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zoom RSS 自閉症スペクトラム症と向き合うときはおびえた方がいい?

<<   作成日時 : 2017/12/05 21:58   >>

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 人や哺乳類は無意識のうちに目の前にいる人の心的状態の影響を受けるらしいことが知られている。たとえば恐怖を感じている人の冷や汗のにおいをかぐと交感神経活動が増したりする。匂いなどの化学物質が何らかのコミュニケーション手段になっているわけだ。
 ↓はそうした無意識の反応が自閉症スペクトラム症では定型発達と真逆であったりするという報告。イスラエルのNoam Sobelらは、神経学的機能が正常な者が無意識に「恐怖の匂い」に触れると、自律神経系の活動が高まったが、ASD者は、そうならないことを明らかにした。
 「恐怖の匂い」は、スカイダイビングを行う者がコルチゾール濃度が高まるようなストレス状態にあるときの汗をかがせた場合で、これをかがせると定型発達では交感神経活動が高まり、呼吸や心拍が増す。恐怖の匂いを放つマネキン人形より、落ち着いて歩く人から採取された汗を発するマネキン人形を高く信頼する。しかし、ASDでは、逆に恐怖の匂いを放つマネキン人形の方を信頼する。
 匂いの感度自体はASDと定型発達に差がみられておらず、化学信号から読み取る情動信号が異なってしまう可能性があるわけだ。単純に言えば、ASDとともにある人と接するときにはおびえていた方が信じてもらえるのかもしれず、カウンセリング場面で通常求められるゆったりとした空気感が、むしろラポートを遠ざけているのかもしれない。直感的、経験的にはありそうなことのようにも思える。むしろ怯えの共有がだいじなのかもしれない。
Altered responses to social chemosignals in autism spectrum disorder.
Endevelt-Shapira Y, Perl O, Ravia A, Amir D, Eisen A, Bezalel V, Rozenkrantz L, Mishor E, Pinchover L, Soroka T, Honigstein D, Sobel N.
Nat Neurosci. 2017 Nov 27.

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