「はげひげ」の脳的メモ

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zoom RSS 小脳は報酬、報酬期待、報酬予測誤差(がっかり)ともかかわるらしい

<<   作成日時 : 2017/04/07 01:18   >>

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 一般に、小脳、大脳基底核などより大脳の方が進化的で、「高次」処理をしている、と「価値的」にとらえられている。一方で、進化とは後からの付け足し、それによる増幅や調整力の向上に過ぎないといった考え方もある。たとえば運動だけにかかわるように考えられてきた小脳も、計算処理や感情処理などにかかわっており、そもそも小脳でたいがいのことはできる。後から乗っかってきた大脳がそのシステムを牛耳っているように見えるだけだ、というわけだ。
 ↓はそういう理解につながる研究。小脳の顆粒細胞は感覚と運動の信号を運び、それによって下流のプルキンエ細胞は、運動に関係する微細な状況変化を感知、調整するが、自由行動下のマウスに二光子カルシウム画像化法を適用して調べたところ、多くの顆粒細胞が報酬の期待についての情報も運んでいたとのこと。報酬の供与、報酬の期待、報酬の欠如に応答する集団がそれぞれ別個にあり、一部の反応は学習の進行とともに発達したいったという。
 小脳は感覚運動学習モデルの確立にかかわるだけではなく、認知処理モデルの確立にもかかわっているわけで、一般に、やる気や意欲の中枢は線条体と考えられているが、その基本はすでに小脳にあるのかもしれない。
 手前勝手に想像の翼を広げれば、だからやる気や意欲の障害でもあるギャンブリング障害で、マラソンとかがやくだったりするのはこういう経路も関与するのかもしれない。
Cerebellar granule cells encode the expectation of reward
Mark J. Wagner, Tony Hyun Kim, Joan Savall, Mark J. Schnitzer & Liqun Luo
Nature 544, 96–100 (06 April 2017) doi:10.1038/nature21726
Received 27 August 2016 Accepted 02 March 2017 Published online 20 March 2017

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