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zoom RSS 若年では認知機能の低下を招くカンナビノイドが老齢では効果を示す???

<<   作成日時 : 2017/05/15 22:03   >>

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 カンナビノイドはマリファナの主要な精神活性成分。カンナビノイドの使用は急性の認知機能障害を引き起こし、乱用の危険が高いことが示されている一方で、もともと脳内にあるカンナビノイド系は加齢に伴ってその働きを弱めるので、高齢では認知機能低下予防に役立つ可能性も指摘されていた。
 そこで、↓の研究では、カンナビノイドのTHC(テトラカンナビノール)を、若齢(2か月齢)、成熟(12か月齢)、老齢(18か月齢)のマウスに低用量で長期投与してその効果を調べた。
 結果、若齢マウスでは学習・記憶課題の処理能力が低下した。一方で、成熟マウス、老齢マウスでは、学習・記憶課題の成績が改善したとか。また、成熟、老齢マウスでは、この課題成績の向上に伴って、記憶に関連する海馬全域の遺伝子発現パターンが変化し、若齢マウスとよく似たパターンになったそう。人でどうかは不明だし、その作用機序もわからないが興味深い研究ではある。
 余談だが、脳の変化、遺伝子発現のパターンの変化とかいわれると、すごいことのようにとらえられがちだが、こういうことはよく起こることが次々示されるつあるのが現状なので、脳、遺伝子で何か決定打となるという考えはやめた方がいい。
A chronic low dose of Δ9-tetrahydrocannabinol (THC) restores cognitive function in old mice.
Bilkei-Gorzo A, Albayram O, Draffehn A, Michel K, Piyanova A, Oppenheimer H, Dvir-Ginzberg M, Rácz I, Ulas T, Imbeault S, Bab I, Schultze JL, Zimmer A.
Nat Med. 2017 May 8. doi: 10.1038/nm.4311.

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