココルチコイドレベルや正常な睡眠パターンの回復とは分離していました。
以上より、断眠によるストレスで神経新生が阻害されるが、その後の補償的な神経新生の回復作用にはグルココルチコイド非依存的な要因が関与していると示唆されました。

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    Excerpt: 娘は統合失調症で悩んでいます。誰でも人は、病に見舞われたとき初めて知る虚脱感、そして何故?自分が・・・この世の不幸を自分だけが背負い込んだ気持ちにさせられます。好きこのんで病気に罹った訳ではないのに生.. Weblog: 只今失業中、オヤジの日記 racked: 2007-04-07 12:10