「はげひげ」の脳的メモ

アクセスカウンタ

zoom RSS 眠気の正体

<<   作成日時 : 2018/06/26 00:28   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

「眠い」「頭すっきり」誰でもわかる。しかし、生き物はなぜ「眠気」を感じられるのか、眠気の分子的基盤はほとんどわかっていなかった。しかし、眠りについてテキサス大、筑波大で研究を行ってきた柳沢先生、船戸先生らは、脳内にある80種類のタンパク質の働きが活性化すると眠くなり、眠りにつくとその働きが収まるのをマウスの実験で発見し、これが眠気の正体として「スニップス」となづけたそう。
 柳沢先生はテキサス大のころ、まっ昼間に突然睡魔に襲われてぐっすりと眠り込む、そんな睡眠障害を「ナルコレプシー」と言いますが、これは脳内のタンパク質「オレキシン」の欠乏が強くかかわることを見出しました。そして、オレキシンを欠損させたり補充したりすると睡眠と覚醒を制御でき、ナルコレプシーをオレキシンで改善できることを示しました。この方法は時差ぼけの改善や不眠症などの治療にも役立つと期待されています。
Quantitative phosphoproteomic analysis of the molecular substrates of sleep need.
Wang Z, Ma J, Miyoshi C, Li Y, Sato M, Ogawa Y, Lou T, Ma C, Gao X, Lee C, Fujiyama T, Yang X, Zhou S, Hotta-Hirashima N, Klewe-Nebenius D, Ikkyu A, Kakizaki M, Kanno S, Cao L, Takahashi S, Peng J, Yu Y, Funato H, Yanagisawa M, Liu Q.
Nature. 2018 Jun 13. doi: 10.1038/s41586-018-0218-8.
 眠りはだいじです。睡眠不足はキナーゼ複合体mTORC1の活性化を抑制し、海馬神経の蛋白質合成を妨げてしまうのだとか。そしてこれが睡眠不足による記憶力の低下の一要因らしい。
 実際、mTORC1によって増えるリン酸化4EBP2を多く保つようにしておくと、睡眠不足でも海馬の蛋白質合成が損なわれず、海馬依存的な記憶障害が防げるのだとか。この手法を使えば、睡眠時間を削りに削ってもOK????
Sci Signal. 2016 Apr 26;9(425):ra41. doi: 10.1126/scisignal.aad4949.
Sleep deprivation impairs memory by attenuating mTORC1-dependent protein synthesis.
 とはいえ、睡眠中にいわゆる記憶のほか、技の記憶(スキル)も定着することが知られています。ひらめきを促進するとの研究もあります。アミロイドβが減ることも報告されているので、よく寝ること、だいじです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
篠原教授の 楽ラク脳トレーニング DVD全12巻
眠気の正体 「はげひげ」の脳的メモ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる