「はげひげ」の脳的メモ

アクセスカウンタ

zoom RSS 仕組みは必然?人工知能が勝手にグリット細胞らしきものを生み出した

<<   作成日時 : 2018/05/18 00:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 生き物にとって場所の認識は重要です。どこでエサを得たか、どこで危機に陥ったか、その認識と記憶がなければ、生き残りの確率が低下してしまいます。オキーフ博士とモーザー博士夫妻がこの仕組みを明らかにしています。オキーフ博士は海馬に特定の場所で発火する細胞を見つけ「場所細胞」と名付けました。またこの場所細胞の発火が10Hzほどのθ波によって同期しており、かつそれが位相的にずれていることで、空間の位置関係表現がθ波一サイクルに圧縮されます。これを「場所細胞の位相前進」と呼びます。さらにモーザ―博士夫妻は、海馬嗅内皮質に空間を正三角形で埋め尽くしたとき、その全ての頂点で活動するようなニューロンが存在することを見出し「グリット細胞」と名付けました。つまり嗅内皮質には空間にめもりをつけるような細胞があるわけです。そしてグリッド細胞と場所細胞で空間的な位置における自分の位置が把握されるわけです。
 さて、↓はディープラーニングでファイアマンの経路積分を学習させたところ、グリット細胞の持つ空間指示的な性質が現れることを見出したという論文。さらにこのネットワークを改良すると、人間以上のナビゲーション能力が獲得できたというもの。つまりグリッド細胞のような特異な仕組みが、人工知能に同様の目的を果たさせようとすると自然発生する、仕組みの発現は必然であるのかもしれない。こういう事がそこかしこにありそうな感じは、iPS研究でも各所で見受けられる。
Vector-based navigation using grid-like representations in artificial agents.
Banino A, Barry C, Uria B, Blundell C, Lillicrap T, Mirowski P, Pritzel A, Chadwick MJ, Degris T, Modayil J, Wayne G, Soyer H, Viola F, Zhang B, Goroshin R, Rabinowitz N, Pascanu R, Beattie C, Petersen S, Sadik A, Gaffney S, King H, Kavukcuoglu K, Hassabis D, Hadsell R, Kumaran D.
Nature. 2018 May 9. doi: 10.1038/s41586-018-0102-6.

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
篠原教授の 楽ラク脳トレーニング DVD全12巻
仕組みは必然?人工知能が勝手にグリット細胞らしきものを生み出した 「はげひげ」の脳的メモ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる